- ゲーミングヘッドセットを買いたいけど、A40 TRってどうなの?
- MixAmpとセット販売もされているけど、A40 TRだけではダメ?
- なんで人気あるの?
そんな疑問にお答えします。
ASTRO A40 TR はデザインが良く、eスポーツの大会やプロゲーマーも使っているゲーミングヘッドです。
結論から先に書きますと、ゲーミングアンプとセットで使うことをおすすめします。
また、装着感にも一部問題があるので、あわせて解説していきます。
ASTRO A40 TRはゲーミングアンプと使った方が良い
A40 TRの音質は中音が少し弱めのフラットです。
一般のゲーミングヘッドセットのように中高音が強めだったり、低音が強調されるようなチューニングはされていません。
FPSやTPSでは、フラットな音質のため足音や音の方向が聞き取りにくい傾向になってます。
しかし、A40 TRはイコライザー調整との相性がバツグンな音質です。
恐らく同社が発売しているASTRO MixAmpとの相性が最大限に良くなる設計がされています。
ASTRO A40 TRはゲーミングアンプでイコライザー調整をしながら使うことで、実力を発揮するといえます。
ASTRO A40 TRの仕様
- 重量(ケーブル除く):369g
- 長さ:203.2mm
- 幅:196.9mm
- 高さ:95.3mm
- ドライバー:40mm径ダイナミック サウンドドライバー
- 周波数特性:20~20,000Hz
- 公称インピーダンス:48Ω
- マイク:単一指向性
- 開放型ヘッドセット
ASTRO A40 TRは開放型ヘッドセットです。
ModKitを使うことで密閉型に変えることができる、とても珍しい機能があります。
ケーブルのプラグと質感
A40 TRのケーブルは4極と5極のプラグになっています。
A40 TR本体に差し込むのは画像右側の5極プラグなので間違えないようにしてください。
A40本体に4極プラグを差し込むと、正常に音が聞こえません。
ケーブルはゴムのような質感で服や机に触れてもタッチノイズは感じません。
音を聞くうえでタッチノイズが無いことは非常に大事です。ケーブルにもこだわりを持って設計されていることがわかります。
ミュートスイッチ
接続用ケーブルにはマイクのミュート切り替えスイッチが付いています。
画像のように、ASTROロゴの部分を上下に移動させる事ができ、オレンジ色のラインが見える状態がミュートになります。
意外とミュート状態に気付かず、マイクが使えないと悩む人がいます。マイクが使えないときは、一度ミュートスイッチを確認してみてください。
イヤーパッドなどパーツ交換ができる
ASTRO A40 ゲーミングヘッドセットは以下のパーツが交換できます。
- ヘッドバンドクッション
- イヤーパッド
- マイク
- イヤープレート
- ケーブル
イヤーパッドとイヤープレートは磁石で付いているので、簡単に取り外しが可能。
マイクやヘッドバンドクッションも差し込まれているだけなので、取り外しに特別な道具は必要ありません。
ちなみに、マイクは左右どちらのイヤーカップでも取り付けが可能です。
ASTRO A40 TR のマイク音質は良い
ASTRO A40 TRのマイク音質はとても良いです。
PSのパーティやPCのDiscordで試しましたが、フレンドにもクリアで聞きやすいと言われています。
マイク音質に関しては、他のゲーミングヘッドセットよりも音質が良いと感じます。
ASTRO A40 TR の問題点
ASTRO A40 TRにはいくつか問題点があります。
人によっては使い続けることがが辛くなる可能性があるため、できるだけ店頭で試着をすることをおすすめします。
- 重い
- 頭の大きい人にはサイズが合わない可能性。
- ヘッドバンドクッションの圧迫感が強すぎて、頭痛が起こる。
- イヤーカップの接続部分からきしみ音が出ることがある。
上記について、それぞれ解説していきます。
重い
ASTRO A40 TRの重さは「369g」あります。
ゲーミングヘッドセットの中でも重量級で、頭に重たい物が乗っている!と感じます。
