投資歴18年でFP2級のちょくです。
僕は新NISAで、ファンダメンタル分析をして個別株に投資しています。
株式投資をしていると、ファンダメンタル分析のやり方で悩みますよね。
僕も新NISAの成長投資枠で個別株を買う際に、ファンダメンタル分析のやり方に悩んだので気持ちが分かります。
この記事では株式投資におけるファンダメンタル分析についてや、やり方などを解説しました。
この記事を読めば、ファンダメンタル分析のやり方が分かり、良い企業の株を安く買って着実に資産を増やせますよ。
今すぐ新NISA口座を開設したい方は「新NISAの正しい始め方(SBI証券)・(楽天証券)・(マネックス証券)」も参考にしてくださいね。
この記事からわかること
筆者の三井住友カードとOlive
三井住友カードは10年以上前からずっと利用しています。
Oliveは2023年から利用を始めました。
筆者が口座開設している証券会社
- SBI証券
- マネックス証券
- 楽天証券
- 松井証券
- SMBC日興証券
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- 大和証券
- auカブコム証券
- 岡三証券
筆者の投資先と投資資産の状況
筆者は新NISAと通常口座のどちらもSBI証券をメイン利用しています。
2023年までは投資信託+成長株に投資していましたが売却して、2024年から投資信託+高配当株銘柄への分散投資に切り替えました。
この記事はあくまでも情報提供を目的としたものであり、その手法や知識について勧誘や売買を推奨するものではありません。
本記事に含まれる情報に関しては、万全を期しておりますが、その情報の正確性、完全性、有用性を保証するものではありません。
情報の利用の結果として何らかの損害が発生した場合、著者は理由のいかんを問わず投資の結果に責任を負いません。
投資対象および商品の選択など、投資にかかる最終決定はご自身でご判断ください。
株式投資におけるファンダメンタル分析とは
ファンダメンタル分析とは、企業の業績や財務状況などの基礎的な情報を分析し、現在の株価が割安か割高かを見積もったり企業の将来性を予測したりする方法です。
株式投資で利益を上げるためには、企業の価値を正しく見極める必要があります。
ファンダメンタル分析は、将来の株価の値動きを予想するうえで必須です。
ファンダメンタル分析は、中・長期投資での銘柄を選ぶうえで特に活用されています。
伝説の投資家ウォーレン・バフェット氏は、ファンダメンタル分析で良い企業を安い株価で買っているわ。
筆者が行うファンダメンタル分析のやり方をわかりやすく解説
筆者が行うファンダメンタル分析のやり方をわかりやすく解説します。
- EPSが長期的に増えているかチェック
- PERを確認する
- 四半期ごとの決算書を読む
特に大事にしている3つにしぼって紹介するね。
EPSが長期的に増えているかチェック
EPS(1株当たり純利益)が長期的に増えているか、チェックするのが大切です。
EPSが長期的に増えている企業は収益力が高く、長期的にみて株価の上昇が期待できます。
株価=EPS×PER
EPSは年平均で、10%以上増加している企業を選びましょう。
EPSが長期的に増えている企業は、着実に利益が増えていく良い企業といえます。
PERを確認する
PER(株価収益率)を確認すれば、株価が割安か割高かを判断する目安になります。
PER=株価÷EPS(時価総額÷純利益)
PERは業種によって平均値がちがうので、同業種の企業間で比較するのが大事です。
一般的にPERの数値が低いほど割安、高いほど割高と判断されます。
PERには株価を実績EPSで割って計算する実績PERと、株価を予想EPSで割って計算する予想PERがあるわ。
株価は将来の利益の見通しで動くから、予想PERの方が重要だよ。
四半期ごとの決算書を読む
企業の直近の業績や財務状況を把握するため、四半期ごとに発表される決算書をチェックするのが大切です。
株式投資に使う決算書は、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の3つがあります。
- 貸借対照表:財務の健全性
- 損益計算書:売上高や利益の増減、成長性
- キャッシュフロー計算書:お金の流れ
企業のホームページには投資家向けのページ(IR)があるので、決算短信や決算説明資料を読んで投資するべきか判断しましょう。
