「個人事業主向けの審査が甘いクレジットカードはある?」
「個人事業主がクレジットカードの審査に通るにはどうしたらいい?」
「審査を受ける際の注意点や落ちてしまったときの対処法を知りたい」
これらの悩みを解決する記事です。
クレジットカードを作るには誰しも必ず審査されます。
個人事業主だからといって審査を軽くしてくれるクレジットカード会社はありません。
この記事では個人事業主がクレジットカード審査に通りやすくなる4つの申し込み手法を解説しています。
フリーランスの私も実際にこの方法でクレジットカードを作成しました。
審査への不安をなくすには、まずは対策方法を知るのが重要です!!
ビジネスカードが欲しい!と思っている方にも必要書類やポイントをお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- クレジットカード会社が審査でチェックする項目
- 個人事業主のクレジットカード審査が厳しい理由
- 審査に通りやすくする方法と落ちてしまったときの対処法
- 申し込みに必要な書類と流れ
- 審査を受ける際の注意点
- 個人事業主におすすめのクレジットカード
クレジットカード会社が審査でチェックする項目
クレジットカード会社が審査で見るポイントは主に2つです。
- 信用情報
- 本人の属性
審査の対策をするには、まず審査のチェックポイントを覚えましょう。
信用情報
信用情報とはクレジットカードやローンの申し込み、契約に関する情報のことです。
信用情報機関の1つ「CIC」に登録されているのは以下の3つです。
【信用情報】
・申し込み情報(申し込んだ契約の内容)
・クレジット情報(毎月の支払い状況、ローン残高など)
・利用記録(金融機関が信用情報を確認した目的)
ローンやクレジットカードの申し込み、利用履歴が全部見られちゃうんだね。
本人の属性
本人の属性とはどれくらい支払い能力があるのか推測するための情報です。
会社員であれば以下のような情報を審査の対象にしています。
【審査対象になる情報】
・勤務先の社名
・企業規模
・勤続年数
・役職
・年収
・家族構成や住まいの情報
年収だけでなく、申し込み者の状況を総合的に見ているのね。
個人事業主のクレジットカード審査が厳しい理由
個人事業主は正社員と比べて審査が厳しくなります。
正社員と比べると毎月の収入に波があり、安定性に欠けるからです。
クレジットカード会社からすれば、支払い遅延やトラブルを避けたいですからね。
個人事業主の審査は厳しいと言われますが、「本人の属性」と「信用情報」を良くする対策をすれば通りやすくなりますよ!
個人カードの方がビジネスカードよりも審査に通りやすい
個人事業主は個人カードとビジネスカード2種類のカードを発行できますが、個人カードの方が審査に通りやすいって知っていましたか?
実は個人カードの方が審査基準が低く設定されているんです。
ビジネスカードは個人カードよりも利用限度額が高く、クレジットカード会社の貸し倒れリスクが高まるため、審査基準が厳しく設定されています。
たとえば、楽天個人カードの利用限度額は100万円ですが、楽天ビジネスカードは300万円もあります。
200万円も利用限度額に差があるんだね。
ビジネスカードにすべき個人事業主についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【パターン別】個人カードの審査に通りやすくする4つの方法
個人カードの審査の方が通りやすいとはいえ、不安に思っている方も多いと思います。
今回は審査でチェックされる「本人の属性」と「信用情報」を良くする方法を以下4つのパターンで解説します。
- 会社員のまま個人事業主になる場合
- これから独立して個人事業主になる場合
- 家族が会社員で自分が独立する場合
- すでに独立して家族もいない場合
あなたに近い状況を参考に対策して、クレジットカードの審査に通りましょう!
