ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は初めて暗号資産を購入する際に、オススメとして挙げられます。
取り敢えず購入してみたものの、違いについてよく理解できていない方も多いのではないでしょうか?
少額であれば、とりあえずオススメされているものから購入してみますよね!
人気の高い2つの通貨ですが、実は大きく機能が異なります。
本記事では、ビットコインとイーサリアムの違いについて解説していきます。
結論から言いますと、大きな違いは以下の通りです。
・ビットコインは決済手段を目的とする通貨
・イーサリアムはプラットフォームとしての役割をもつ通貨
プラットフォームとはサービスを展開するための基盤となるものです。
例えば、Meta社 (旧Facebook)はFacebookやInstagramのサービスを展開しています。
つまり、FacebookやInstagramのサービスはMeta社 (=プラットフォーム)の上に成り立っていると言えますね。
ビットコインとイーサリアムの違い
ビットコイン とイーサリアムの違いを表にまとめています。
開発者
ビットコインは「サトシ・ナカモト」という人物により開発されていると言われていますが、本名など素性は明らかになっていません。
イーサリアムはロシア系カナダ人である「ヴィタリック・ブテリン氏」により開発された通貨で、開発者の素性が明らかになっています。
発行日
ビットコインは2008年10月に、サトシ・ナカモトがインターネット上に発表した論文から開発が始まり、2009年1月に発行された通貨です。
世界で初めての暗号資産として有名で、後にビットコインの技術を参考にして様々な通貨が誕生しています。
イーサリアムは2015年7月に誕生しました。当時ビットコインに興味を持ったヴィタリック・ブテリン氏は暗号資産への関心を深めていき、イーサリアムをうみだします。
発行数
ビットコインは発行数の上限が決まっていて「2,100万BTC」です。
発行数の上限が決まっている理由はビットコインの価値を保証するためとされています。
それに対して、イーサリアムは発行数に上限がない通貨です。
主に決済手段ではなく、プラットフォームとしての利用を目的としているので、ビットコインと異なります。
時価総額
CoinMarketCapで具体的な数字を比較してみました。 (時価総額は2022/11/20時点)
ビットコインは時価総額が約45兆円で第1位、イーサリアムは約21兆円の第2位となります。
2022/11月時点では2倍の開きがあることが分かるかと思います!
目的
ビットコインは決済手段を目的とする通貨です。
日本で買い物をするときに使用する「日本円」は決済手段として利用する通貨ですよね!
ビットコインは国独自の通貨に代わる存在として期待を集めていて、2021年にはエルサルバドルで法廷通貨として正式に採用されました。
対して、イーサリアムはプラットフォームとしての役割をもつ通貨です。
スマートコントラクトと呼ばれる機能をもっていることから、中央管理者のいないサービスをイーサリアム上で構築することができます。
スマートコントラクトとは自動で契約や取引が実行される仕組みのことです。
自動で実行されること、誰がいつどんな契約・取引をしたのかを閲覧することができるのが特徴です。
例えば、イーサリアムの使用例としては取引所やゲーム、話題になっているNFTもイーサリアム上で構築されています。
結論、どちらがオススメなの?
「どちらがオススメなのかを知りたい!」という声が聞こえてきましたので、筆者の考えをお伝えします!
筆者は「イーサリアム」の未来により期待を寄せています。
なぜか?それはイーサリアムはプラットフォームの役割を果たしていることから、イーサリアム上でアプリやサービスを展開する需要が増えていくと予想しているからです。
あくまで筆者の考えですので、一意見として留めて頂き、最終的にはご自身で判断をしてみてくださいね。
まとめ
2022年11月時点で時価総額1位、2位の「ビットコイン」、「イーサリアム」両者の違いを解説しました。
なんとなく少額を投資していたアナタも、違いを理解できたでしょうか?
以上、ビットコインとイーサリアムの違いの記事でした。
少しでもアナタの役に立ったなら幸いです!