RTX3060TiとRTX 3070、どっちのグラフィックボードを買ったらいいんだろう?と迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新しいゲーミングPCやグラボを買ってもゲームが快適にプレイできないと、とても大きなお金を損してしまいます。グラボやPCは高いので、間違いのない買い物をしたいですよね。
この記事では、RTX3060TiかRTX3070を使うとどれぐらい快適に遊べるか、どんな使い方が合っているか解説します。
- RTX3060TiとRTX3070の性能比較
- 解像度別にゲームのfpsがどれぐらい出るか。
- 各グラボが搭載されたゲーミングPC。
- RTX 3060 TiとRTX 3070はどっちがいい?
すぐにゲーミングPCが見たい方はこちらからどうぞ
ベンチマーク比較
RTX3060TiとRTX3070をゲーム別に比較しました。
Apexのように専用ベンチマークソフトが無いゲームは、実際にプレイしてfps計測をしています。
計測には、MSI AFTERBURNERというfps(フレームレート)やCPU温度を記録するソフトを使いました。
Apex Legends
Apexはグラフィック設定を低くすれば、多少古いグラフィックボードでも快適に遊べるFPSゲームです。
今回はApexのトリオ(3人パーティー)で実際にゲームをしてfps計測をしました。
ゲーム内のグラフィック設定を一番軽くした低設定と、全ての処理を高くした高設定で計測しています。スポットシャドウディテールを極にするとメモリ不足でパフォーマンスがでないため、最高までとしました。
Apex | RTX 3060 Ti | RTX 3070 |
---|---|---|
フルHD 低 | 250 fps | 260 fps |
フルHD 高 | 165 fps | 180 fps |
WQHD 低 | 205 fps | 226 fps |
WQHD 高 | 131 fps | 157 fps |
4K 低 | 116 fps | 132 fps |
4K 高 | 83 fps | 98 fps |
フルHDではRTX 3060 Ti・RTX 3070どちらも平均144fps以上出ていて、快適にプレイすることができました。
RTX3070はWQHDでも高fpsが出ています。モニターがWQHDの方はRTX3070をおすすめします。
影の表示やテルミットを使ったときのfps低下するので、少しでも高いfpsを出すならRTX 3070が安定しますね。
Apexの設定内容やNVIDIAコントールパネルのグラフィック設定、WQHDや4Kでのfps結果など、くわしい内容はこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
ファイナルファンタジー14
MMO RPGのFF14。画面上にたくさんのキャラやエフェクトが描画されますが、動作は軽いゲームです。
RTX 3060 Ti・RTX 3070ともにベンチマークの結果はよく、高設定でも快適に遊べます。
スコアが15000以上で「非常に快適」の判定です。4K標準品質まで非常に快適にプレイ可能です。
FF14は標準品質でも十分綺麗な映像でプレイできます。高品質でも非常に快適なプレイができる、RTX3060Tiを選択すれば間違いはありません。
FF14のベンチマークスコアとfps計測結果をより詳しく解説したこちらの記事も参考にしてください。
Cyberpunk 2077
2022年現在、発売されているPCゲームの中では最強クラスの重さを持つCyberpunk 2077。RTX3060Tiにしても高fpsを維持するのは難しくなってきます。
※レイトレ無:レイトレーシング無し。数値の単位はfpsです。
グラフィック設定 | RTX3060Ti | RTX3070 |
---|---|---|
低 (レイトレ無) | 最低:68.39 最大:199.98 | 平均:136.63最低:63.23 最大:208.75 | 平均:142.17
中 (レイトレ無) | 最低:67.59 最大:179.54 | 平均:119.42最低:63.59 最大:191.27 | 平均:127.52
高 (レイトレ無) | 最低:63.43 最大:127.19 | 平均:96.30最低:58.07 最大:153.37 | 平均:107.58
ウルトラ (レイトレ無) | 最低:55.07 最大:111.20 | 平均:79.36最低:63.46 最大:126.72 | 平均:91.55
レイトレーシング:低 | 最低:52.12 最大:142.22 | 平均:88.78最低:58.47 最大:143.27 | 平均:99.23
レイトレーシング: ウルトラ | 最低:35.51 最大:97.65 | 平均:60.62最低:31.76 最大:87.63 | 平均:64.47
リストの緑背景になっている部分がスムーズにプレイ可能な範囲です。最低55fps以上を「快適」と判断しています。