最近は個人投資家説明会の動画を公開している企業も増えています。
企業をさらに詳しく分析したい人は、年に1回作成される「有価証券報告書」を読むといいわ。
ファンダメンタル分析におすすめの銘柄分析ツール
筆者が実際にファンダメンタル分析に使っている、おすすめの銘柄分析ツールを紹介します。
マネックス証券の銘柄スカウター
株式投資のファンダメンタル分析では、マネックス証券の銘柄スカウターをおすすめします。
銘柄スカウターはEPSやPERを確認でき、最長過去10期以上の企業業績がグラフで表示され一目でわかるからです。
銘柄スカウターは、マネックス証券で証券口座を開設すれば無料で利用できます。
通常発表されない、3ヶ月に区切った企業業績がグラフで表示されるのはすごく助かるね。
銘柄スカウターは、ファンダメンタル分析に必須の銘柄分析ツールよ。
筆者がファンダメンタル分析をして株式投資をする際に大切にしていること
筆者がファンダメンタル分析をして株式投資をする際に、大切にしていることは3つあります。
- 参入障壁が高いビジネスモデルか
- 市場規模は今後も拡大する余地があるか
- 株価が安いまたは妥当な水準か
参入障壁が高いビジネスモデルか
参入障壁が高く競合他社が参入しにくい、独自の強みを持つ企業に投資しましょう。
競合他社が参入してくるとシェアの奪い合いになり、利益率が低下して利益が得られにくくなるからです。
高い技術力やブランド力、独自の販売戦略や特別な生産方法など、参入障壁の高いビジネスモデルを持つ企業は競争に強く長期的な成長が見込めます。
参入障壁があれば、企業は利益率を維持または向上できます。
他社が新規参入しにくい参入障壁のある市場がいいわ。
市場規模は今後も拡大する余地があるか
将来性を見据えて、市場規模が今後も拡大する余地がある業界・企業に投資しましょう。
市場規模の拡大とともに、シェアが一定または上昇すれば売上高や利益も増えて株価上昇につながるからです。
投資対象の企業が、市場のシェアの何%を占めているか調べておくのも大切です。
投資したい市場の、上位企業のシェア率も調べておいてね。
シェア拡大が期待できる企業に投資したいですね。
株価が安いまたは妥当な水準か
投資したい企業が見つかったら、株価が安いまたは妥当な水準か見極める必要があります。
いくら良い企業でも、株価が割高であれば投資する価値は低いからです。
株価が何円なら買いと判断して、できるだけ株価が安いタイミングで投資するのが重要です。
実績PERや予想PERを出すのは、株価が割安か判断する方法の1つよ。
- 実績PER=株価÷実績EPS
- 予想PER=株価÷予想EPS
投資する業界の平均PERと比較するのが大切です。
新NISAで株式投資を始める方におすすめ!ネット証券3選
2024年1月に始まった新NISAの口座開設が加速しています。
金融庁は2024年9月17日に、2024年6月末時点の少額投資非課税制度(NISA)の口座数は、3月末時点から4.5%増え合計で約2427万口座を突破したと発表しました。
新NISAは開始後の1カ月間で4%増えており、開設ペースは直近3カ月間の平均の2倍に達し、増加分の9割をネット証券が占めています。
(参照|日本経済新聞:新NISA口座、開設ペース2倍に 9割超がネット証券で)
下画像を見ると、2024年1~7月の口座開設数や買付額は2023年1~7月の2倍以上だね。
引用|日本証券業協会|「NISA 口座の開設・利用状況調査結果(証券会社 10 社・2024 年7月末時点)
ネット証券は口座開設や維持費は無料なので安心してね。
選んだネット証券は、一生付き合うパートナーになるかもしれません。
自分に合った証券会社かどうか考えて決めましょう。
僕は下記の3社とも開設して利用しています。
3社の特徴や良さをそれぞれ紹介するので、参考にしてください。
SBI証券|経験0の初心者も安心!つみたて投資枠の商品数No.1
つみたて投資枠対象商品 | クレカ積立 | ポイント |
250本 | 三井住友カード Oliveなど | Vポイント dポイント PayPayポイント Pontaポイント JALのマイル |
ポイント付与率 | 新NISAにおすすめ度 | ポイントの使い道 |
0%~最大3.0 % ※年間利用金額に応じて、ポイント付与率が変動する | iD加盟店やVisaのタッチ決済 ANAマイル Vポイント、dポイント等 |
SBI証券はこんな人におすすめ!
