RTX 3060 Tiの性能をベンチマーク フルHDならコスパ良し4Kは厳しいか

• RTX 3060Tiの性能が知りたい。
• ゲームはどのぐらい快適にプレイできるの？
• RTX 3060Tiは4Kで使える？

この記事では、Nvidia GeForce RTX 3060Tiの性能とゲーム別に測定したfps（フレームレート）を紹介します。

モニター解像度はフルHD～4Kまで。グラフィック設定はゲーム内のプリセットを切り替えてfps計測しました。

グラボの交換をお考えの方やゲーミングPCを探している方は参考にしてください。

>>フルHDで100fps以上！RTX 3060Ti搭載のゲーミングPCまでジャンプする

RTX 3060Tiはこんな人におすすめ

• モニターがフルHD解像度。
• カジュアルでも本気でもゲームをプレイしたい人。
• できるだけ高いfpsを出してゲームをプレイしたい人。
• そこそこ重たいゲームもプレイする人。
• コスパ重視。

モニターがフルHDで、レイトレーシングやグラフィック設定を最高にしないならRTX 3060Tiで十分な性能が発揮できます。

RTX 3060TiはゲーミングPC初心者から中級者、いろんなゲームで遊びたい方に向いています。

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RTX 3060Tiのスペック

RTX 3060Tiのスペックを他の2機種と合わせて表にまとめました。

	RTX 3060	RTX 3060 Ti	RTX 3070
CUDAコア数	3584	4864	5888
ブーストクロック	1792 MHz	1695 MHz	1725 MHz
メモリタイプ	12GB GDDR6	8GB GDDR6	8GB GDDR6
メモリスピード	15 Gbps	14 Gbps	14 Gbps
メモリバス幅	192-bit	256-bit	256-bit
インターフェース	PCI-E 4.0 X16	PCI-E 4.0 X16	PCI-E 4.0 X16
NVIDIA DLSS	対応	対応	対応
CUDA 機能	8.6	8.6	8.6
消費電力 (W)	170W	200W	220W
補助電源コネクタ	8-pin	8-pin	8-pin X2
推奨電源容量 (W)	550W	600W	650W
ディスプレイコネクタ	HDMI 2.1 x1 DisplayPort 1.4a x3	HDMI 2.1 x1, DisplayPort 1.4a x3	HDMI 2.1 x1, DisplayPort 1.4a x3
Amazon	RTX3060を見に行く	RTX3060Tiを見に行く	RTX3070を見に行く
TSUKUMO	TSUKUMOを見に行く	TSUKUMOを見に行く	TSUKUMOを見に行く
ソフマップ	ソフマップを見に行く	ソフマップを見に行く	ソフマップを見に行く

RTX 3060Tiの消費電力は200W。NVIDIAから推奨電源容量は600Wとアナウンスされています。

RTXシリーズで使うことができる、NVIDIA DLSS（ディープラーニング スーパーサンプリング）はAIを使ったレンダリング技術です。高解像度やレイトレーシングなどの処理の重たいシーンでも、できるだけ画質を落とさず高fpsを出すことができます。

DLSSはGeforce RTX GPUのみ使用することが可能です。

Apex Legends

実際にApexをトリオでプレイし、fps計測をしています。

フルHDでは、高設定でも平均165fps出ていました。

ただし、テルミットや激しい戦闘のシーンんでは120fps程度まで落ち込むことがあります。

WQHDの低設定でも比較的快適にプレイできました。WQHDの高設定にすると、100fpsを切ることが多くなります。

RTX 3060Tiを使ってApexで勝つための環境を作るなら、WQHD（低）までと考えてよいでしょう。

ゲームプレイ中のfps変動やグラフィック設定、WQHDや4Kでのfps結果など、くわしい内容はこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。

