「ステーキングについて詳しく知りたい!」
「報酬の仕組みってどうなってるの?」
「リスクはあるのかな?」
これらの疑問を解決する記事を用意しました。
ステーキングとは保有している通貨を預けるだけで、報酬がもらえる暗号資産の資産運用方法です。
ステーキング利率は最低でも2.2%、最高13.5%と銀行預金の利率0.02%と比較して、101〜675倍も高いです。
実際に私もステーキング報酬をもらっています。
記事後半では、ステーキングの始め方について画像を用いて解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。
ステーキングとは?【預けて増やす運用法】
ステーキングとは、暗号資産を預けて報酬を得る仕組みの資産運用方法です。
ステーキングの年利率は通貨を預ける場所や通貨ごとに異なり、報酬は年利率に応じて毎月ごとにもらえます。
たとえば、1枚1,000円のA通貨を年利率10%で1,200枚運用する場合で計算してみましょう。
A通貨=1,000円
1,000円×1,200枚=120万円
120万円×10%=12万円
上記の場合、年間で12万円がステーキングで得られる報酬です。
1ヶ月あたり1万円増える計算です。
ステーキングで報酬がもらえる仕組み
ステーキング報酬は、ブロックチェーンプログラムから発行される新規通貨と取引手数料から分配されます。
ステーキング報酬が発生する大きな流れは以下のとおりです。
- バリデーターが新規ブロックを生成する。
- 生成報酬として、プログラムがバリデーターに新規通貨を発行する。
- バリデーターは新規通貨の一部を、ステーキングしている人々に分配する。
上記の流れでステーキング報酬が発生します。
これらを1つずつ解説しますね。
バリデーターとは、そのブロックチェーン上で発生した取引が正しいか検証し、ブロックの生成をする承認者のことです。
バリデーターは検証した取引をまとめ、ブロックを生成します。
バリデーターは新規ブロックを生成すると、報酬としてプログラムから新規通貨を発行されます。
バリデーターはステーキングしてくれた人たちに新規通貨を分配します。
これらの流れでステーキング報酬が発生します。
知っておくべきステーキング【基本知識】
ステーキングを始める前に知っておくべき基本知識をまとめました。
- 【ビットコイン不可】ステーキングができない通貨もある
- ステーキング報酬がもらえる時期
- ステーキングの利益は税金がかかる
これらを1つずつ見ていきましょう。
【ビットコイン不可】ステーキングできない通貨もある
ビットコインを含む一部の暗号資産は、ステーキングができません。
なぜなら、Proof of Stake(PoS)と呼ばれるプログラムが採用されているブロックチェーンの暗号資産ではないと、ステーキングができないからです。
Proof of Stakeはプルーフオブステークと読み、Proof of Work(PoW)はプルーフオブワークと読みます。
以下に、Proof of StakeとProof of Workを採用している通貨をそれぞれ5つずつ挙げます。
Proof of Stake(PoS)採用通貨 | (PoW)採用通貨 Proof of Work |
---|---|
Cardano(カルダノ) Tezos(テゾス) Cosmos(コスモス) Polkadot(ポルカドット) | ETH(イーサ)Litecoin(ライトコイン) Dogecoin(ドージコイン) Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ) Monacoin(モナコイン) | Bitcoin(ビットコイン)
ビットコインはProof of Work(PoW)が採用されているので、ステーキングができません。
ステーキングはProof of Stakeが採用されている通貨が対象です。
ステーキング報酬がもらえる時期
ステーキング報酬がもらえる時期は、預け先によって異なります。
たとえば、SBI VCトレードのステーキング報酬は翌月の15日までに付与されます。