レイトレーシングは処理が重たい割に、変化がわかりにくい印象。レイトレーシングはオフでも問題ありません。中設定以上であればナイトシティーの綺麗な街並みが十分楽しめます。
ベンチマークの結果を見ると、RTX 3060 Tiはレイトレーシングオンにするとパワー不足を感じます。レイトレーシングなしならRTX 3060 Tiで問題ありませんが、少しでも綺麗なグラフィックで遊ぶならRTX 3070以上がおすすめです。
>>Cyberpunk 2077におすすめのゲーミングPCを見る
Call of Duty MW2
Cod MW2の正式版が10月28日にリリースされました。
処理が重たいFPSゲームで、フルHDでもRTX 3060Ti以上が理想と言える結果でした。
Cod MW2 | RTX 3060 Ti | RTX 3070 |
---|---|---|
フルHD 低 | 169 fps | 166 fps |
フルHD 高 | 113 fps | 133 fps |
WQHD 低 | 148 fps | 142 fps |
WQHD 高 | 93 fps | 101 fps |
4K 低 | 67 fps | 83 fps |
4K 高 | 42 fps | 52 fps |
Cod MW2はFPSゲームとしては処理が重たい印象。できるだけグレードの高いグラボを準備したいです。
RTX3070でもWQHDの低設定で140fps付近が限界でした。画面解像度を下げるかグラボのグレードを上げる、もしくはDLSSを使うなど検討が必要です。
Cod MW2を快適にプレイするならグラフィックボードはRTX3060Ti以上が理想です。ゲームプレイ中は可能な限りMW2にマシンパワーが使えるように、他アプリなどは落としておきましょう。
Cod MW2のWQHDや4K、RTX 3080のfps結果など、くわしい内容はこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。
VALORANT
VALORANTは動作が軽いFPSゲームです。
グラフィック品質を全て「高」にしても高いfpsが期待できます。
VALORANTはCPUの依存度が高いFPSゲームです。グラボの性能が高くなくても、CPUパワーがあれば快適にプレイ可能。Core i5-12400以上とグラボがあれば、快適に遊べます。
VALORANTはグラフィックボードがRTX3060以上があれば十分快適にプレイできます。グラボよりもCPUの影響が大きいため、VALORANTを快適にプレイするならCPUの強化を優先しましょう。
VALORANTの推奨PCスペックやfps計測をしたとき設定はこちらの記事で詳しく紹介しています。
FORTNITE
フォートナイトはチャプター2以降、どんどん処理が重たくなってきました。高設定の要件として、Nvidia GTX 1080(RTX3060同等)が指定されています。
RTX3060TiでフルHD最高設定だと100fps前後が限界。144fps以上を出すにはグラフィック設定を下げるか、グラボのグレードを上げる必要がありました。
FROTNITE | RTX 3060 Ti | RTX 3070 |
---|---|---|
フルHD 低 | 243 fps | 253 fps |
フルHD 中 | 192 fps | 212 fps |
フルHD 高 | 167 fps | 167 fps |
フルHD 最高 | 102 fps | 118 fps |
WQHD 低 | 198 fps | 231 fps |
WQHD 中 | 148 fps | 175 fps |
WQHD 高 | 98 fps | 114 fps |
WQHD 最高 | 78 fps | 93 fps |
4K 低 | 131 fps | 174 fps |
4K 中 | 93 fps | 147 fps |
4K 高 | 68 fps | 72 fps |
4K 最高 | 45 fps | 58 fps |
解像度が高くなるにつれ、RTX 3070の方が高fpsを出しています。GPUパワーが引き出せているということですね。
意外と処理が重たいフォートナイトですが、フルHDは高設定まで。WQHDでも中設定まで、平均144fps以上出すことができます。
フォートナイトはデザインがアニメに近いので、グラフィック設定を下げても画質が落ちた!と感じにくい特徴があります。グラフィックを下げてfpsを出せる設定でプレイすることをおすすめします。
フォートナイトのfps計測結果や高fpsを出す設定はこちらの記事で詳しく紹介しています。
ファイナルファンタジー15
FF15は発売当時からグラフィックが重たいゲームと言われてきました。今ではRTX3060やRTX3070が発売され、グラフィック設定を高くしても快適に遊べるような環境が整っています。
■標準品質の結果
- RTX3060Ti 標準品質:13785 非常に快適
- RTX3070 標準品質:15891 非常に快適
■高品質の結果
- RTX3060Ti 高品質:10351 とても快適