会社員のまま個人事業主になる場合
会社員のまま開業届を提出するなら、個人カードに申し込みするだけでOKです。
個人カードは会社員としてのあなたの属性と信用情報を審査で見るからです。
過去に延滞や未払いを繰り返していなければ審査も通りますよ。
これから独立して個人事業主になる場合
これから退職して個人事業主になる予定の方は、退職する前に個人カードを作成しておきましょう。
会社員としてのあなたの属性と信用情報の方が審査に通りやすいからです。
私も開業前に個人カードを発行してから独立して、個人事業に活用していますよ。
家族が会社員で自分が独立している場合
家族が会社員なら家族カードを発行してもらう方法があります。
家族の会社員としての属性と信用情報で審査を受けられるため、審査に通りやすいからです。
【家族カードの申し込み条件】
JCBカードの場合、本会員と生活費を共有している配偶者・親・子供(高校生をのぞく18歳以上)の方が家族カードを申し込めます。
具体的には、妻が会社員なら個人カードを発行してもらい、夫の家族カードも追加してもらうのです。
家族カードでの支払いも経費として認められるので、個人事業に支障なく使用できますよ。
すでに独立して家族もいない場合
すでに独立して家族もいない場合は、自分の属性と信用情報を良くするために以下3つを意識して過ごしましょう。
- 毎月の支払に遅れない
- 個人事業の売上を上げる
- 個人事業を長く続ける
個人事業主であっても、本人の属性と信用情報を良くする生活を続けていれば審査に通りやすくなります。
デビットカードは審査なしで発行できるので、クレジットカードを発行できるまで代用できますよ。
個人カード申請に必要になる書類
個人事業主がクレジットカード申請するために必要な書類は以下の3つです。
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)
- 銀行口座(引き落とし口座)
- 年収証明書類(入会審査時に必要になる場合があります)
年収証明書類として以下3つの書類を使えます。
【年収証明に使える書類】
- 源泉徴収票
- 確定申告票
- 納税通知書
書類を事前に準備しておけば申し込みは簡単に行えますよ!!
個人カードの審査の流れ
個人カードを発行するまでの流れを「三井住友カード」を例にして見てみましょう。
公式サイトから申し込みします
氏名や年齢などの情報を入力して口座設定に移ります
引き落とし口座の設定をします
クレジットカードによっては設定できない銀行もあるため、事前に確認しておきましょう
ここまで最短3営業日
審査状況によって変わるのでもう少し待ちましょう
約1週間で自宅にクレジットカードが到着
ビジネスカードで個人事業主が審査される3つのポイント
ビジネスカードを個人事業主が発行したい場合、以下3つのポイントが重要です。
- 開業届を提出して個人事業主になっておく
- 安定した収入を証明する
- 個人の信用情報に傷をつけない
個人カードと見られるポイントが少し変わりますので確認しておきましょう。
開業届を提出して個人事業主になっておく
税務署に届ける開業届は、個人が事業を始めた証明になるため提出しておきましょう。
ビジネスカードは、いつから事業をしているか継続性を見られるからです。
開業届申請の控えを必ずもらっておこう。
まだ開業して間もないなら、個人カードで事業を続けてから申請するといいでしょう。
安定した収入を証明する
個人事業主には給与明細書がありません。
収入を証明するためには以下の書類が必要になります。
収入証明に使える書類
- 納税証明書
- 確定申告書
納税は収入を得ている証拠になりますので、普段から確定申告と納税を忘れずに行っておきましょう。
個人の信用情報に傷をつけない
ビジネスカードでも個人の信用情報は重要な審査基準になります。
信用情報を見れば、あなたの金融関連の取引情報がすべて見られるからです。
日頃から支払期日に遅れないよう意識して事業に取り組みましょう。
ビジネスカード申請に必要となる書類
ビジネスカードの申請に必要になる書類はクレジットカード会社によって変わるので、必ず公式サイトを確認してください。
法人を設立しているか、個人事業主かでも必要書類が変わります。
JCBを例にすると、法人の場合は法人の本人確認書類と代表者の本人確認書類が必要です。
個人事業主なら個人事業主の本人確認書類が必要になります。
【法人の場合に必要な書類】
- 登記事項全部証明書もしくは履歴事項全部証明書
- 運転免許証やマイナンバーカード
【個人事業主の場合に必要な書類】
- 運転免許証やマイナンバーカード
ビジネスカードの審査の流れ
ビジネスカードを発行するまでの流れを「JCB法人カード」を例にして見てみましょう。
法人種別(個人事業主、株式会社、有限会社等)や法人名または個人事業所名、業種、資本金、従業員数等、基本的な法人や代表者についての情報を入力します。