また、GMOコインでは毎月10日から17日の間に順次配布の予定です。
ステーキング報酬は自動的に付与されるため、申請や追加の手続きは必要ありません。
ステーキングの利益は税金がかかる
ステーキングで得た報酬は、利益を確定すると税金の対象になります。
会社員は給料以外の所得が20万円を超える場合、確定申告が必要になります。
暗号資産で年間20万円以上の利益があった方は、必ず確定申告をしましょう。
税金が気になる方は、確定申告について詳しく解説した記事をお読みください。
暗号資産のステーキング【3つのメリット】
暗号資産のステーキングには、3つのメリットがあります。
- 銀行に預けるより利率が高い
- 保有するだけで始められる(国内取引所のみ)
- 預けた資産が守られる(国内取引所のみ)
上記3つを順番に見ていきましょう。
銀行に預けるより利率が高い
ステーキングは銀行にお金を預けるよりも、高い利率で資産の運用が可能です。
なぜなら、銀行にお金を預けても1年間で0.2%ほど増えないですが、ステーキングの場合は高利率なもので1年間、12.7%ほど増えるからです。
下の画像はSBI VCトレードのステーキング年率推移です。
画像引用元:SBI VCトレード
SBI VCトレードによるステーキングの年率推移を見ると、半年間を通じて高い利率で推移しているのがわかります。
たとえば、DOTは15%ほどで推移をしており、100万円分のDOTを預けていた場合、年間で15万円増えるシミュレーションです。
一方、銀行の普通預金では1年間のトータル利息が0.2%ほどなので、100万円を預けていても、1年間で2,000円しか増えません。
この比較から、ステーキングは銀行の預金よりもはるかにお得であると言えます。
対象通貨を保有するだけでステーキングが始められる(一部の国内取引所のみ)
一部の国内取引所では、対象となる暗号資産を保有するだけで、ステーキングが可能です。
たとえば、国内の暗号資産取引所のSBI VCトレードやGMOコインでは、対象の暗号資産を保有しているユーザーは、追加の手続きなしで自動的にステーキングが行われます。
ステーキング対象通貨の保有者に自動的に報酬が付与されます。
預けた資産が守られる(国内取引所のみ)
国内の暗号資産取引所に預けた資産は、安全に守られています。
なぜなら、顧客から預かっている資産は、分別管理がされているからです。
金融庁に登録している暗号資産取引所は、銀行や証券会社と同様に顧客資産と自社の資産を分別して管理することが義務付けられています。
たとえば、SBI VCトレードやGMOコインの国内取引所では、顧客の資産は別口座で管理され、定期的にセキュリティ監査が行われています。
また、これらの取引所は金融庁からのライセンスを取得しており、顧客の資産保護のための厳格な基準を満たしています。
このように、国内の暗号資産取引所は、ステーキングで預けられた資産を安全に保護しています。
SBI VCトレードで1年間ステーキングするといくら儲かる?
ステーキングで得られる年間収益の目安をみていきましょう。
SBI VCトレードでATOMを1,000ATOM分、1年間ステーキングした場合の利益を計算してみました。
2024年3月現在の1ATOMの価格は1,775円です。
SBI VCトレードではステーキング利率の25%が手数料としてかかります。
直近6ヶ月のATOMの平均利率が15%なので、手数料25%を差し引いた実際のステーキング利率は約11.25%になります。
この条件で1,000ATOM(1,775,000円相当)を年利11.25%でステーキングすると、年間の報酬は以下の通りです。
【計算式】
1,000ATOM × 11.25% = 112.5ATOM
これにより、年間で112.5ATOM(199,657円相当)のステーキング報酬が得られることになります。
月額に換算すると、112.5ATOM ÷ 12ヶ月 = 9.375ATOMで、毎月約16,640円相当のATOMが報酬として得られます。
ステーキングのシミュレーションに興味のある方は、下記のサイトで試算してみると良いでしょう!