- RTX3070 高品質:11486 とても快適
FF15は標準品質以下ならRTX3060で快適にプレイできますが、可能なかぎりRTX3060Ti以上にしたいところ。予算に余裕があるならRTX3070までグレードを上げると、より安定したプレイが可能です。
>>FF15におすすめゲーミングPC一覧を見る
モンスターハンターライズ
モンスターハンターライズのSteam版でfps計測をしました。
意外と負荷の高いゲームで、高設定にすると100fps前後まで落ち込むことがありました。中設定で極端に画質を落とさず、できるだけ高fpsを出してプレイするのが良さそうです。
RTX3070のfps測定結果は、なぜかRTX3060Tiより低い結果となりました。(誤差レベルですが)
結果を見る限り、フルHDモニターであればRTX3060Tiで十分。体感でも遅延やカクツキを感じず、RTX3060で快適に遊べました。
モンハンライズはRTX 3060 Tiで快適にプレイできます。もしWQHDや4Kモニターを使う場合はRTX 3070以上の検討をすすめします。
モンスターハンターライズのfps計測結果や、高画質で高fpsを維持するためのグラフィック設定をこちらの記事で公開しています。くわしく知りたい方は参考にしてください。
エルデンリング
ゲーム開始後、最初に訪れる「学びの洞窟」を周回して計測したfpsです。
グラボ(GPU) | フルHD (低~最高) 1920 x 1080 | WQHD (低~最高) 2560 x 1440 | 4K (低) 3840 x 2160 | 4K (中) 3840 x 2160 | 4K (高) 3840 x 2160 | 4K (最高) 3840 x 2160 |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX 3060 Ti | 60fps | 60fps | 60fps | 60fps | 57fps(51fps) | 55fps(45fps) |
RTX 3070 | 60fps | 60fps | 60fps | 60fps | 60fps | 58fps(53fps) |
4Kモニターでもグラフィック設定を高くすることが無ければ、RTX 3060 Tiで問題ありません。
エルデンリングはグラフィックが綺麗なわりに、グラボはミドルエンドで十分でした。
エルデンリングのfps計測結果やRTX3080の結果、詳しい説明はこちらの記事で詳しく紹介しています。
3DMarkでベンチマーク比較
グラボ別に3DMarkを使ってGPUの性能をテストしました。代表的な7つでテストを行っています。
本テストでは、参考としてRTX 3060の結果も掲載をしています。
- Speed Way
- Port Royal
- Time Spy
- Fire Strike
- DirectX Raytracing feature test
- NVIDIA DLSS feature test
Speed Way
DirectX 12 Ultimateの性能をテストするベンチマークです。
グラボ | スコア | 上との差 |
---|---|---|
RTX3060 | 2172 | – |
RTX3060Ti | 2754 | +26.80% |
RTX3070 | 3290 | +19.46% |
Port Royal
リアルタイムレイトレーシングのパフォーマンステストです。
グラボ | スコア | 上との比率 |
---|---|---|
RTX3060 | 5085 | – |
RTX3060Ti | 6513 | +28.08% |
RTX3070 | 7637 | +17.26% |
Time Spy
DirectX 12ベンチマークテストです。
Time Spy Extremeはレンダリング解像度を4K(3840×2160)にしてテストされます。
グラボ | Time Spy | 上との差 | Extreme | Time Spy上との差 |
---|---|---|---|---|
RTX3060 | 8847 | – | 4216 | – |
RTX3060Ti | 10868 | +22.84% | 5366 | +27.28% |
RTX3070 | 12549 | +15.47% | 6276 | +16.96% |
Fire Strike
Fire Strikeは、高性能ゲーミングPCやオーバークロックしたシステム用のDirectX 11ベンチマークです。
グラボ | Fire Strike | 上との差 | Extreme | Fire Strike上との差 | Ultra | Fire Strike上との差 |
---|---|---|---|---|---|---|
RTX3060 | 18920 | – | 9537 | – | 5056 | – |
RTX3060Ti | 23288 | +23.09% | 12552 | +31.61% | 6804 | +34.57% |