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VALORANT

VALORANTをアンレートでプレイし、fps計測をしています。

VALORANTはCPUの影響が大きいゲームなので、GPUの性能はそれほど高くなくても問題ありません。

4Kモニターでもグラフィック設定を下げれば高いfpsが出せています。

VALORANはグラフィック設定を下げても見た目があまり変わらないので、できる限り低設定にすることがおすすめです。

VALORANTはグラフィックボードがRTX3060以上あれば十分快適にプレイできます。

VALORANTの推奨PCスペックやfps計測をしたとき設定はこちらの記事で詳しく紹介しています。

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フォートナイト

フォートナイトをトリオでプレイしてfps計測しています。

レイトレーシングは使わない前提としています。fpsの低下が激しく、競技性の高いゲームに向いていないからです。

フルHDで快適にプレイできるのは高設定まで。競技性の高いFPSゲームなので、できるだけ設定を低くしましょう。

フルHDなら高設定まで。WQHDはギリギリで中設定までと考えましょう。

グラフィック設定を中や低にしたとき、自動で「3D解像度」が下げられます。かならず100に戻してからプレイしてください。

フォートナイトはグラフィックを低設定にしてもプレイ自体に影響はなく、むしろ高fpsが出るので快適に感じます。プロゲーマーもグラフィック設定を下げている人がたくさんいます。

フォートナイトのfps計測結果や高fpsを出す設定はこちらの記事で詳しく紹介しています。

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CoD MW2

Cod MW2はドミネーションかハードポイントでfps計測しています。

4Kの高設定で40fps出るかどうかの結果で、プレイに支障があると言っていいレベルでした。

Cod MW2は要求されるGPU性能が高めです。

フルHDでも低設定に下げないと高いfpsを出すことができません。グレネードやスモークなど、エフェクトが多く激しい戦闘シーンになるとさらにfpsの低下が発生します。

RTX 3060Tiの場合、フルHDで低設定（極低）がおすすめです。

Cod MW2はグラフィック設定は極低を使いましょう。もともと重たいFPSゲームなので、できるだけ高fpsを出す設定が必須です。

Cod MW2のfps計測やグラフィック設定の詳しい説明はこちらで公開しています。

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ファイナルファンタジー14

FF14の測定は公式のベンチマークソフトを使用しています。

フルHD～4K標準設定まで、ベンチマークソフトの結果は「非常に快適」となります。

4Kの高設定になるとスコアとfpsが落ちてきますが、プレイは可能なレベルです。

FF14は標準品質でも十分綺麗な映像でプレイできます。RTX3060Tiなら4Kでもプレイ可能。性能的には十分と言えるでしょう。

FF14のベンチマークスコアとfps計測結果をより詳しく解説したこちらの記事も参考にしてください。

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Cyberpunk 2077

2022年現在、発売されているPCゲームの中では最強クラスの重さを持つCyberpunk 2077。

RTX3060では高fpsを維持することが難しくなってきます。

※フルHDの計測結果。数値の単位はfpsです。

グラフィック設定	RTX3060	RTX3060Ti	RTX3070
低 （レイトレ無）	平均：116.25 最低：62.76 最大：180.82	平均：136.63 最低：68.39 最大：199.98	平均：142.17 最低：63.23 最大：208.75
中 （レイトレ無）	平均：97.83 最低：61.37 最大：135.08	平均：119.42 最低：67.59 最大：179.54	平均：127.52 最低：63.59 最大：191.27
高 （レイトレ無）	平均：77.65 最低：47.83 最大：128.16	平均：96.30 最低：63.43 最大：127.19	平均：107.58 最低：58.07 最大：153.37
ウルトラ （レイトレ無）	平均：63.90 最低：43.39 最大：86.44	平均：79.36 最低：55.07 最大：111.20	平均：91.55 最低：63.46 最大：126.72
レイトレーシング：低	平均：71.98 最低：54.54 最大：95.31	平均：88.78 最低：52.12 最大：142.22	平均：99.23 最低：58.47 最大：143.27
レイトレーシング： ウルトラ	平均：48.39 最低：36.34 最大：63.23	平均：60.62 最低：35.51 最大：97.65	平均：64.47 最低：31.76 最大：87.63