イヤーパッドの質感や側圧のバランスが良く、重すぎてどうしようもないと言うことはありませんが、長時間使い続けるのは辛くなります。
頭の大きい人にはサイズが合わない可能性がある
A40 TRのスピーカー部分の長さ調整幅は30mm。
私の場合、最大に伸ばしても小さく感じました。
小さく感じる原因の1つに、ヘッドバンドクッションの形状があると感じます。
ヘッドバンドクッションの圧迫感が強すぎる
ヘッドバンドクッションの幅は20mm。
20mmのヘッドバンドクッションは、脳天の一カ所にA40 TRの重さが集中してきます。
A40 TRは重さが369gと他のヘッドセットと比べても重い方です。
A40 TRを装着していると、しだいに頭の天辺が痛くなり苦しくなってきます。
私は頭痛で気分が悪くなるので、A40 TRを1時間続けて使うことはできませんでした。
頭の大きい方は装着感が悪く感じる可能性が高いので、できるだけ店舗で試着して確認しましょう。
頭が大きくてゲーミングヘッドセットが合わないという人なら、Razer BlackShark V2やATH-GDL3がおすすめです。サイズが大きめで調整幅もあるので、頭の痛みは緩和されます。
参考記事リンク:Razer BlackShark V2の記事
参考記事リンク:ATH-GDL3の記事
イヤーカップの接続部分からきしみ音が出ることがある。
A40 TRのイヤーカップは接続部分が少し動く構造です。
個体差はあると思われますが、可動部分からキシキシと音がなるものがあります。
私のA40 TRは購入して1週間ぐらいからきしみ音が鳴りだしました。
ボイスチャットで話をしている時や何か食べながら使っていると、きしみ音が気になりゲームに集中できませんでした。
少しA40 TRの分解が必要ですが、きしみ音は自分でも緩和させることができます。
きしみ音の直し方があるので、音が出てきたら参考にしてください。
ASTRO A40 TRはなぜ人気なのか
人気の理由はズバリ、eスポーツ大会での採用やプロゲーマーが宣伝しているからです。
ASTRO A40はeスポーツ大会でスポンサーをしたりCall of Dutyとのコラボデザインが販売されたりと、宣伝効果の高い露出が非常に多いです。
音質や装着感が飛びぬけて良いわけではありませんが、プロeスポーツプレイヤーに使われた実績が販路拡大に貢献していると言えるでしょう。
また、MixAmpとセット販売しているので「MixAmpとA40 TRはセットで使うもの」という印象が大きいことも販売数増加につながっていると考えられます。
A40 TRゲーミングヘッドセットは、私としては使いにくいヘッドセットだと感じています。
どうしても頭のてっぺんに荷重がかかり、短時間の使用でも頭痛が起こります。
そんなA40がなぜ人気なのかといえば、宣伝の仕方が上手い点が一番ではないでしょうか。
ゲーミングヘッドセットだけで見れば、他社製品で音質や装着感が良い物がたくさんあります。
A40だけでなく、他のヘッドセットも検討してみてよいでしょう。
A40 TRの良かったところと気になるところ
- 見た目がかっこいい。
- 全体的にフラットで聞きやすい音質。
- イコライザー調整がしやすいので、ゲーミングアンプを使えば自由に調整が可能。
- マイクを跳ね上げて置いておける。(ミュートはケーブルのスイッチ)
- ModKitを使って密閉型に変えることができる。
- スピーカー部分の長さ調整がもう少しほしい。あと5mmだけでも。。。
- 頭の上にあるクッションが痛い。長時間の使用は厳しい。
- FPSで使うときは、ゲーミングアンプでイコライザー調整しないと音が聞き取り辛い。
A40TRはMixAmpPro TRとの組み合わせを前提としていると考えて良いでしょう。
セット購入で25,000円ぐらいしますが、ASTRO MixAmpは他のヘッドセットやイヤホンも接続することもでき、汎用性はとても広いので持っていて損はしません。
ASTRO A40 TRを検討されている人は、MixAmpPro TRとのセット購入をおすすめします。
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