ステーキングのデメリットとリスク
ステーキングには2つのデメリットと1つのリスクがあります。
ステーキングのデメリットとリスクは次のとおりです。
- 年利率が毎月変動する
- 通貨自体の価格下落の可能性がある
- 通貨のロック期間がある
これら3つを解説します。
ステーキングを始めるなら、デメリットとリスクを理解しましょう。
【デメリット】年利率が毎月変動する
ステーキングのデメリットの1つは、年利率が毎月変動してしまうことです。
年利率が毎月変動すると、年間収益の予測が難しくなりますよね。
下の画像はSBI VCトレードのステーキング年率推移です。
多くのバリデーターは年率を表示していますが、実際利率は毎月変動します。
つまり、年利率はバリデーターの実績によって左右され、毎月変動するのを覚えておきましょう。
【デメリット】通貨のロック期間がある
公式のアプリや海外取引所でステーキングを行う際、多くの場合ロックアップ期間が設定されており、その期間中はステーキングした通貨を引き出せません。
たとえば、DOT(ポルカドット)公式のPolkadot{.js} extensionでステーキングする場合、30日と60日、90日と段階的なロック期間が存在します。
これらのロック期間中は、預けた通貨を引き出せません。
一方で、SBI VCトレードとGMOコインの国内取引所のステーキングサービスでは、ロックアップ期間が設定されていないため、いつでも通貨を引き出すことが可能です。
これらの取引所は、ロックアップ期間のないステーキング先としてオススメです。
【リスク】通貨自体の価格下落の可能性がある
通貨自体の価格が下落すると、年利で通貨がもらえていても、全体の収益で損をしてしまうリスクがあります。
たとえば、年利率10%で1,000Cosmosをステーキングした場合を例にしてみます。
上記の場合、年間100Cosmosの報酬を受け取れ、1Cosmosが1,000円だった場合、年間で10万円の利益が発生します。
ところが、ステーキング後にCosmosの価格が下落し、1Cosmosが500円になってしまった場合、合計110万円の価値があったはずのCosmosが、55万円に減少してしまいます。
暗号資産は価格変動が大きいので、暴落のリスクを理解してステーキングをしましょう。
ステーキング初心者にオススメの取引所
ステーキング初心者にオススメの取引所を紹介します。
これから紹介する取引所は、口座内に通貨を保有しているだけでステーキングができます。
【SBI VCトレード】ステーキング初心者におすすめ!預けるだけで資産UP
【取引所】 取扱銘柄数 | 【取引所】 取引手数料 | 【販売所】 取扱銘柄数 |
7種類 | Maker:-0.01% Taker:0.05% | 24種類 |
送金手数料 | 出金手数料 | 口座開設 キャンペーン |
無料 | 無料 | 公式サイト |
- ステーキング初心者にオススメ!対象銘柄を預けるだけ
- 暗号資産の積立購入もできてリスク分散!
- WEB3ウォレットは日本円だけでNFT売買が可能&手数料無料
ステーキングを始めたいけれど、どこから手をつけていいか分からない初心者の方はSBI VCトレードがオススメです!
ステーキング実績(2024年7月)
【ステーキング年率推移】
暗号資産を預けるだけなので、複雑な操作や深い知識がなくてもステーキングに参加できます。
また、いま話題の暗号資産の積立購入もできるようになりました。
定期的に500円から積み立てられるので、リスクを抑えつつ暗号資産トレードを始めましょう!
申込 | 不要 |
---|---|
期間 | 無期限 |
年率 | 2.2~12.7% |
銘柄数 | 10銘柄 |
手数料 | 配分ステーキング報酬の25% |
SBI VCトレードのステーキング利率一覧
2024/3月現在のSBI VCトレードでステーキング可能な通貨の利率一覧を見てみましょう。
通貨名 | SBI VCトレードのステーキング年率 | 手数料差し引き後の年率 |
---|---|---|
ETH | 3.6% | 2.7% |
SOL | 7.8% | 5.8% |
DOT | 16.8% | 12.6% |
ADA | 2.9% | 2.2% |
XTZ | 5.3% | 4.0% |
AVAX | 8.0% | 6.0% |
OAS | 7.3% | 5.4% |
XDC | 6.9% | 5.2% |
ATOM | 15.5% | 11.6% |
FLR | 10.5% | 7.8% |
送金手数料が完全無料【GMOコイン】NFT取引にオススメ!
【取引所】 取扱通貨数 | BTC取引高※ | 【取引所】 取引手数料 |
23種類 | 149 BTC | Maker:-0.01% Taker:0.05% |
送金手数料 | 出金手数料 | 口座開設 キャンペーン |
無料 | 無料 | 最大10万円当たる GET |
- 2024/8/13のBTC24時間取引高(https://jpbitcoin.com/調べ)
- 申込から最短10分で取引開始できる!
- 送金手数料、入出金手数料が無料!
- 取扱銘柄数は国内最大級いつでも欲しい銘柄が買える
GMOコインは各種手数料が無料。NFTの売買時に必要となる送金手数料もモチロン無料!
信頼と実績のあるGMOインターネットグループなので、堅牢なセキュリティ体制でお客さまの大切な資産を守っています。
オンラインで「かんたん本人確認」してしまえば、申し込み後速攻で取引できちゃう!今すぐ始めたいならGMOコインがおすすめです!
