mouse DAIVは、クリエイティブ作業向けにこだわり抜いたクリエイターPCです。
PC性能だけでなく、PCケースにもクリエイターを助ける工夫が施されています。
この記事では、mouse DAIVのどういったところがクリエイティブ向けなのか、PC性能も合わせて紹介します。
動画制作や3DCG、グラフィック制作を行うクリエイターやフリーランスの方は、ぜひ最後までご覧ください。
この記事でレビューするDAIVはこれ!
mouse DAIV FX-I7G7A
参考価格:469,800円
- Intel Core Ultra 7 265K
- 簡易水冷 240㎜
- チップセット Z890
- RTX 4070 Ti SUPER搭載
- DDR5 32GB(16Gx2)
- SSD 2TB
PCケースにキャスターとハンドルが付いているので、打ち合わせやプロジェクト変更によるPC移動が安全に行えます。
安定した動作でクリエイティブ作業を進められ、クリエイターは安心して作業ができます。
動画制作や3DCG、グラフィック制作など、幅広いクリエイティブ作業現場で活躍できるPCです。
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mouse DAIVの外観
mouse DAIVの外観は黒ベースで、あまり光が反射しない質感。クリエイティブ作業の邪魔をしません。
側面には大きなDAIVのロゴ。画像で見るとハッキリ見えますが、角度によって薄く見えるため、主張は抑え気味です。
本体上面には電源とUSB、4極ヘッドセット端子。端子類にゴミやホコリが入り込まないように、カバーをスライドしてフタができます。カバーをしても電源ボタンを押せるため、使い勝手が良好です。
正面はシンプルな形状。
オプションで光学ドライブを追加できるので、メディアへのデータ保管が必要な場合も対応可能です。
正面のカバーは簡単に取り外せ、中のフィルター掃除がとても楽にできます。
前面カバーは底の方から引き出すと簡単に外せます。掃除がとても楽です。
フィルターは磁石で付いているので、取り出しは簡単です。
フィルターが簡単に取り外せるように、タグを付けてくれています。こういった気づかいがとても嬉しいですね。
本体底面にも磁石で付くフィルターを装備。ホコリの侵入を許しません。
グラフィックボード(以下グラボ)は、VGAサポートでガッチリ固定されており、PCの輸送や移動時の振動、グラボの重さによるダメージをマザーボードに与えません。
前面には3つのファン。内部の熱を背面に逃がすため、効率の良いエアフローを作り出します。
電源部分は専用の吸気と排気を行うために、カバーが取り付けられています。電源ユニットの排熱が、PC内部に入らないようにしているそうです。排熱にこだわっていることがわかりますね。
外装の見た目はシンプルですが、重厚で高級感があるPCです。
クリエイター向けに考えられた特徴
PCが到着してはじめて手にしたときに感じたことは「クリエイターのことを第一に考えたPC」だなということ。
事前情報なしでDAIVを触ったのですが、特に強く感じた部分とその理由を紹介します。
不要なRGBライティングが無い
mouse DAIVの外観はシンプルで、クリエイティブ作業に不要なRGBライティングはありません。
電源の周りにあるリングのみ光ります。電源が入っているかどうかは、リングを見るとわかる仕様です。
RGBライティングがあると、制作物の色調整や明るさ調整の邪魔になることがあります。そこは完全除去されていますね。
本体のハンドルとキャスター
本体の前面上部にハンドルがあります。
ハンドルには滑りにくいクッションが付いていて、本体を持ち上げても指から滑り落ちることを防げます。
また、後ろ側にキャスターが付いているので、ハンドルを持ち上げるだけで移動が可能。
PC本体を高いところから落下させる事故を未然に防げます。
PCの移動なんてそんなにしないよ!と思うかもしれませんが、意外とそうでもありません。
- クライアントとの打ち合わせで会議室にPCを持ち込む
- プロジェクトの移動でPCを別の机に移動
- モーションキャプチャースタジオ等へPCの持ち込み
- USB機器の取り付けによるPCの出し入れ
- 事務所のレイアウト変更によるPCの移動
上記のようなPC移動のタイミングで、落下や転倒による故障を誘発してしまうことがあります。
DAIVは事故を未然に防ぐデザインで、クリエイターとデータを守ります。
筆者はクリエイティブ職の経験がありますが、PCの転倒や落下を見ています。大事なデータを扱うためにも、DAIVは優れていると感じました。
10GbpsのLAN
通常のインターネットで10GbpsのLAN性能を発揮することは、それほど多くありません。
その点、ビッグデータを扱うクリエイティブ職では、社内LANやPC同士のデータ受け渡しに効果を発揮します。
