- フォートナイトで144fps出せるグラボは?
- フォートナイトはどんなPCスペックが必要?
- 快適に遊べるゲーミングPCが知りたい。
この記事ではパソコン版フォートナイトでグラフィックボード別にfps計測結果を公開しています。
計測したグラボは以下の4種類。
- RTX 3060
- RTX 3060Ti
- RTX 3070
- RTX 3080
フォートナイトを快適に遊ぶためのゲーミングPCも紹介しているので、参考にしてください。
すぐにパソコンが見たい方はこちらからどうぞ
- 予算15.5万円~:RTX3060 搭載パソコン(設定次第でほとんどのゲームが快適!)
- 予算17万円~:RTX3060 Ti 搭載パソコン(ほとんどのゲームが快適に遊べる!)
- 予算20万円~:RTX3070 搭載パソコン(予算に余裕があるならこれ!)
- 予算28万円~:RTX3080 搭載パソコン(4KやWQHDモニターで遊ぶなら!)
フォートナイトの推奨動作環境
ここに書いてあるPC環境はEpic Games公式の情報ですが、最近のアップデートで安定した動作が難しくなってきています。
項目 | 最小システム要件 | 推奨システム要件 |
---|---|---|
ビデオカード | インテルHD グラフィックス 4000 インテルIris Pro グラフィックス 5200 | Nvidia GTX 960 AMD R9 280 または同等のDX11対応GPU |
ビデオメモリ | なし | 2GB VRAM |
プロセッサ | Core i3-3225 3.3 GHz | Core i5-7300U 3.5 GHz AMD Ryzen 3 3300U または同等のプロセッサ |
メモリ | 4GB RAM | 8GB RAM以上 |
OS | Windows 7/8/10 64-bit Mac OS Mojave 10.14.6 | Windows 10 64-bit |
最小システム要件、推奨システム要件でもプレイは可能かもしれませんが、高いfpsを出すことは不可能です。60fpsですら安定して出すことはできません。
クオリティプリセット「最高」要件
項目 | 内容 |
---|---|
ビデオカード | Nvidia GTX 1080、AMD Radeon RX 5700 XT、または同等のGPU |
ビデオメモリ | 4GB VRAM以上 |
プロセッサ | インテル Core i7-8700、AMD Ryzen 7 3700x、または同等のプロセッサ |
メモリ | 16GB RAM以上 |
ストレージ | NVMe SSD |
OS | Windows 10 64-bit |
クオリティプリセットの「最高」に必要なグラボがNvidia GTX 1080とEpic Games公式で指定されています。GTX 1080はRTX3060同等の性能です。
「最高」の要件にあるシステムは60fpsが想定されており、144fpsや240fpsを出そうとすると、もっとグレードの高いパソコンが必要です。
144fps以上で安定させるにはGPUがRTX3060以上のグラフィックボードとゲーム内のグラフィック設定の調整が必要です。
グラフィックボード別fps計測結果
フォートナイトをグラボ別でfps計測した結果の平均値グラフです。
フルHDでグラフィックを低設定にするなら、RTX 3060で快適にプレイできます。WQHD以上のモニターでプレイするなら、RTX 3070以上のグラボをおすすめします。
平均値で高いfpsが出ていても、プレイ中の最低値が100を切ることがあります。「fps平均値」だけを見るのではなくゲーム中のfps変動を見て、どのグラボがよいか検討してみてください。
これより下に、ゲーム中のfps変動がわかるグラフをグラボ別に掲載しました。それぞれどのような変化があるか確認してみてください。
- CPU:Intel Core i5-12600KF
- RTX 3060、RTX 3060Ti、RTX 3070、RTX 3080 の4つ。
- ゲームモード:トリオ・ゼロビルド。
- グラフィック設定:「低・中・高・最高」の4種で測定。
- DLSSはオフにしています。(できる限り画質低下を避けるため)
※低・中を選択すると「3D解像度」が自動で落とされてしまうため、手動で100%に再設定しています。
※fps計測には、MSI AFTERBURNERをしました。
RTX 3060のfps結果
■フルHD(1920 x 1080)
- 低設定 :207fps(165fps)