申込 | 不要 |
---|---|
期間 | 無期限 |
年率 | 1.3~7.8% |
銘柄数 | 8銘柄 |
手数料 | 配分ステーキング報酬の28% |
GMOコインのステーキング利率一覧
2024/3月現在のGMOコインでステーキング可能な通貨の利率一覧を見てみましょう。
通貨名 | 手数料差し引き後の年率 |
---|---|
DOT | 5.3%〜7.8% |
ATOM | 6.5%〜7.2% |
SOL | 4.1%〜5.4% |
XYM | 3.2%〜4.5% |
XTZ | 2.1%〜4.3% |
QTUM | 1.3%〜4.2% |
ASTR | 一時停止中 |
ADA | 1.5%〜3.0% |
ステーキングする取引所を選ぶ2つのポイント!
ステーキングをする取引所を選ぶポイントを2つ紹介します。
ステーキングする取引所は、以下の2つのポイントで選びましょう。
- 初心者ならSBI VCトレードかGMOコインを選ぼう!
- 利率が高い取引所を選ぼう!
これらを詳しく見ていきましょう。
初心者ならSBI VCトレードかGMOコインを選ぼう!
初めてステーキングをするなら、SBI VCトレードかGMOコインを選びましょう。
なぜなら、SBI VCトレードとGMOコインなら、開設した口座でステーキング対象の通貨を購入するだけでステーキングができるからです。
たとえば、SBI VCトレードの口座でDOTを購入すれば、DOTが自動でステーキングされます。
また、ロック期間と呼ばれる通貨が引き出せない期間がないため、いつでも通貨を引き出したり、移動させられます。
初めてのステーキングなら、SBI VCトレードかGMOコインを選びましょう。
利率が高い取引所を選ぶ
ステーキングをするなら、利率が高い取引所を選びましょう。
ステーキング利率は取引所によって大きく異なり、利率が高い取引所でステーキングをすれば利益を最大化できます。
たとえば年利率が3%の取引所と10%の取引所でそれぞれ100万円をステーキングした場合、年間で7万円分の利益の差がでます。
3%の場合は年間3万円、10%の場合は年間10万円の利益が見込めるため、利率の高い取引所を選ぶのが重要ですよ。
ステーキングの始め方【口座開設~ステーキング完了までをステップ解説!】
ステーキングの始め方をステーキング完了まで2ステップで解説していきます。
今回はSBI VCトレードを例に説明します。
- SBI VCトレードの口座を開設する
- SBI VCトレードでステーキング対象銘柄を購入する
今回はDOTを購入して、ステーキングをしていきます。
「DOT」をタップします。
「買う」をタップします。
「DOTを買う」をタップします。
「確定する」をタップします。
これでステーキングができました。
保有しているだけで、毎月年利率分の通貨が報酬でもらえます。
まとめ
この記事では、暗号資産のステーキングについて詳しく説明してきました。
最後に重要なポイントをおさらいしていきましょう。
・ステーキングとは、暗号資産を預けて報酬を得る仕組みの資産運用方法
・報酬がもらえる仕組みは、プログラムから発行される新規通貨の分配
・ステーキングをするなら、利率が高い取引所を選ぼう!
・初心者ならSBI VCトレードかGMOコインを選ぼう!
・ステーキングの始め方は2Stepで完結
暗号資産のステーキングは、銀行に預けているよりはるかに利率が高く、オススメの資産運用方法です。
これを機にステーキングを始めてみてはいかがですか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事があなたの役に立ったのなら幸いです。
暗号資産のステーキングについてよくある質問
- ステーキングとは何ですか?
-
ステーキングとは、暗号資産を預けて報酬を得る仕組みの資産運用方法です。
- ステーキングのメリットを教えてください。
-
暗号資産のステーキングには、3つのメリットがあります。
- 銀行に預けるより利率が高い
- 保有するだけで始められる(国内取引所のみ)
- 預けた資産が守られる(国内取引所のみ)
- 初心者にオススメの.ステーキングができる取引所は?
-
初心者にオススメの取引所は以下のとおりです。
上記の取引所は、口座内に通貨を保有しているだけでステーキングができます。