【必読】クレジットカードの分割払いを安くする方法と手数料10社比較

「クレジットカードの分割払いってどんな支払い方法？」

「手数料がいくらかかるのか知りたい」

「何回払いまで手数料無料なの？」

このような悩みや疑問にお答えします。

分割払いはクレジットカードの利用金額を複数回に分ける支払い方法で、毎月の支払金額を少なくできます。

しかし、むやみに支払回数を増やすと多額の手数料を支払わなければなりません。

そこでこの記事では、手数料をかけずに支払う方法や分割払いの基礎知識、メリット・デメリットを解説します。

最後まで読めば、人気クレカ10枚の分割手数料や手数料無料の2回払いが可能なおすすめのカードもわかりますよ。

クレジットカードの分割払いとは

分割払いは、クレジットカードの利用料金を複数回に分けて支払う方法です。

1回の支払額を抑えられるので、高額な商品を購入するときなどによく使われます。

【例】30万円のパソコンを3回の分割払いをした場合
・10万円+手数料を3回にわけて支払う

支払回数が多くなるほど手数料の負担は大きいです。

回数は自分で設定できるので、無理のない支払い計画が立てられますね。

分割払い以外の支払い方法

クレカの支払い方法は、分割払い以外に3つあります。

それぞれの使い方や手数料を次の表でまとめているので、ご覧ください。

支払い方法	内容	賢い使い方	手数料
1回払い	利用金額を翌月または翌々月に1回で支払う	普段のお買い物や翌月の支払いに耐えられる額での利用	なし
リボ払い	一定の金額を毎月支払う方法	月々の支払い額をコントロールしたいときに	あり
ボーナス払い	夏または冬のボーナス支給にあわせて支払う方法	ボーナスが入る前の、急な出費に	1回払いは無料
分割払い	利用金額を複数にわけて支払う方法	1回払いで支払うと負担が大きいと感じるときに	なし

リボ払いと分割払いの違い

両者ともに商品購入金額を複数回に分けて支払う方法ですが、大きく異なる点があります。

分割払い	リボ払い
支払い回数を指定	毎月の支払額を指定

分割払いは、買い物ごとに回数を設定するため支払期間が明確です。

リボ払いは利用金額や件数にかかわらず、月々の支払い額を指定するので利用残高に応じて支払総額・期間が変動します。

無計画にリボ払いを利用し続けると、支払残高が増えてしまい手数料負担も大きくなるので計画的に使いましょう！

人気カード10枚の分割手数料比較【計算方法】

分割払いの手数料は次の計算式で算出できます。

分割手数料＝利用金額×100円あたりの分割手数料÷100

​​【例】楽天カードで利用金額50,000円を5回払いするケース

楽天カード10回払いの100円あたりの分割手数料	3.4円
支払手数料	50,000×3.4÷100＝1,700円
支払総額	50,000＋1,700＝51,700円
分割支払額	51,700÷10＝5,170円

