「コインチェックのスプレッドは本当に広いの?」
「他の取引所とどれくらい違うのか知りたい」
「スプレッドを抑えるための具体的な方法は?」
そのような疑問や悩みを解決するための情報を、この記事でお伝えします。
暗号資産取引を行う際、避けて通れない問題が「スプレッド」です。
特にコインチェックのスプレッドの広さは、多くの方が気になるポイントではないでしょうか。
結論、コインチェックのスプレッドは広いです。
一方で、コインチェックのスプレッドを抑える方法があるんですよ!
本記事では、主要取引所5社で比較を行い、スプレッドを抑えるための具体的なコツや、取引所選びの基準について解説します。
この記事を読み終えると、コインチェックを利用し続けるべきか、他の取引所を検討すべきか、明確な判断ができるようになります。
スプレッドとは何か?
スプレッドとは、購入価格と売却価格の差額のことです。
スプレッドは取引を行う際の実質的な手数料で、スプレッドが広いほど取引コストが高くなるため、投資効率が下がります。
たとえば、以下の例で考えてみましょう。
1BTCの購入価格:500万円
1BTCの売却価格:495万円
この場合、スプレッドは5万円です。
つまり、スプレッドは 1% となり購入した直後に売却すると、5万円分損をしてしまいます。
特に、販売所形式での取引はスプレッドが広い傾向にあるため、スプレッドの広さを意識するのが重要です。
次に、具体的にスプレッドを比較してみましょう。
【5社】暗号資産取引所スプレッドの比較
下の表はコインチェックを含めた暗号資産取引業者5社でスプレッドの比較をしたものです。
BTC | ETH | XRP | |
---|---|---|---|
コインチェック | 約5.9% | 約6.8% | 約8.7% |
GMOコイン | 約4.9% | 約4.4% | 約4.3% |
bitbank | 約4.9% | 約4.9% | 約4.9% |
BITPOINT | 約5.8% | 約6.7% | 約8.6% |
SBI VCトレード | 約4.4% | 約5.1% | 約4.6% |
コインチェックは5社の中でスプレッドが最も広いのがわかります。
ビットコインのスプレッドが最も狭いのはSBI VCトレード、全体的なスプレッドが狭いのはGMOコインです。
【2社】スプレッドの狭いオススメの暗号資産取引所
スプレッドの狭いオススメの暗号資産取引所を2社紹介します。
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スプレッドと手数料を抑える3つのポイント
スプレッドを抑えるポイントを3つ紹介します。
- 販売所ではなく取引所を利用する
- 複数の暗号資産取引所を使い分ける
- キャンペーンを活用する
1つずつ説明するので、ポイントをつかみ、取引で損をしないようにしましょう。
販売所ではなく取引所を利用する
暗号資産取引でスプレッドを大幅に抑えたいなら、販売所ではなく取引所を利用しましょう。
その理由は、取引所ではユーザー同士が直接取引を行うため、スプレッドが発生しないからです。
たとえば、コインチェックでビットコインを100万円分購入する場合のコストを比較してみましょう。
【販売所 】
スプレッド 5% =50,000円
【取引所 】
スプレッド 0% =0円
取引所の利用で、50,000円のコスト削減が可能です。
ただし、取引所は操作が少し複雑なため、初心者の方は少額取引からスタートし、取引所の仕組みに慣れていくのがオススメです。
複数の暗号資産取引所を使い分ける
暗号資産取引でスプレッドを抑える2つめのコツは、複数の取引所を使い分けることです。
なぜなら、暗号資産取引所ごとに設定している銘柄ごとのスプレッドが異なるからです。
実際の取引例で見てみましょう。
ビットコイン100万円購入時の比較 | イーサリアム50万円購入時の比較 |
---|---|
GMOコイン: スプレッド約4.9%=49,000円 SBI VCトレード:スプレッド約4.4%=44,000円 | コインチェック :スプレッド約5.9%=59,000円GMOコイン: スプレッド約4.4% =22,000円 SBI VCトレード:スプレッド約5.1%=25,500円 | コインチェック :スプレッド約6.8%=34,000円
このように、通貨ごとに最適な取引所が変わってきますので、複数の暗号資産取引所を利用するのがオススメです。
キャンペーンを活用する
暗号資産取引でスプレッドや手数料を抑える3つめのコツは、暗号資産取引所が実施しているキャンペーンを活用することです。