- ①Vポイント、Pontaポイント、dポイント、PayPayポイント、JALのマイルのどれかを貯めている人
- ②三井住友カードやOliveを持っている人(クレカ積立でVポイントが貯まる)
- ③手数料を最小限に抑えて投資したい人
- ④最低金額100円という少額から積立投資を始めたい人
- ⑤業績が右肩上がりの安定した企業で投資したい人
キャンペーン情報
SBI証券ではキャンペーンを実施中です。
SBI証券の「景品総額 1 億円!? SBI 証券 NISA 応援キャンペーン」は、条件達成をされた方全員にもれなく 2,000 円、抽選で1,000 名様に 500 円相当のデジタルギフト、抽選で現金最大10万円をゲットできます。
他のみんなよりもお得な特典をゲットして、新NISAを始めたい方はキャンペーンを利用しましょう。
詳しくはSBI証券キャンペーンの記事をご覧ください。
SBI証券は、つみたて投資枠の商品数がネット証券No.1です。
2023年9月30日(土)から国内株式売買手数料がゼロになり、新NISAでは米国株式&海外ETFの売買手数料もゼロになりました。
新NISA関連の動画セミナーやシミュレーション機能もあり、投資初心者に手厚く安心して利用できます。
SBI証券を利用した人の声
※僕の元同僚や知人に、直接話を聞かせてもらいました。
マネックス証券|ポイント還元率No.1!米国株や中国株の銘柄数が充実
つみたて投資枠対象商品 | クレカ積立 | ポイント |
234本 | マネックスカード dカード | マネックスポイント dポイント |
ポイント付与率 | 新NISAにおすすめ度 | ポイントの使い道 |
0.2%~最大3.1% ※dカードは積立金額でポイント還元率が変動する 5万円以下:1.1% 5万円超過~7万円以下:0.6% 7万円超過~10万円以下:0.2% | Amazonギフトカード Pontaポイント WAONポイント Tポイント、dポイント等 |
マネックス証券はこんな人におすすめ!
キャンペーン情報
マネックス証券ではdカード積立開始を記念して、NTTドコモとの「dカード積立開始記念キャンペーン」を実施中です。
dカード積立とショッピング等で、dカード積立の積立額の最大10.0%をdポイントで還元するキャンペーンです。
クレカ積立でポイントを効率よく貯めたい方や、米国株投資に興味がある方は、マネックス証券の口座開設を検討してみてくださいね。
マネックス証券は、米国株の銘柄数が5,000超と多いので米国株投資をしたい人は、マネックス証券ははずせません。
マネックス証券の新NISA取引は売買手数料がすべて無料になったので、手数料を気にせず投資ができます。
クレカ積立の基本ポイント還元率がNo.1で、クレカ積立の上限が10万円になったので積立投資でポイントを効率よく稼ぎたい方には特におすすめです。
新NISAの銘柄を分析するなら、マネックス証券の銘柄スカウターが神ツールで使いやすいわ。
楽天証券|楽天ユーザーにお得!楽天ポイントがザクザク貯まる
つみたて投資枠対象商品 | クレカ積立 | ポイント |
241本 | 楽天カード | 楽天ポイント |
ポイント付与率 | 新NISAにおすすめ度 | ポイントの使い道 |
0.5%~2.0% ※カードのランクで変動 | 楽天経済圏での買い物 ポイント投資 |
楽天証券はこんな人におすすめ!
