【署名なしはNG】クレジットカードのサイン注意点！ニックネームはOK

「なぜクレジットカードの裏面に署名が必要なの？」

「署名の正しい書き方を知りたい」

「伝票のサインとカード裏面の署名が違うとどうなるの？」

上記の疑問を解決できる記事です。

今回はクレジットカードの裏面に署名が必要な理由や、正しい署名の仕方をわかりやすく解説していきます。

特に難しい話ではないので、しっかり理解しておきましょう。

最後まで読むと、支払い時のサインが不要な電子マネーやタッチ決済ができて、さらにポイント還元率がアップするカードもわかりますよ。

クレジットカードの裏面に署名が必要な理由

クレジットカードの裏面に署名が必要な理由は、カードの持ち主（契約者）を示すためです。

クレジットカードは、持ち主以外は使用できません。

これは、ほとんどのカード会社の利用規約に記載されています。

しっかりと署名をして、持ち主以外の不正使用を防ぎましょう。

クレジットカードの裏面に署名がないとどうなるか

クレジットカードの裏面に署名がないと、下記のような問題が起こります。

• カードの利用を断られる
• 不正利用される

ひとつずつ説明していきます。

カードの利用を断られる

お店側は裏面に署名がないカードでの支払いを断れます。

なぜなら、本人のカードかどうか確認が取れないからです。

その場で署名すれば利用できる可能性は高いですが、買い物をする際には、裏面に署名をしてあるかどうかを今一度確認しておきましょう。

不正利用される

カードに署名がないと、失くしたり盗まれたりした時に不正利用される可能性が高まります。

なぜなら、手に入れた他人が署名すればカードを使えてしまうからです。

署名さえられていれば店側は不審に思わないので、不正利用されやすくなります。

クレジットカード裏面に署名がない場合、不正利用されても補償の適用外となります。

クレジットカードの裏面に署名するときの正しい書き方

クレジットカードの裏面に署名するときの正しい書き方は以下の4つです。

順番に説明していきます。

必ず本人が署名する

署名は必ず本人が記入しましょう。

なぜなら筆跡が違うと不正利用を疑われるからです。

家族カードの場合は、クレカ契約者ではなく利用する家族の署名が必要です。

【例：Aさんが本会員の家族カードを配偶者Bさんが利用するなら】
・本会員カードの名義はAさん
・家族カードの名義はBさん

この場合、裏面の署名はAさんではなくBさん本人が名前を記入します。

漢字・カタカナ・ローマ字なんでもOK

署名は、漢字・カタカナ・ローマ字なんでもOKです。

カード裏の署名欄に使う文字には特に決まりがないので、記号やハングル文字でも署名として成り立ちます。

必ず自分で再現できるサインであることが重要です。

フルネームや本名じゃなくても問題なし

カード裏の署名は、名字だけの記入やニックネームでも問題ありません。

クレカ決済でサインを求められたとき、署名欄に書かれているものを再現できれば、持ち主だと認識されるからです。

ただし、イニシャルやニックネームはマネされやすいので、安易にカードの裏を他人に見せないように注意しましょう。

油性のペンで書く

サインを書く時は、消えにくい油性のペンで記入しましょう。

シャープペンや水性ペンで書くと、文字が消えたり擦れたりします。

署名する際には、油性のボールペンやマッキーを使うとにじまずに書けて便利です。

文字がつぶれないように、ペンの太さにも気をつけましょう。

【注意】裏面の署名欄は書き直し不可

署名を記入する際に書き間違えてしまったら、カード会社に連絡してカードを再発行する必要があります。

なぜなら書き直しが認められれば、不正利用できてしまうからです。

カードを失くしたとき、拾った他人が署名を書きかえてカードを使われたら大変ですよね。

もし書き直したのが本人だとしても証明が難しく、お店側からは第三者が嘘をついていると疑われかねません。

クレカ決済時に伝票への署名が必要な理由

クレジットカードで支払う時に伝票への署名が必要な理由は以下の2つです。

• クレカ契約者本人が利用していることの証明
• 伝票の内容に問題がないことを認める

それぞれ詳しく見ていきましょう。

クレカ契約者本人が利用していることの証明