多くの暗号資産取引所では、新規口座開設や特定の取引に対して、手数料無料キャンペーンやキャッシュバックキャンペーンを行っています。
たとえば、期間限定で特定銘柄のスプレッド縮小キャンペーンを実施していたり、新規口座開設後の初回入金でキャッシュバックを受けられるキャンペーンを実施していたりします。
うまく利用し、お得な条件で暗号資産取引をしましょう。
暗号資産取引所の販売所と取引所の違い
暗号資産取引所では「販売所」と「取引所」2つの取引方法があります。
どちらもビットコインやイーサリアムなどの主要銘柄の売買ができますが、重要な違いが4つあります。
以下が4つの違いです。
- 最低購入金額が異なる
- 取引完了までのスピードに差がある
- 取扱い銘柄の数が違う
- 取引画面の操作性が異なる
それでは、これらの違いを詳しく見ていきましょう。
最低購入金額に違いがある
販売所と取引所では、最低購入金額に違いがあります。
下記はコインチェックのビットコインの最低購入金額です。
【販売所】:500円から
【取引所】:最小注文単位が0.001BTC以上から
2024年11月現在のビットコインの価格は約1,400万円なので、0.005BTCを購入する場合、約14,431円必要です。
販売所は少額からの売買が可能ですが、取引所はある程度まとまった金額が必要なので、覚えておきましょう。
取引完了までのスピードに差がある
販売所は即時に売買の成立しますが、取引所は取引成立までに時間がかかる場合があります。
その理由は以下の通りです。
【販売所】
暗号資産取引業者が直接取引相手になるため、希望した価格で即座に売買が成立するから
【取引所】
売り手と買い手の条件が一致する必要があり、価格や注文状況によって取引成立までに時間がかかる場合があるから
ただし、ビットコインやイーサリアムのような取引量が多い主要銘柄であれば、取引所でも一瞬で取引が成立します。
したがって主要な銘柄の取引では、取引所を利用するのがオススメです。
取扱い銘柄の数が違う
取扱い銘柄の数は、一般的に販売所の方が多くの銘柄を取扱っています。
その理由は、新しい銘柄はまず販売所で提供され、そのあと流動性が確保されると取引所でも取引が可能になるためです。
2024年11月現在のコインチェックの取扱い通貨は以下の通りです。
【販売所】30種類
【取引所】20種類
取引所は取引コストが抑えられるというメリットがあるため、人気の主要銘柄をコスト重視で取引したい方に適しています。
取引画面の操作性が異なる
販売所と取引所では、取引画面の操作性に違いがあります。
販売所の画面は、直感的でシンプルな操作性が特徴です。
購入金額を入力し、ボタンを押すだけで取引が完了するため、初心者でも迷わず使いやすい設計になっています。
一方、取引所の画面は「指値注文」や「成行注文」など、テクニカルな操作性が特徴です。
注文板やチャートを活用して、自分の希望する価格や数量を設定する必要があるため、ある程度の慣れが求められます。
このように、販売所と取引所の取引画面の操作性には大きな違いがあり、目的やスキルに応じて使い分けることが重要です。
複数取引所の口座を持つメリットとデメリット
複数の暗号資産取引所に口座を持つのは、取引の幅を広げる多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。
利用目的や状況に応じて、適切に判断することが重要です。
メリット
複数口座を持つメリットは、以下の3つです。
- スプレッド比較が可能
各暗号資産取引所のスプレッドを比較できるので、よりコストを抑えた取引が可能です。 - リスク分散効果
万が一、取引所に障害が発生した場合でも、他の取引所を利用できるためリスクを軽減できます。 - キャンペーン活用の機会増加
暗号資産取引所ごとのキャンペーンや手数料割引を利用できる。
たとえば、スプレッドが狭いGMOコインでコストを抑え、取扱い銘柄が多いコインチェックでアルトコインを購入するといった使い分けが可能です。
また、定期的に開催されるキャンペーンを活用すれば、取引手数料を大幅に節約できます。
デメリット
複数口座を持つ場合のデメリットは、以下の3つです。
- 口座管理の手間増加
各取引所のログイン情報や資産残高を管理する手間がかかります。 - KYC審査の複数回実施
口座開設ごとに本人確認手続き(KYC)が必要になるため、手間がかかります。 - 税務申告の複雑化
取引所ごとの取引履歴を集計する必要があり、確定申告時の作業が煩雑になります。