- 中設定 :163fps(135fps)
- 高設定 :121fps(100fps)
- 最高設定:93fps(80fps)
■WQHD(2560 x 1440)
- 低設定 :158fps(128fps)
- 中設定 :136fps(115fps)
- 高設定 :87fps(77fps)
- 最高設定:66fps(62fps)
■4K(3840 x 2160)
- 低設定 :108fps(94fps)
- 中設定 :82fps(65fps)
- 高設定 :52fps(44fps)
- 最高設定:41fps(34fps)
※平均値です。()内は最低fps。
RTX 3060なら、中設定で平均160fpsを出すことが可能です。
さらに快適にプレイするなら低設定がおすすめです。
RTX 3060のフルHD(1920 x 1080)の結果
グラフィック設定は「低」でもプレイに支障は感じません。fpsを稼ぐために多くの方が低設定を使っています。プロeスポーツプレイヤーも低設定から調整をされている方がとても多くいらっしゃいます。
RTX 3060のWQHD(2560 x 1440)の結果
WQHD解像度は中設定以下が推奨です。高設定以上になると70fpsあたりまで落ち込むことがあり、TPSシューターゲームとしては不利になります。
可能な限りグラフィック設定を下げるか、フルHD解像度に変更することをおすすめします。
RTX 3060の4K(3840 x 2160)の結果
低設定にしてもfpsが安定しません。素直に解像度を下げましょう。
PCでプレイするならできるだけ高fpsを出したいところ。できるだけ高いfpsを出すならフルHD解像度(1920 x 1080)に設定することを検討してください。
フルHD解像度なら、低設定にすると144fps以上だすことができてとても快適になります。
- フルHDなら中設定まで144fps以上で、とても快適にプレイ可能。
- WQHDは低設定を推奨。
- 4Kはfpsがガクっと下がり、快適ではない。
RTX 3060Tiのfps結果
■フルHD(1920 x 1080)
- 低設定 :243fps(157fps)
- 中設定 :192fps(145fps)
- 高設定 :167fps(116fps)
- 最高設定:102fps(88fps)
■WQHD(2560 x 1440)
- 低設定 :198fps(144fps)
- 中設定 :148fps(112fps)
- 高設定 :98fps(95fps)
- 最高設定:78fps(69fps)
■4K(3840 x 2160)
- 低設定 :131fps(110fps)
- 中設定 :93fps(73fps)
- 高設定 :68fps(55fps)
- 最高設定:45fps(39fps)
※平均値です。()内は最低fps。
RTX 3060Tiでは、高設定で平均165fpsが出せました。
今回はトリオ・ゼロビルドで計測をしていますが、ビルドありでもfpsが極端に落ちることはなく、試合を通して快適にプレイできていました。
RTX 3060TiのフルHD(1920 x 1080)の結果
フォートナイト以外のゲームもプレイをするなら、グラボはRTX 3060Tiにしておくとよいでしょう。フォートナイトの動作もより安定させることができます。
RTX 3060TiのWQHD(2560 x 1440)の結果
RTX 3060TiとWQHD(2560 x 1440)モニター。中設定以下ならけっこう快適に遊べました。
スタートのダイビングはfpsが落ち込みますが、ここは撃ち合いに大きく影響しないので問題はありません。
高設定でも90fpsは出ているので遊ぶことはできますが、高と中で劇的に見た目が変わることもないので、fps重視で中設定以下で遊ぶことを推奨します。
RTX 3060Tiの4K(3840 x 2160)の結果
フォートナイトを4K(3840 x 2560)でRTX 3060Tiを使って遊ぶのは、正直厳しいです。
最高設定はfpsが低すぎて常にカクカク動きます。中設定以下にしてギリギリ70fps程度は出せますが、シューターのゲームとしては不利な状況。これなら素直にWQHDやフルHDに解像度を下げた方が快適に遊べます。
fpsが低いと勝敗への影響が出ると言って過言ではないです。無理に4Kでプレイせず、解像度を下げてfpsを稼ぐことを検討しましょう。
- フルHDなら中設定まで、ほぼ144fps張り付きを実現。
- WQHDは低設定で144fps。
- 4Kは低設定を推奨。
RTX 3070のfps結果