一つ目は、クレカ契約者本人が利用していることを証明するためです。

お店側にカードの持ち主ではないと判断されたら、クレカ決済できない可能性があります。

たとえ家族といえども、クレジットカードは契約者本人以外の使用は原則として認められません。

伝票の内容に問題がないことを認める

伝票への署名は、利用金額や支払い方法などの契約内容を承認したという意味になります。

記入した署名が、実際にクレジットカードで決済をした証拠になります。

買い物に慣れてくるとテキトーにサインしてしまいがちですが、内容に間違いがないか必ず確認しましょう。

クレカ裏面の署名と決済時の署名が不一致だとどうなるの？

クレカ裏面の署名と決済時の署名が不一致だと、クレカでの支払いを断られる可能性が高まります。

なぜなら、カードの裏面と異なる署名をすると、本人であるかの確認ができないからです。

両方の署名を一致させれば問題ないので、カードに漢字フルネームで署名したのであれば、決済時も漢字フルネームで署名しましょう。

電子マネーやタッチ決済ならサイン不要でポイントも貯まる

電子マネーやタッチ決済なら、支払いする時にサインは要りません。

専用の端末にカードやスマホをかざすだけで、決済ができるからです。

しかもタッチ決済の支払いをクレカに紐づけたり、クレカで電子マネーのチャージをすれば、下記のようにポイント還元率がアップするカードもあります。

JRE CARD	モバイルSuicaへ入金ができるオートチャージ機能利用で、ポイント還元率が通常の3倍
三井住友カード（NL）	対象のコンビニや飲食店でVisaかMastercardのスマホのタッチ決済を利用すると、最大7％ポイント還元（※）

裏側に署名欄がないカードってあるの？

エポスカードや三井住友カード（NL）などは、裏面に署名欄がありません。

電子マネーやタッチ決済が普及してきたので、署名不要なケースが増えてきたことが理由のひとつです。

例えばセゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードのデジタルカードは、2021年10月19日以降に発行するカードより署名欄が廃止されました。

今後、署名欄廃止の動きはさらに進んでいくかもしれませんね。

電子マネーやタッチ決済でお得なクレジットカード3選

電子マネーやタッチ決済でポイント還元率がアップしてお得になるカードは次の3枚です。

支払い時にサインや暗証番号の入力が不要になるだけでなく、還元率が通常の3～10倍アップします。

まとめ

クレジットカード裏面の署名は、カードの持ち主（契約者）を示すために必要なことが理解できたのではないでしょうか。

正しく署名することで、不正利用対策にもなります。

最後にもう一度、内容を確認しましょう。

• クレジットカード裏面の署名は、カードの持ち主を示すために必要
• 署名がないとカードの利用を断られたり、不正利用される可能性がある
• 裏面の署名は本人が再現可能なサインを書くのが大切で、書き直し不可
• クレカ裏面と決済時の署名が不一致だと、支払いを断られる可能性が高い
• 電子マネーやタッチ決済なら、支払いする時にサインが不要
• おすすめのカードは三井住友カード（NL）、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード、JRE CARDの3枚

この記事の内容を参考に、使っているクレカの裏側を今一度確認してみましょう。

署名の重要性を理解したあなたは、もう買い物の際に困ることはありません。

ご家族やお友達にもぜひ説明してあげてくださいね。

クレジットカード 署名に関するよくあるQ&A

なぜクレジットカードの裏側に署名をする必要があるのですか？

カードの持ち主（契約者）を示して、不正利用を防ぐためです。クレジットカードは契約者本人以外使うことができません。

>> クレジットカードの裏面に署名が必要な理由

署名の正しい書き方は？

クレジットカード契約者本人が、必ず自分で再現できる署名にしてください。

>> クレジットカードの裏面に署名するときの正しい書き方

伝票のサインとカード裏面の署名が違ってもクレカ決済できますか？

いいえ、クレジットカードでの支払いを断られる可能性が高いです。

>> クレカ裏面と決済時の署名が不一致だとどうなるの？