- ①楽天ポイントを貯めている人
- ②楽天カードを持っている人(クレカ積立で楽天ポイントが貯まる)
- ③手数料を最小限に抑えて投資したい人
- ④最低金額100円という少額から積立投資を始めたい人
- ⑤日本経済新聞社が提供する日経テレコン楽天証券版を無料で読みたい人
キャンペーン情報
楽天証券ではキャンペーンも実施中です。
新NISAをお得に始めたい方は、キャンペーンを利用しましょう。
詳しくは楽天証券キャンペーンの記事をご覧ください。
楽天証券は楽天カードクレジット決済と楽天キャッシュを利用することで、最大15万円までがポイントの還元対象です。
楽天証券ではクレカ積立などで貯まった楽天ポイントを、つみたて投資枠に再投資することもできます。
楽天カードや楽天銀行の口座があれば入金やポイント獲得もスムーズなので、楽天経済圏を利用している人には特におすすめです。
楽天証券を利用した人の声
※僕の知人に直接話を聞かせてもらいました。
ファンダメンタル分析をして株式投資をする際に気をつけること
ファンダメンタル分析をして株式投資をする際に、気をつけることを3つ解説します。
- 倒産するリスクが低い企業に投資する
- 株価が右肩上がりのときに買う
- どんなときに株を売るか決めておく
投資のリスクについても理解しておくのが大切だね。
倒産するリスクが低い企業に投資する
投資の際は、倒産するリスクが低い企業を見極める必要があります。
企業が倒産すると、株式は無価値になるため売りたくても売れず投資資金を失うからです。
自己資本比率や流動比率を確認して、財務の健全性を把握しておきましょう。
- 自己資本比率=自己資本÷総資本×100(総資本に対して純資産が占める割合)
- 流動比率=流動資産÷流動負債×100(短期的な支払い能力を見る指標)
一般的に自己資本比率は30%~50%、流動比率は150~200%以上あれば安心です。※業種により理想の比率は異なる
マネックス証券の銘柄スカウターを利用すれば簡単に把握できるわ。
株価が右肩上がりのときに買う
筆者は基本的に、株価が右肩上がりのときに買うように心がけています。
株価の移動平均線が右肩上がりの上昇トレンドであれば、投資家の買い意欲が強く株価が上昇しやすいからです。
反対に移動平均線が右肩下がりの下降トレンドは、売りが売りを呼び株価が下落する場合があります。
投資初心者は、移動平均線が右肩上がりの上昇トレンドで買うのがおすすめだよ。
僕は株価が中長期的に右肩上がりの企業に投資するようにしています。
どんなときに株を売るか決めておく
企業に投資する際は、どんなときに株を売るか決めておくのをおすすめします。
事前に売却基準を明確にしておけば、感情的な判断に流されず冷静に売却できるからです。
たとえば、予想していた株価より割高になったときや、ほかに魅力的な企業が見つかったとき、想定していた成長シナリオが崩れたときなどは売却を検討しましょう。
損失を抱えている株は売却しにくいけど、売却基準にそって売る(損切り)のも大切よ。
投資に関する最終的な決定は、すべてご自身の判断や責任になるのを理解したうえで投資してくださいね。
ファンダメンタル分析で株式投資をする際に+αで知っておくと有利なこと
ファンダメンタル分析で株式投資をする際に+αで知っておくと有利なことを解説します。
- ROEが高いか
ROEが高いか
ファンダメンタル分析において、ROE(自己資本利益率)が高いかは重要な指標の一つといえます。
ROEは企業が株主から預かったお金を使って、どれだけ効率的に純利益を上げているかを示す指標だからです。
ROE=純利益÷自己資本×100
ROEが高い企業に投資すれば、より高いリターンを期待できます。
ROEは1株価値が毎年どれぐらい増えるのかを表しているよ。
ROEが高い企業は効率的に利益を生み出しているため、株価が上昇しやすいといえます。
株式投資のファンダメンタル分析について理解度チェック
内容が理解できたら、下記をクリックしてね。
理解できないところは、記事を読み直してみて!
理解度チェック
- EPSが長期的に増えている企業を選ぶ
- PERは株価が割安か割高かを判断する目安になる
- 四半期ごとの決算書を読んで投資対象か判断する
- ファンダメンタル分析にはマネックス証券の銘柄スカウターがおすすめ
- 参入障壁が高い企業に投資する
- 市場規模やシェア率は今後も拡大する余地があるかが大切
- 株価が安いor妥当な水準か見極める
- 自己資本比率や流動比率を確認して財務の健全性を把握する
- 移動平均線が右肩上がりの上昇トレンドで買う
- 売却基準を明確にしておく
まとめ
株式投資はファンダメンタル分析をして良い企業の株を安く買おう本記事では、株式投資におけるファンダメンタル分析についてや、やり方などを解説しました。
最後に内容を整理します。
- EPSが年平均で10%以上増加している企業がおすすめ
- 予想PERで割安か割高かを判断する目安にする
- 市場規模が今後も拡大する参入障壁が高い企業に投資する
ファンダメンタル分析は中・長期投資での銘柄を選ぶうえで必須です。
投資初心者から上級者まで、マネックス証券の銘柄スカウターを利用すればファンダメンタル分析が楽になります。
ファンダメンタル分析をすれば、良い企業の株を安く買って大きな利益を得られますよ。
マネックス証券の銘柄スカウターは、証券口座を開設すれば無料で利用できるよ。
マネックス証券は証券口座の開設や、口座維持費も無料なので安心してくださいね。
この記事が、あなたが株式投資のファンダメンタル分析について理解する上で役に立っていれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ちょくです