■フルHD(1920 x 1080)
- 低設定 :253fps(170fps)
- 中設定 :212fps(143fps)
- 高設定 :167fps(118fps)
- 最高設定:118fps(92fps)
■WQHD(2560 x 1440)
- 低設定 :231fps(138fps)
- 中設定 :175fps(136fps)
- 高設定 :114fps(104fps)
- 最高設定:93fps(77fps)
■4K(3840 x 2160)
- 低設定 :174fps(168fps)
- 中設定 :147fps(132fps)
- 高設定 :72fps(55fps)
- 最高設定:58fps(51fps)
※平均値です。()内は最低fps。
RTX 3070でfps計測をした結果です。
4Kでも低設定なら快適にプレイ可能です。
RTX 3070のフルHD(1920 x 1080)の結果
最高設定にすると、RTX 3070でも115fps前後になります。中設定以下で遊ぶ方がfpsが安定しやすいため、できる限り設定を下げてプレイすることをおすすめします。
グラフィック設定を下げたからと言って、敵が見えなくなるようなことはありません。シャドウの表示があると、建物の陰に隠れた敵が見えにくくなってしまうことが多いため、表示オフにすることをおすすめします。
RTX 3070のWQHD(2560 x 1440)の結果
WQHDで中設定以下なら快適にプレイ可能でした。高設定でもカクツキなど感じませんでしたが、より安定させるなら中設定以下がおすすめです。
低設定で一瞬138fpsまで落ちましたが、他は高fpsを維持しています。常に200fps以上出ているので144Hzモニター+低設定では、144fps張り付きが実現できる能力があります。
RTX 3070の4K(3840 x 2160)の結果
RTX 3070と4Kでプレイするなら、グラフィックは中設定以下が推奨ですね。高設定、最高設定ではfpsが低く、プレイに支障が出る可能性が高まります。
- フルHD高設定まで快適。低設定ならほぼ165fps張り付きを実現。
- WQHDは中設定まで快適にプレイ可能。
- 4Kは中設定までが快適プレイ範囲です。
RTX 3080のfps結果
■フルHD(1920 x 1080)
- 低設定 :262fps(170fps)
- 中設定 :223fps(143fps)
- 高設定 :166fps(118fps)
- 最高設定:131fps(92fps)
■WQHD(2560 x 1440)
- 低設定 :248fps(162fps)
- 中設定 :212fps(153fps)
- 高設定 :133fps(109fps)
- 最高設定:114fps(99fps)
■4K(3840 x 2160)
- 低設定 :182fps(131fps)
- 中設定 :137fps(121fps)
- 高設定 :104fps(77fps)
- 最高設定:65fps(50fps)
※平均値です。()内は最低fps。
RTX 3080でfps計測をした結果です。
RTX 3080のフルHD(1920 x 1080)の結果
低設定だと240fps張り付きに近い結果が出せました。
やはり最高設定は重たく、144fpsを狙うなら高設定以下でプレイすることがおすすめです。
RTX 3080のWQHD(2560 x 1440)の結果
WQHDでは中設定以下にすると、ほぼ144fps固定が実現できました。
高設定になるとガクっとfpsは落ちます。
より高いfpsにするためには、低設定でプレイすることを推奨します。
RTX 3080の4K(3840 x 2160)の結果
低、中設定ではRTX 3070と大きな差が出ませんでした。高、最高設定ではfpsが高くなりますが、プレイに支障が出てくるレベル。
4Kモニターでは中設定以下にしないと、高fpsを出すのは難しいです。可能な限り低設定でプレイすることをおすすめします。
- フルHD高設定まで快適。低設定ならほぼ165fps張り付きを実現。
- WQHDは中設定まで快適にプレイ可能。
- 4Kは中設定までが快適プレイ範囲です。
- RTX3070とそれほど大きな差がないところは気になります。
フォートナイトにおすすめのゲーミングPCを紹介
この記事で紹介したようにグラフィックボードをRTX3060以上にすることで、フォートナイトは快適に遊べます。
BTOパソコンショップ各社から、コストパフォーマンスが良いゲーミングPCを紹介します。
RTX3060 搭載ゲーミングPC(設定次第でほとんどのゲームが快適!)