たとえば、各取引所のデータを管理するために、税務申告用ソフトを導入するなど、管理の手間が発生します。
これらのポイントを踏まえ、自分の取引スタイルや目的に合った選択をすることが大切です。
コインチェックがオススメの人
コインチェックは以下の3つの取引やサービスを利用したい人にオススメです。
- ビットコインを購入したい人
- コインチェック限定の暗号資産を取引したい人
- 暗号資産積立を始めたい人
理由を詳しく見ていきましょう。
ビットコインを買いたい人
コインチェックは、ビットコインを購入したい人にオススメです。
理由は以下の通りです。
・取引所の手数料が最安水準である
・ビットコインの取引量が1位なので、流動性が高く約定しやすい
・セキュリティ対策が充実している
上記の理由からコインチェックは、ビットコインの購入に適した暗号資産取引所です。
コインチェック限定の暗号資産を買いたい人
コインチェックのみ取扱いをしている暗号資産が5つあります。
以下の5つです。
- WBTC(ラップドビットコイン)
- FNCT(フィナンシェトークン)
- LSK(リスク)
- BRIL(ブリリアンクリプトトークン)
- BC(ブラッドクリスタル)
これらを購入したい人はコインチェックを利用しましょう。
暗号資産の積立投資を始めたい人
コインチェックは、暗号資産の積立をしたい方にオススメです。
コインチェックの積立は、手数料が無料で1日あたり300円分の暗号資産から積立を開始できます。
また、引落しから買付まで自動なので、手間いらずで運用してくれます。
特に長期投資志向の方や、安全性を重視する方にオススメです。
コインチェックをオススメできない人
以下に該当する人にはコインチェックをオススメできません。
- 暗号資産をひんぱんに送金する人
- アルトコインを購入したい人
理由を見ていきましょう。
暗号資産をひんぱんに送金する人
暗号資産をひんぱんに送金する人には、コインチェックはオススメできません。
なぜなら、コインチェックは暗号資産を別の取引所に送金する際に、送金手数料がかかるからです。
ビットコインを送金する場合を例にします。
【1BTC=1,000万円の場合】
・コインチェック:0.0005BTC=5,000円
・他社:無料
月に4回送金すると、年間24万円の差額が出てしまいます。
なお、送金手数料が無料の取引所は以下の通りです。
送金を多くする人は、送金手数料が無料の暗号資産取引を利用しましょう。
アルトコインを購入したい人
アルトコインを購入したい方には、コインチェック以外の取引所をオススメします。
アルトコインとは、ビットコイン以外の暗号資産の総称です。
コインチェックは、他の暗号資産取引所と比較してアルトコインの取扱い通貨数が少なく、新規通貨の追加頻度も遅いです。
さらに、販売所でのスプレッドが3〜5%と広く、取引コストが高くなる場合があります。
アルトコインの取引を検討している場合は、取扱い通貨数が最も多いbitbankを利用するのがオススメです。
まとめ
この記事では、コインチェックのスプレッドは広いのか?主要5社のスプレッドを徹底比較し、検証してきました。
最後に重要なポイントをおさらいしていきましょう!
・取引所ならスプレッドを気にせず取引できる
・複数の暗号資産取引所を利用しよう
・送金する人には向いていない
・コインチェックしか取扱っていない通貨がある
・コインチェックはビットコインを購入する人にオススメ
コインチェックは、ビットコインを購入する人や積立投資をしたい方にオススメの暗号資産取引所です。
また、送金をひんぱんにする人やアルトコインを購入したい人は、GMOコインやbitbank、BITPOINT、SBI VCトレードを利用しましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事があなたの役にたったのなら幸いです。
よくある質問
- スプレッドを抑えるコツを教えてください。
-
スプレッドを抑えるコツは、販売所ではなく取引所を利用することです。
- コインチェックがオススメの人はどんな人ですか?
-
コインチェックは下記のサービスを利用したい方にオススメです。
ビットコインを購入したい人
コインチェック限定の暗号資産を取引したい人
暗号資産積立を始めたい人
- コインチェックをオススメできない人はどんな人ですか?
-
以下に該当する人にはコインチェックをオススメできません。
暗号資産をひんぱんに送金する人
アルトコインを購入したい人