審査で入会が承認されると「JCB法人カード入会申し込み書」が届くので、必要事項を記入、捺印して返送します。その際に本人確認書類を添付してください。
1週間ほどで契約確認書類が届くので、その後クレジットカードが発行されます。
申し込みから2週間~3週間ほどで発行されて郵送で届きます。
クレジットカード審査を受ける際の注意点
クレジットカードの審査を受ける際には、以下2つに注意しましょう。
- 虚偽申告
- 同時に複数のクレジットカードに申し込まない
審査に落ちる原因になるので必ずチェックしてくださいね。
虚偽申告
虚偽申告があると審査の打ち切りや強制解約になります。
個人信用情報機関を見ればあなたの情報を照会できますし、年収証明書の提出を求められるとすぐにバレてしまいます。
信用情報にも新たに虚偽申告した情報が登録されてしまい、他社での審査にも通りにくくなってしまいますよ。
虚偽でなくても、記入ミスがないように注意しましょう。
とはいえ、悪意のある虚偽でなければ訂正を求められるだけで済みます。
私も住所の記入ミスをしましたが、訂正で済んでいるので安心してくださいね。
同時に複数のクレジットカードを申し込みしない
短期間に複数のクレジットカードを申し込む「多重申し込み」はやめておきましょう。
なぜなら、複数申し込みしている状況も信用情報に載るからです。
多重申し込みは、審査で多重債務や自己破産の可能性があると疑われ、審査に通りにくくなります。
信用情報に傷がつくと今後の審査にも影響が出るので、必ず1社ずつ申し込みしてくださいね。
個人事業主が審査に落ちてしまったときの対処法
クレジットカード審査に落ちてしまったら「デビットカード」で代用できます。
デビットカードは使ったその場で口座から引き落としされる1回払いのみの支払い方法です。
後払いのクレジットカードと違い、デビットカードは審査なしで入手できます。
会計freeeや弥生会計にも登録できるので、個人事業に支障はないぞ。
デビットカードで代用しながら、半年後に再度クレジットカード審査を受けましょう。
個人事業主にオススメの個人カード3選
個人事業主にオススメしたいカードを3つ紹介します。
選んだポイントは以下の4つです。
- 年会費無料でコストを抑えられる
- 高還元率でポイントが貯まりやすい
- 専用アプリがあり明細確認が簡単
- 会計ソフトに連携可能
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・スマホのVisaのタッチ決済、Mastercard®タッチ決済で支払うことが条件です。
・iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
・商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
・一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
・通常のポイントを含みます。
・ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります
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まとめ クレジットカード審査に通るには信用情報を上げよう
上記で紹介した「【パターン別】個人カードの審査に通りやすくする4つの方法」を実践すればクレジットカード審査に通りやすくなりますよ。
最後にもう一度、内容を復習しましょう。
- 審査でチェックされるのは「属性」と「信用情報」
- 家族カードで発行したり独立前に申し込みするなど、信用情報が一番高くなる方法で申し込みする
- 個人カードの方がビジネスカードよりも審査に通りやすい
- 個人事業主にオススメカードはJCBカードW、楽天カード、三井住友カード ゴールド(NL)
クレジットカード審査は「属性」と「信用情報」をいかに良く見せるかが重要です。
今回紹介した対策と注意点を利用してクレジットカード審査を通過してもらえると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
個人事業主のクレジットカード審査でよくあるQ&A
- クレジットカードの審査では何をチェックされますか?
-
本人の属性と信用情報をチェックされます。
信用情報機関で照会して、利用者に問題ないかを調べています。
- クレジットカード審査を受けるときの注意点は?
-
虚偽申告や短期間でのクレジットカード申し込みはNGです。
審査を受ける際に多重債務や自己破産の可能性があると疑われると審査に通りにくくなります。
- 個人事業主のクレジットカード審査を通りやすくする方法はない?
-
個人カードの方がビジネスカードよりも利用限度額が低いため通りやすいです。
「本人の属性」と「信用情報」を良くする行動をとりましょう。