メーカー 商品名 | 仕様 | 評価 | 備考 |
---|---|---|---|
送料無料! LEVEL M77M-134F-RBX | CPU:Core i5-13400F グラボ:RTX3060 チップセット:B760 SSD:500GB NVMe メモリ:DDR5 16GB 電源:700W (80PLUS BRONZE) 参考価格:145,800円 | 無料会員は送料無料。 | |
G-GEAR GA5J-C230/B3 | CPU:Core i5-13400F グラボ:RTX3060 チップセット:B660 SSD:NVMe 1TB メモリ:DDR4 16GB ドライブ:DL対応 DVDスーパーマルチ 電源:750W (80PLUS GOLD) 参考価格:147,800円 | 送料2,200円~4,400円。 |
LEVEL-M77M-134F-RBX
参考価格:145,800円
パソコン工房のLEVELシリーズ。電源が700Wあるので、将来のグラボアップグレードやSSDの増設など、問題なありません。LEVELのミニタワーはシンプルなデザインですが高級感があり、インテリアとしてお部屋においておけます。eスポーツにスポンサーとして参加しているLEVEL。ゲーミングPCのクオリティは高いです。
G-GEAR GA5J-C230/B3
参考価格:147,800 円
ケースの大きさと電源750Wが将来の拡張性を持っています。グラボのアップグレードやパーツの増設にも対応可能。DVDマルチドライブが標準搭載されているので、CDやDVDの視聴もできます。まずはコストを抑えてRTX3060からスタート。将来的にグラボ交換でアップグレード!が実現できるゲーミングPCです。
RTX3060 Ti 搭載ゲーミングPC(ほとんどのゲームが快適!)
メーカー 商品名 | 仕様 | 評価 | 備考 |
---|---|---|---|
会員は送料無料! パソコン工房 LEVEL-M77M 134F-SAX | CPU:Core i5-13400F グラボ:RTX3060Ti チップセット:B760 SSD:500GB NVMe メモリ:DDR4 16GB 電源:700W (80PLUS BRONZE) 参考価格:163,700円 | 送料2,200円。 沖縄・離島は 送料6,600円。 会員は送料無料。 |
LEVEL-M77M-134F-SAX
参考価格:163,700円
チップセットにB760、DDR4メモリー16GB、SSD 500GB NVMe Gen3と、コストを抑えた構成です。電源が700Wあるので、将来的にグラボのアップグレードにも対応。無料会員登録すると送料無料にるのは大きいですね。
RTX3070 搭載ゲーミングPC(高fpsで快適に遊ぶならこれ!)
