BOSE QuietComfort 20 レビュー FPSで力を発揮するノイズキャンセリングイヤホン

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BOSE QuietComfort 20 レビュー FPSで力を発揮するノイズキャンセリングイヤホン

BOSE QuietComfort 20はノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンです。

プロゲーマー、ストリーマーの釈迦さん(Apex Legends、VALORANT)、Rasさん(Apex Legends)が使われていることでも有名ですね。

QuietComfort 20の音質や装着感がとても良く、長い時間使っていても耳が痛くなることがありません。

コントロールモジュールが大きかったり特有のノイズがあるので、使いづらいと感じることはあります。

この記事では、QuietComfort 20を使ってみた感想と使いづらい点を解説します。

BOSE QuietComfort 20はこんなイヤホン
  • 音質がとても良い。
  • 音の解像度が高く、細かな音も聞こえます。
  • 低音強め。厚みがあって解像度は高い。
  • 耳に刺さる高音ではなく、聞き取りやすい音が出ています。
  • FPSゲームと相性が良い。
  • イヤーピースのフィット感がよく、長時間の使用でも痛くならない。
  • 静かなシーンでは、ノイズキャンセリング特有のノイズが気になる。
  • マイクは音を拾いにくく、使いづらい。
  • コントロールモジュールが大きくて邪魔。
目次(見たいところからチェック!)

QuietComfort 20の仕様

Quiet Comfort 20の付属品
項目仕様
質量44g
タイプカナル型(耳栓型)
入力プラグ3.5mmミニプラグ
ケーブルの長さ130cm
電池寿命約16時間
付属品StayHear+チップ(S/M/Lサイズ各1ペア)
ケーブルクリップ
充電用USBケーブル(24cm)
キャリングケース
説明書

QuietComfort 20Apple社製機器対応モデル(iPhone、iPad)とAndroid機器用、2種類のパッケージがあります。ご自身の使っているスマートフォンに合わせて購入してください。

今回のレビューはAndroid機器用となります。
Apple社製機器対応モデルとは動作が異なる可能性がありますのでご了承ください。

QuietComfort 20の外観

Quiet Comfort 20のイヤーチップ

イヤホンのイヤー部分は独特な形状をしたイヤーチップ(StayHear+チップ)がはめられています。

耳に触れる部分に硬いプラスチック使われておらず、StayHear+チップしか当たらない形状になっています。

StayHear+チップは柔らかい素材で遮音性も高く、長時間装着していても全く不快感がありません。

Quiet Comfort 20のリモコン

リモコンには4つのボタンと裏面にマイクがついています。

リモコンはスマホで音楽を聞いたり通話に応答する操作に使用。

  • 音量ボタン(+、-)
  • 中央ボタン(再生や早送り、通話応答などに使用)
  • モードボタン(側面にある水色のボタン。Awareモード、NCモードの切替)

Apple社製機器対応モデル(iPhone、iPad)とAndroid機器用で操作できるスマホが違うので、注意してください。

※NCモード:ノイズキャンセリングモード
※PCやPS4/PS5、Switchでは音量ボタンと中央ボタンが使えません。

Quiet Comfort 20のマイク

リモコンの裏面にマイクが付いています。

Quiet Comfort 20のコントロールモジュール

コントロールモジュールには以下の機能が付いています。

  • バッテリー(交換不可)
  • 電源スイッチ
  • 充電残量LEDインジケータ
  • 充電用USB接続口
  • 4極3.5mmミニプラグ
Quiet Comfort 20の充電状態

LEDの状態によって、バッテリー残量がわかります。

  • 緑(点灯):電源オン。3時間以上の電力が残っている。
  • 緑(点滅):電源オン。3時間未満の電力しか残っていない。
  • オレンジ(点滅):充電中。
  • 赤:エラー発生。
  • 消灯:電源オフ。

電源オフでも使うことができますが、音質が極端に悪くなるのでおすすめできません。

QuietComfort 20はノイズキャンセリングが有効な状態で、最高のパフォーマンスが発揮できるようです。

明らかに電源オンの方が音が良いので、バッテリーが切れないように気を付けたいですね。

Quiet Comfort 20の3.5mmジャック

4極ミニプラグはL型。

コントロールモジュールからミニプラグまでが5.5cmしかありません。

Quiet Comfort 20とPS5のコントローラー

スマホやPS4/PS5のコントローラーに接続すると、コントロールモジュールがブラブラして邪魔ですね。

QuietComfort 20の音質はとても良い

電源をオンにした瞬間ノイズキャンセリング機能によって、周りの騒音がカットされとても静かになります。

QuietComfort 20は解像度の高い厚みのある低音が特徴で、イヤホンによく見かける低音の弱さはありません。

高音は耳に刺さるような痛い音ではなく、少し柔らかく聞きやすい音が出ています。

ノイズキャンセリングによる外部の不要な音のカットと低音から高音までの解像度の高さ、音量のバランスの良さが全体的な音質を高めています。特にゲームと相性が良く、FPSやRPG、アクションゲームにも使えるイヤホンです。