分割手数料を計算するときは、100円あたりの分割払い手数料で計算するのが一番わかりやすいですよ！

また、多くのカード会社が分割払いシミュレーションサイトを公開しているので、利用してみましょう。

人気カード10枚の分割可能回数と分割手数料を以下の表にまとめました。

分割払いのやり方

分割払いのやり方は次の2つです。

レジでの決済時に支払回数を指定する

レジでの決済時に支払回数を指定するのが、分割払いの一般的な方法です。

支払い時に、店員に分割払いで決済したいと伝え、支払い回数を指定しましょう。

その時の注意点は次の2点です。

家電量販店や百貨店などの高額な商品を取り扱うお店では、分割払いやボーナス払いに対応しているところが多いですよ。

一括払いのあとに分割払いに変更する

クレジットカードによっては、一回払いで決済したあとに分割払いへの変更ができます。

1回払いで支払ったのちに、カード会社の公式サイトやアプリ、電話などで変更手続きをおこなってください。

「あとから分割」を取り扱っているかどうかは、カード会社によります。

お手持ちのカード会社が対応しているか確認してみましょう。

分割払いのメリット

分割払いの2つのメリットを見ていきましょう。

一括払いでは無理でも分割払いなら買える

分割払いを利用すれば、一括払いでは購入できない商品も買えるようになります。

支払いを複数回に分ければ1回あたりの支払額を少なくできるからです。

ただし、月々の負担が減る分、家計に余裕があると勘違いしがちなので注意しましょう。

購入計画を立てやすい

高額な商品でも購入計画を立てやすい点もメリットになります。

分割払いでは支払回数を指定できるので、月々の支払額や支払完了時期が明確です。

当たり前かもしれませんが、自分が支払える無理のない範囲で購入しましょう。

ショッピング補償がつくカードがある

3回以上の分割払いを利用すると、ショッピング補償のつくクレジットカードがあります。

【ショッピング補償とは】
カードで購入した商品が盗難にあったり破損したり場合にカード会社が補償してくれるサービスです。

三井住友カード ゴールド（NL）の場合、最大300万円まで補償されるので万が一の破損・盗難などに備えられますよ。

各カード会社によって方法は異なりますが、公式サイトや電話などで申請可能です。

分割払いのデメリット

便利な分割払いですが、デメリットもあります。

以下の点を把握しておくと分割払いをより賢く利用できるので、確認しておきましょう。

手数料がかかる

分割払いは支払回数を増やすほど手数料が高くなります。

商品の代金を支払い終わるまでは借金をしているのと同じなので、利息を支払わなければなりません。

つまり支払い期間が長くなるほど、手数料は増えていきます。

クレカの利用可能額が減る

分割払いが終わるまでは支払いが済んでいない分、利用可能額が減ります。

未払い分もクレジットカードの限度額に含まれるからです。

【利用イメージ】
利用限度額100万円のクレジットカードで30万円のパソコンを3回分割払いした場合で考えてみましょう。
30万円の支払いが完了するまでは、未払い分の10万円を差し引いた90万円までしか利用できない仕組みになっています。

限度額は、明細やマイページなどでしっかり確認しましょう。

手数料をかけずに賢く支払う方法

次の3つの支払方法は、手数料が無料または少額で済みます。

• 2回払い
• ボーナス払い
• 繰上げ返済

それぞれの支払い方法を確認していきましょう。

2回払い

2回払いは代金を2か月かけて支払う方法で、基本的に手数料が無料です。

1度に支払うには負担が大きかった商品も、購入しやすくなります。

中には2回払いを利用できなかったり、手数料が必要だったりする店舗もあるので、会計の前に確認をしましょう。

ボーナス払い

ボーナス払いは、ボーナス支給に合わせて支払う方法です。

ボーナス払いの特徴は次の通りです。

• 夏と冬の2回の支払いがある
• ボーナス支給がない人も利用できる
• ボーナス1回払いは手数料無料
• 支払いまで猶予があるため、ゆとりがもてる

ボーナス2回払いは手数料がかかる点に注意してください。

繰上げ返済

分割払いの途中で、繰上げ返済をするのも賢い方法です。

早く支払えば、当初の予定よりも手数料を抑えられるからです。

繰上げ返済では、口座引き落とし予定日よりも早い段階でクレカ利用額を支払います。

繰上げ返済をする場合はカード会社に連絡が必要なので、各カード会社の手順に沿って手続きを進めていきましょう。

分割手数料が安いクレジットカード3選

注意！分割払いができないケース

次のような場合は分割払いができません。

それぞれみていきましょう。

利用限度額の上限に達している

クレジットカードの利用限度額の上限に達していると分割払いができません。

分割払いの未払い分も限度額にカウントされるからです。

支払日が過ぎるまで待つか、繰上げ返済をすると利用限度額に余裕ができます。

クレジットカードが対応していない

当然かもしれませんが、クレジットカードが分割払いに対応していなければ利用できません。

たとえばセゾンカードの場合、3回以上の分割払いには対応しておらず、支払い方法は以下の4つです。

• 1回払い
• 2回払い
• リボ払い
• ボーナス払い

分割払い可能なカードでも、3回払いはできても5回払いはできないなど、カード会社によって支払回数が異なります。

事前に確認してくださいね。

店舗が対応していない

クレジットカードが対応していても、お店が分割払いに対応していなければ利用できません。

もしお持ちのカードがあとから分割払いに対応しているなら、買い物後に分割払いへ変更できます。

クレカ利用時は、1回払いで支払いましょう。

まとめ　分割払いを正しく理解して手数料をかけずに支払おう

注意点さえ気をつければ、分割払いは非常に便利だと理解できたのではないでしょうか。

2回払いを利用すると、手数料をかけずに1回の支払金額を抑えられます。

最後にもう一度記事の内容を復習しましょう。

・分割払いは、利用料金を複数回に分けて支払う方法
・1回の支払金額を抑えられ、高額なお買い物にも便利
・3回以上は手数料が増えていくので計画的に使うのがオススメ
・手数料をかけない方法は、2回払い・ボーナス1回払い・繰上げ返済
・利用限度額の上限に達している場合や店舗が対応していない場合は、分割支払いの利用はできない
・手持ちのカードがあとから分割に対応していれば、1回払い後に分割払いへ変更可能

買えないと諦めていた高額な商品も、ぐっと手に取りやすくなりますね。

クレジットカードの分割払いを賢く活用して、諦めていたコト・モノにチャレンジしてみませんか？

最後までお読みいただきありがとうございました。

クレジットカードの分割払い　よくある質問

分割払いは何回まで無料？

ほとんどのカード会社が2回払いまでを手数料無料にしています。手数料無料で支払う方法は他にもボーナス払いや繰り上げ返済があります。

>>詳しくは「 手数料をかけずに賢く支払う方法」をご覧下さい。

クレジットカードの3回払いだと手数料はいくら？

楽天カードの場合は、100円あたり2.04円です。5万円を3回払いしたケースで計算すると手数料は1,020円になります。

クレジットカードの手数料10社を比較しています。ご参考ください。

>> 人気カード10枚の分割手数料比較【計算方法】

クレジットカードの分割払いって何回までできるの？

多くのカード会社が24回払いまでを採用しています。

最も支払い可能回数が多いのはdカードゴールドで、60回払いまで可能です。