メーカー 商品名 | 仕様 | 価格 | 評価 | 備考 |
---|---|---|---|---|
FRONTIER FRGH670/Q3 | CPU:Core i7-13700F グラボ:RTX3070 チップセット:H670 SSD:1TB NVMe メモリ:DDR4 32GB 電源:850W (80PLUS GOLD) | 242,800円 | 送料2200円~4400円。 |
FRONTIER FRGH670/Q3
参考価格:242,800円
チップセットにH670、DDR4 32GB、SSD 1TB NVMe。CPUクーラーにDeepcool AK400が採用されています。メモリが32GB搭載されているので配信や動画編集、画像加工など、クリエイティブ作業でも快適。電源が850Wあるので、パーツの増設やグラボアップデートにも対応できます。長く使えるゲーミングPCです。
RTX3080 搭載パソコン
各メーカーで販売終了しています。同等の性能なRTX4070を検討してください。
fps計測に使ったグラフィックボードの紹介
この記事でfps計測をしているグラフィックボードのまとめです。
RTX 3070、RTX 3080は長さが294mmあるので、PCケースに入るか事前に確認をしておきましょう。
GEFORCE RTX 3060 | GEFORCE RTX 3060 Ti | Palit RTX3070 | Palit RTX3080 | |
---|---|---|---|---|
メーカー | INNO3D | MSI | Palit | Palit |
製品型番 | GEFORCE RTX 3060 TWIN X2 OC ※メーカーHPへリンク | GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X 8G OCV1 LHR ※メーカーHPへリンク | Palit NE63070019P2-1041A ※メーカーHPへリンク | Palit NED3080019IA-132AA ※メーカーHPへリンク |
CUDAコア数 | 3584 | 4864 | 5888 | 8704 |
ブーストクロック | 1792 MHz | 1695 MHz | 1725 MHz | 1710 MHz |
メモリタイプ | 12GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6 | 10GB GDDR6X |
メモリスピード | 15 Gbps | 14 Gbps | 14 Gbps | 19 Gbps |
メモリバス幅 | 192-bit | 256-bit | 256-bit | 320-bit |
インターフェース | PCI-E 4.0 X16 | PCI-E 4.0 X16 | PCI-E 4.0 X16 | PCI-E 4.0 X16 |
消費電力 (W) | 170W | 200W | 220W | 320W |
補助電源コネクタ | 8-pin | 8-pin | 8-pin X2 | 8-pin X2 |
推奨電源容量 (W) | 550W | 600W | 650W | 750W |
ポート | HDMI 2.1 x1 DisplayPort 1.4a x3 | HDMI 2.1 x1 DisplayPort 1.4a x3 | HDMI 2.1 x1 DisplayPort 1.4a x3 | HDMI 2.1 x1 DisplayPort 1.4a x3 |
Amazon | RTX3060を見に行く | RTX3060Tiを見に行く | RTX3070を見に行く | RTX3080を見に行く |
TSUKUMO | TSUKUMOを見に行く | TSUKUMOを見に行く | TSUKUMOを見に行く | TSUKUMOを見に行く |
RTX 3060とRTX 3060Tiのグラボの違いやゲームのfps計測結果やベンチマークをこちらの記事でも公開しています。ぜひ参考にしてください。
フォートナイトで平均144fps出すPCスペック
フォートナイトで平均144fpsを出すには、以下の条件が必要になります。
フルHDの場合
- RTX 3060でグラフィック設定「中」以下にする。
- RTX 3060Ti以上でグラフィック設定は「高」以下にする。
- CPUはCore i5-12400以上が理想。
上記よりスペックの低いグラフィックボードやゲーミングPCを使っている場合、グラフィック設定を「低」にし、できるだけfpsを出せるようにする必要があります。
フォートナイトが快適にプレイできるPCスペック
PCを選ぶとき、以下のポイントを抑えておけばフォートナイトは快適にプレイできます。
- CPU:Intel Core i5-12400以上
- グラボ:RTX3060以上
- チップセット:B660
- SSD:HDDではなく、SSDにする。
- メモリー:16GB以上
- 電源容量:600W以上(グラボによる)
CPUはIntel Core i5の12世代が理想ですが、11世代でも全く問題ありません。もし配信や動画編集など、CPUパワーが必要な作業をする場合、Core i7を選択しましょう。
最高要件にあるGTX1080は古いグラフィックボードで、今から入手するのは困難です。Amazonでは10万円を超える価格になっています。今後のことを考えても、RTX3060が載せられるPCを使うことをおすすめします。
フルHDモニターでグラボがRTX3060以上であれば、グラフィック設定によって144fpsを出すことが可能。上位のRTX3070になると240fps前後まで出すことができます。
最近のゲーミングPCはメモリー16GBを搭載していることが普通になってきました。もし実況配信などする場合、32GBにアップグレードしたほうが安定します。
電源はギリギリの物でなく、消費電力の2倍の容量が基本です。電源容量についてはこちらの記事で詳しく説明していますので参考にどうぞ。
フォートナイトはグラボなしのPCで遊べるの?