定位が良くFPSにおすすめできます

エイム状態の拡大画像

FPS(Call of Duty、Apex Legends)で使ってみました。

定位が良く前後左右の音が把握しやすかったです。

Call of Duty : Vanguardは足音が聞こえづらいゲームですが、QuietComfort 20で音を聞くと銃声や足音が聞こえやすく、いつもよりキル数を稼ぐことができました。

上下方向の音が若干わかりにくい印象がありますが、十分対応できる定位と言えるでしょう。

銃声はうるさすぎず、細かい音が表現されていて長時間のゲームプレイでも音疲れすることはありませんでした。

低音から高音までバランスがよく、ゲーミングアンプ無しの環境でもクオリティの高い音が出ていて驚きました。

マイクはゲームのボイスチャットに不向き

Quiet Comfort 20のマイク距離

QuietComfort 20のマイクは口から離れた位置にあるせいか、声が小さかったです。

マイクを近づければボリュームは改善しますが、音質があまりよくないので別のマイク使うことをおすすめします。

QuietComfort 20のマイクはPS4やMixAmpで使えない?

Quiet Comfort 20とミックスアンプ

PS4/PS5のコントローラーASTRO MixAmpに接続したとき、マイクが使えなかったという情報を見かけます。

この記事でレビューしているQuietComfort 20(Android機器用)では以下の接続でマイクが使えました。

マイクが使えることを確認した接続方法
  • PS4/PS5のコントローラーと接続(3.5mmミニプラグ直差し)
  • MixAmpと接続(3.5mmミニプラグ直差し)
  • Windowsと接続(スプリットケーブル使用)

上記の接続でマイクが使えることを確認しました。

Apple社製機器対応モデルPS5のコントローラーASTRO MixAmpに接続してもマイクが使えないと思われます。(4極の規格であるOMTPとCTIAの違いによる問題)

マイクを使えるようにするには、OMTPとCTIAの変換アダプタを試してみるよいでしょう。

変換アダプタを使ってもマイクが使えないという情報をいただきました。Apple社製機器対応モデルをご購入の際は使えない機器が出てくる可能性がありますので、ご注意ください。

QuietComfort 20の使いにくいところ

QuietComfort 20の音質はとても良いのですが、いくつか使いにくい点があります。

  • コントロールモジュールが大きい。
  • 断線してもケーブル交換できない。
  • ノイズキャンセリングは特有のノイズがある。
  • 充電が必要。
  • 電源スイッチを切り忘れてしまう。

それぞれ説明していきます。

コントロールモジュールが大きい

Quiet Comfort 20とスマホ

QuietComfort 20はコントロールモジュールが大きくて邪魔です。

スマホで使うときはコントロールモジュールを手に持つか、ぶら下げて使うしかありません。

オーディオ機器をカバンやポケットに入れて使うときは問題ないですが、手に持って操作するときは邪魔になりますね。

スマホやゲーム機やコントローラーのように、手に持つ機器では使いにくいと感じます。

断線してもケーブル交換できない

QuietComfort 20はケーブル交換ができません。

ケーブルが断線した時はBOSEの修理に依頼をするか、新たに買い直すことになります。

コントロールモジュールやイヤホンを無理に引っ張ったり、どこかに引っかけないように気を付けて使わないといけないですね

ノイズキャンセリングは特有のノイズがある

喫茶店や図書館で、周りの雑音を消すためにノイズキャンセリング機能が欲しいときがあります。

QuietComfort 20のノイズキャンセリングは、サーっというノイズが目立ちます。

ゲームや映画、音楽を聞いている間は気になりませんが、静かになるとノイズが気になりだします。

勉強や仕事で静かな環境を作るノイズキャンセリングとしては、少し使いづらい印象です。

充電が必要

Quiet Comfort 20充電中

QuietComfort 20はノイズキャンセリング機能が搭載されているので、充電が必要です。

1回の充電で最長16時間使え、LEDが点滅してからも約3時間は使えるので充電を急ぐ必要がありません。

使える時間が長く、前回充電した日を忘れてしいがち。

外出するときはポータブルバッテリーを持っていると安心ですね。

私は普段、このバッテリーを持ち歩いています。

電源スイッチを切り忘れてしまう

Quiet Comfort 20の電源スイッチ

イヤホンは手軽に使えますが、電源を切り忘れてしまうことがあります。

自動スリープのような機能も無く、バッテリーを消費してしまいます。

電源スイッチを切り忘れないように気を付けないといけません。

QuietComfort 20はFPSで力を発揮します

QuietComfort 20はとても音質が良いイヤホンです。

FPSでは足音や銃声がしっかり把握でき、バランスの良い音が聞けます。

解像度が高くこもりも無い。定位も良いので音が重要なFPSゲームで力を発揮します。

プロゲーマーやストリーマーが使うことに納得がいきますね。

充電が必要であったりコントロールモジュールが大きいため外出時の使用で不便なところはありますが、家で使うなら全く問題ありません。

音質、付け心地共にとても満足度の高いイヤホンであることは間違いありません。

QuietComfort 20はゲームでイヤホンを使いたい方や、ヘッドセットが苦手な方におすすめしたいノイズキャンセリングイヤホンです。

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