特に容量が大きく、時間のかかるデータ転送は速く終わらせたいものです。そのようなときに10GbpsのLANを備えたPCは助かりますね。
当然、社内LAN設備やケーブルの対応も必要です。それらが対応していれば、ビッグデータの扱いがしやすいのは間違いないですね。
セキュリティスロット
背面にセキュリティスロット[3mm×7mm]があります。大切なデータが入ったPCの盗難予防に、セキュリティーワイヤーなどを装着可能です。
企業やフリーランスの方にとって、PCの盗難は死活問題になりかねません。セキュリティを高めるためにも、セキュリティスロットを活用したいですね。
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mouse DAIV レビュー機の仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
商品コード | DAIV FX-I7G7A |
CPU | Intel Core Ultra 7 265K Pコア 8/Eコア 12 20スレッド 4.2GHz |
CPUクーラー | 簡易水冷240mm |
マザーボード | ASRock Z890 |
メモリ | ADATA DDR5-5600 32GB(16GBx2) 空きスロット 2 |
グラボ | ASUS GeForce RTX 4070 Ti SUPER |
SSD | 2TB (NVMe Gen4) |
入出力ポート | ■上面 POWER S.W x 1 USB 3.2 Type-C x 1 USB 3.0 x 2 マイク・ヘッドホン端子 x 1 ■背面 USB 3.0 x 4 USB 3.1 x 2 USB 3.2 Type-C x 1 Thunderbolt 4 x 2 10G LAN x 1 Wi-Fi / Bluetooth Audio Connectors |
電源 | CWT 850W 80PLUS GOLD |
ケース | 高さ525 x 幅220 x 奥行530 mm 前面ファン(吸気):3個 背面ファン(排気):1個 |
CPUにIntel Core Ultra 7 265Kが搭載されたモデルです。
グラボはASUS GeForce RTX 4070 Ti SUPERで、2連ファンモデル。動画やCG制作だけでなく、AI画像生成も速い速度で作業ができます。
SSDは2TB。クリエイティブ作業をする場合、容量が足りなくなることが予想されますが、あとからSSDの追加は可能なので様子を見ながら増設すると良いでしょう。
USBやThunderboltなど、多くの入出力インターフェイスを持っているため、機器の接続に困ることはありません。
クリエイターがPC性能を気にすることなく作業に集中できる、高性能クリエイターPCです。
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mouse DAIV FX-I7G7Aのクリエイティブ性能
クリエイティブ性能を計る為に、3つの定番ベンチマークで計測しました。
- PugetBench
- Blender Benchmark
- Stable DiffusionのAI画像生成速度計測
PugetBench
PhotoshopとDaVinci Resolveのスコアを計測。参考値として、Intel Core i7-13700F環境で計測した結果を並べています。
Intel Core i7-13700環境に比べ、Core Ultra 7 265Kのスコアが少し低い結果となっています。
現在、Core Ultraの動作は安定しているものの、PCパフォーマンスが低くなることが多く、ベンチマーク結果にも表れてきました。
IntelはBIOSやOSのアップデートで、パフォーマンス改善予定と発表しており、今度の性能向上が期待されます。
Blender Benchmark
3DCG制作に使われるBlenderのベンチマーク結果です。
RTX4070Ti SUPERは高い処理性能を発揮します。
RTX4070以降はクリエイティブ性能も高いため、ゲーム開発や映像制作に使われるMAYAや3ds Maxでも快適に作業が可能です。
Stable DiffusionのAI画像生成速度
Stable Diffusionで画像生成速度を計測しました。
グラフのバーが短いほど、画像生成速度が速いことを意味します。
Stable DiffusionをローカルPCで実行する場合、グラボ性能が速度に大きな影響を与えます。
特に、RTX4070以上から画像生成速度が急激に早くなります。
AI画像生成をクリエイティブ作業に使う場合は、RTX4070以上を搭載したPCがおすすめです。
今回のレビュー機はRTX4070Ti SUPER。大きな画像でも生成速度が速いため、トライアンドエラーの時間が短縮できます!