結論:要件を満たせばプレイはできるが、快適には遊べないです。
フォートナイトの最低システム要件で、グラフィックに関しては以下のようになっています。
CPUに内臓されているインテルHDグラフィックスでも動作は可能ですが、フォートナイトをまともにプレイすることは不可能です。
フォートナイトのような競技性の高いゲームは最低60fps。可能な限り120fps以上のフレームレートが無いと、撃ち合いで負ける確率が高くなります。内臓GPUでは性能不足と言って過言ではありません。
グラフィックボードが搭載されたPCで、快適にプレイすることを強くおすすめします。
フォートナイトで高いfpsを出すためのおすすめPC設定
フォートナイトをプレイするとき、できるだけ見た目を綺麗に高いfpsが出せる設定を紹介します。
基本は「低設定+3D解像度100%」がおすすめです。
ディスプレイ
ウィンドウモードはフルスクリーン。解像度はモニターに合わせてください。
最大フレームレートをモニター(Hz)に合わせる
最大フレームレートはよほどの理由が無い限り、モニターのリフレッシュレート(Hz)に合わせましょう。「無制限」にすると、モニターのリフレッシュレート以上にfpsが出ることがありますが、モニターでは描画されない無駄な処理になります。また、高fpsと低fpsの差が激しくなり、カクツキの原因になります。
例として144Hzに制限をかけてみました。制限をかけることでfpsの上下差が少なくなり、カクツキの原因を減らすことができます。
グラフィッククオリティ
基本的にクオリティプリセットは「低」にします。
クオリティプリセットを「中」や「低」にすると、自動で3D解像度が下げられるので、手動で100%に設定しまましょう。
3D解像度が下がると、画面がボケて相手も見えにくくなってしまうので、必ず100%に再設定しましょう。
高解像度テクスチャの自動ダウンロード、高解像度テクスチャのリマインダーをオンにしておくと、ゲームプレイ中に高解像度テクスチャをダウンロードします。高解像度テクスチャが適用されると、質感がはっきりしますが、プレイに大きな影響が無いためオフにして問題ありません。
特に、SSDの容量が少ない方や回線が遅い方はオフにしてください。
高度なグラフィック
VSYNCは必ずオフにしてください。ティアリング改善のための機能ですが、思わぬ描画遅延が発生することがあるので、VSYNCはオフにします。
実際のゲームプレイではモーションブラーはオフにした方が画面ブレが少なく、ゲームは見やすくなります。
最後にある「NVIDIA REFLEX低遅延」は可能な限り「オン+ブースト」にしておきましょう。fpsを出すために最大限の処理を行う設定項目です。
FPS計測に使ったゲーミングPC
ナオのゲーミングデバイスはSTORMのゲーミングパソコンを使っています。
パソコンのグラフィックボードを差し替えてベンチマークの計測をしています。
PCのスペック紹介をしますので参考にしてください。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Windows 11 64ビット home |
CPU | Intel Core i5-12600KF(10コア/16スレッド 3.7GHz) |
CPUクーラー | 水冷式クーラー(MSI) |
メモリ | 16GB |
マザーボード | PRO B660-A DDR4(MSI) |
GPU | Nvidia GeForce RTX 3060 |
SSD | M.2 Gen3 500GB |
電源 | 850W (80PLUS Gold) |
備考 | マザーボードのM.2スロットは2つ。両方Gen4対応です。 |
型番 | STORM PG-WG12(販売終了しています) |
使用しているモニターはAcerのFullHD、165Hzです。
- 使用モニター:Acer VG270Sbmiipfx
- 概要:27インチFullHD(1920×1080) リフレッシュレート165Hz
BTOパソコンではドスパラやマウスコンピューターが有名ですが、STORMはコスパが良い製品が多くあります。
STORMのゲーミングPCは基本的に850W (80PLUS Gold)の電源が搭載されている特徴があり、他社と比較してもパーツ構成のコストパフォーマンスが高いゲーミングパソコンを販売しています。
STORMは知名度が高くありませんが、メールの返事も早く丁寧な対応をしてくれます。
BTOパソコンショップSTORMはこちらの記事で紹介しています。
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