Cyberpunk 2077をRTX 3060Tiでプレイするなら、フルHD解像度でレイトレ無しの高設定までと考えてよいでしょう。

設定を上げても動かすことはできますが、快適とは言えないぐらいカクツキます。

高設定なら60fps出すことができ、カクツキはほとんど感じません。

RTX3060Tiでも若干パワー不足を感じます。中設定でも十分遊べるので、カクツキが気になる場合は中設定を試しましょう。

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モンスターハンターライズ

モンハンライズは全て4人パーティーのクシャルダオラ戦でfps計測しました。

モンハンライズ サンブレイクで計測をしています。

モンハンライズは60fps以上出ていれば快適にプレイが可能です。競技性の高いFPSゲームと違い、fpsが低いからと言って勝敗への影響は少ないゲームです。

RTX 3060Tiなら4K中設定までは快適にプレイできます。設定のプリセットだけでなく、個別に影や3D解像度を調整してあげれば、より快適にプレイが可能です。

モンハンライズはRTX3060Tiで快適にプレイができます。4Kの高設定で遊ぶならRTX 3070やRTX 3080が必要になります。

モンスターハンターライズのfps計測結果や、高画質で高fpsを維持するためのグラフィック設定をこちらの記事で公開しています。くわしく知りたい方は参考にしてください。

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エルデンリング

エルデンリングはゲーム開始後、最初に訪れる「学びの洞窟」を周回してfps計測しました。

できる限り同じシーンでfps計測をしないと、信用できるデータが取れないからです。

グラボ（GPU）	フルHD （低～最高） 1920 x 1080	WQHD （低～最高） 2560 x 1440	4K （低） 3840 x 2160	4K （中） 3840 x 2160	4K （高） 3840 x 2160	4K （最高） 3840 x 2160
RTX 3060	60fps	60fps	60fps	54fps（46fps）	51fps（45fps）	41fps（32fps）
RTX 3060Ti	60fps	60fps	60fps	60fps	57fps（51fps）	55fps（45fps）
RTX 3070	60fps	60fps	60fps	60fps	60fps	58fps（53fps）

RTX 3060Tiは、4K（中）まで60fpsを維持できました。4K高設定以上になるとエフェクト表示や水のあるシーンでfpsが低下します。

エルデンリングはRTX3060Tiで快適にプレイができます。4Kの高設定以上で遊ぶならRTX 3070やRTX 3080が必要になります。

エルデンリングのfps計測結果やゲーム中のfps変化をこちらの記事で詳しく紹介しています。

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RTX 3060Tiのメリット・デメリット

フルHDでも重たいゲームや競技性の高いFPSゲームでは画質調整をした方が良いですが、RTX 3060Tiでおおむね満足いく結果が得られるでしょう。

RTX 3060Ti搭載 ゲーミングPC

この記事で紹介したRTX3060Ti搭載のゲーミングPCをリストにまとめました。

どれが良いのか迷う方もいらっしゃるでしょう。メーカーのこだわりが無いなら、上3つの中から選ぶとよいでしょう。ケースの大きさも十分あるので、拡張性も心配ありません。

WQHDや4Kモニターを使うなら上位のグラボを検討

WQHDや4K解像度のモニターを使う場合、RTX3060Tiだとゲームによってはfpsが出なくなる可能性があります。

モニターの解像度がフルHDより高い場合、上位のグラボを検討することになりますが、RTX3070やRTX3080の販売が終了してきています。

これからはRTX4000シリーズが主流になってくるので、以下の2機種を検討してみてください。

フルHDでもより高fpsを安定して出したい方やWQHDモニターを使われる方は、RTX 4070。RTX 3080に近い性能があります。

WQHDでより高いfpsがほしい方、4Kモニターを使う方はRTX 4070 Tiがターゲットになります。こちらはRTX 3090 Tiに匹敵する性能を持っています。