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CINEBENCHでCPU性能を計測
Cinebench R23はCPU性能を計測するベンチマークです。
マルチスレッド、シングルスレッドを10分間のテストで計測しました。
今回のレビュー機は、Core Ultra 7 265K搭載PCです。
Cinebenchの結果は、Core i7-13700Fと同等のスコアを記録しました。
また、Cinebench中のCPU温度は62~66℃で落ち着いており、冷却もしっかり行えています。
- マルチコア性能:動画制作、3DCGなど、クリエイティブ作業への影響が大きい。
- シングルコア性能:ゲームの快適さへの影響が大きい。
mouse DAIV FX-I7G7Aのゲーム性能
mouse DAIV FX-I7G7Aを代表的な3つのゲームでベンチマーク計測しました。
レビュー機のDAIV FX-I7G7AはグラボにRTX4070Ti SUPERを搭載したPCです。
Apex Legends
公平なベンチマークを取るために、訓練場で約3分間、走る・撃つ・ウルト使用などで計測しました。
Apex | 低 | 高 |
---|---|---|
FHD(1920 x 1080) | 298fps (226) | 275fps (173) |
WQHD(2560 x 1440) | 289fps (132) | 245fps (122) |
4K(3840 x 2160) | 216fps (64) | 162fps (59) |
テルミットやウルトを使うと一時的にfpsが下がりますが、画面がカクつくほどではありません。
高設定にしてもカクツキなど感じることなく、快適にプレイできました。
Apexは4Kでも快適にプレイできました。少しでも高いフレームレートを維持したいなら、WQHDまででプレイすることをおすすめします。
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FF14 黄金のレガシー
FF14 黄金のレガシーの専用ベンチマークテストで計測しました。
15000以上で「非常に快適」
FF14 | 標準品質 | 最高品質 |
---|---|---|
FHD | 28413 (216fps) | 非常に快適25501 (193fps) | 非常に快適
WQHD | 26652 (198fps) | 非常に快適20946 (153fps) | 非常に快適
4K | 17487 (121fps) | 非常に快適とても快適 12029 (85fps) |
4K標準品質まで「非常に快適」の判定でした。フレームレートは平均100fps以上出ています。
FF14のプレイは高いフレームレートで快適にプレイできます。
FF14は全体的にスコアが高いので、自由に画質調整してプレイできますね。
サイバーパンク2077
PCゲームの中では最重量級のサイバーパンク2077(Ver2.13)。ゲームに実装されているベンチマークで計測しました。
CyberPunk 2077 | 高 | レイトレ ウルトラ |
---|---|---|
FHD(1920 x 1080) | 165fps | 101fps |
WQHD(2560 x 1440) | 164fps | 95fps |
4K(3840 x 2160) | 94fps | 69fps |
サイバーパンク2077のような重たいゲームで4Kにしても、60fps以上で遊べます。
レイトレは処理が重たいのでフレームレートが落ちますが、快適にプレイ可能です。
個人的にはレイトレ ウルトラは画面がギラギラして目が疲れるので、高設定でプレイすることをおすすめします。
Intel Core Ultraのゲーム性能について
2024年12月初旬時点で、Intel Core Ultraのゲーム性能が低い状態にあります。
Core i7-13700などの13世代や14世代CPUよりもベンチマークが低くなることが多く、Intelは原因を把握していると発表しています。
BIOSやOSのアップデートでCPU性能の改善をする予定とのことなので、今後のアップデートに期待です。
mouse DAIVの静音性
スマートフォンをDAIVの上に置き、専用アプリでファン音を計測しました。
DAIVの音はとても小さく、アイドル中などは音が気になりません。ヘッドホンなどをすると、音が聞こえなくなるレベルです。
アイドル | 24dB~29dB 音は気にならない。 ヘッドホンをすると、音に気付かない |
FF14ベンチ CPU使用率:中 | 34dB~38dB ファンの音が少し聞こえる。 PCから離れると気にならない。 |
Cinebench CPU使用率:大 | 34dB~40dB ファンの音が少し聞こえる。 PCから離れると気にならない。 |
Cinebenchやゲーム中など、処理負荷が高くなるとファンの音が多少聞こえますが、それでも音は小さいです。
PCを机の下や離れた場所に置くと音は全く気にならず、クリエイティブ作業の邪魔をしません。
G-Tuneもそうでしたが、mouseのPCは静音性が高いと感じます。音の静かさはクリエイターにとって大切ですね。
mouse DAIVのメリット・デメリット
- クリエイターを第一に考えられたPCデザイン
- PCの移動で事故が起きにくいケース仕様
- 不要なRGBライティングが無く、作業に集中できる
- 音が静かで、クリエイティブ作業を邪魔しない
- 転送速度が速いLANやUSBを実装。転送待ち時間を短縮できる
- 価格が高め
mouse DAIVは、クリエイターが求める機能や性能を備えていて満足度が高いPCです。
作業を邪魔しない外観と静音設計は、クリエイターが集中力を最大限発揮できる環境を作り出します。
他の同グレードPCと比較すると価格は高いですが、その分パーツ品質や安定性、安全性も高いです。
mouse DAIVは、クリエイターのためのクリエイターPCと言えます。
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mouse DAIVはクリエイターが安心して作業ができるPC
今回、はじめてクリエイターPCと言われるPCを触らせていただきました。
事前情報を見ずレビュー機を触ったのですが、箱から出した瞬間から普通のPCと違うことを感じました。
ハンドルとキャスターが付いていたり、不要なライティングが無い。音が静かで、邪魔にならない外観など、クリエイターが求める性能と機能が備わっているPCです。
全てのクリエイターに、安全度が高く、安心して使えるmouse DAIVをおすすめします。
クリエイターの皆さんは、ぜひ検討してみてください。
mouse DAIV FX-I7G7A
参考価格:469,800円
- Intel Core Ultra 7 265K
- 簡易水冷 240㎜
- チップセット Z890
- RTX 4070 Ti SUPER搭載
- DDR5 32GB(16Gx2)
- SSD 2TB
PCケースにキャスターとハンドルが付いているので、打ち合わせやプロジェクト変更によるPC移動が安全に行えます。
安定した動作でクリエイティブ作業を進められ、クリエイターは安心して作業ができます。
動画制作や3DCG、グラフィック制作など、幅広いクリエイティブ作業現場で活躍できるPCです。
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