RTX3070 | 24010 | +3.10% | 14836 | +18.20% | 8147 | +19.74% |
DirectX Raytracing feature test
グラボのレイトレーシング性能に依存するテストです。
全てのシーンをレイトレースをし、被写界深度もシミュレートします。
スコアはfps(フレームレート)です。
グラボ | スコア(fps) | 上との差 |
---|---|---|
RTX3060 | 19.33 | – |
RTX3060Ti | 25.79 | +33.42% |
RTX3070 | 31.43 | +21.87% |
NVIDIA DLSS feature test
DLSS(ディープラーニング・スーパー サンプリング)のテストです。
ディープラーニングとAIを使って画質を保ちつつパフォーマンスを改善するNVIDIAの技術で、RTX GPUシリーズで利用することができます。
このテストは以下の設定で計測をしています。
- DLSS 2
- 1920 x 1080
- Performance
グラボ | DLSS OFF | DLSS ON | 上との差 |
---|---|---|---|
RTX3060 | 38.19 | 80.43 | – |
RTX3060Ti | 49.24 | 103.95 | +29.24% |
RTX3070 | 57.33 | 114.89 | +10.52% |
>>RTX4000シリーズのDLSS3ベンチマークはこちらの記事で紹介しています。参考にしてください。
>>NVIDIA DLSSの技術について、こちらの記事で詳しく解説しています。
GPUのグレードが高くなるほど性能が高くなる
3DMarkの計測結果を見ると、GPUのグレードが高くなるほど性能が高くなることがわかります。
- RTX 3060よりRTX 3060Tiの方が25%~30%性能が高い。
- RTX 3060TiよりRTX 3070の方が10%~20%性能が高い。
GPUのグレードが1つ上がると、おおよそ20%前後のパフォーマンスアップが期待できます。
>>RTX 3060Ti・RTX 3070搭載のゲーミングPCを見る
RTX 3060 TiとRTX 3070の仕様比較
2つのグラボを比較して主に注目する点は以下の3つ。
- CUDAコア数
- メモリバス幅
- 消費電力
RTX 3070の方がCUDAコア数が増え、画像処理を並列で行う能力が高くなります。また、メモリバス幅の数値が高いほど一度に送れるデータ量が増えるため、WQHDや4Kなど解像度の高いモニターを使うときは有利になります。
ただし、性能が高くなるにつれ消費電力も上がるため、PCの電源容量には気を付けなければいけません。
GEFORCE RTX 3060 Ti | Palit RTX3070 | |
---|---|---|
メーカー | MSI | Palit |
製品型番 | GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X 8G OCV1 LHR ※メーカーHPへリンク | Palit NE63070019P2-1041A ※メーカーHPへリンク |
NVIDIA アーキテクチャ | Ampere | Ampere |
製造プロセス | 8nm | 8nm |
CUDAコア数 | 4864 | 5888 |
レイトレーシングコア数 | 38(第2世代) | 46(第2世代) |
Tensorコア数 | 152(第3世代) | 184(第3世代) |
ベースクロック | 1410 MHz | 1500 MHz |
ブーストクロック | 1695 MHz | 1725 MHz |
メモリタイプ | 8GB GDDR6 | 8GB GDDR6 |
メモリスピード | 14 Gbps | 14 Gbps |
メモリバス幅 | 256-bit | 256-bit |
インターフェース | PCI-E 4.0 X16 | PCI-E 4.0 X16 |
消費電力 (W) | 200W | 220W |
推奨電源容量 (W) | 600W | 650W |
補助電源コネクタ | 8-pin | 8-pin X2 |
ディスプレイコネクタ | HDMI 2.1 x1, DisplayPort 1.4a x3 | HDMI 2.1 x1, DisplayPort 1.4a x3 |
Amazon | RTX3060Tiを見に行く | RTX3070を見に行く |
TSUKUMO | TSUKUMOを見に行く | TSUKUMOを見に行く |
グラボ選定の目安
- RTX 3060Ti:フルHDで高fpsを出したい。
- RTX 3070:フルHDでもより安定して高いfpsを出したい。モニターがWQHD(2560 x 1440)。
RTX 3060Tiは8ピン補助電源1本で運用できるのに対し、RTX 3070は8ピン補助電源2本必要になります。RTX 3060Ti(200W)とRTX 3070(220W)の消費電力は20Wの差しかありませんが、補助電源の本数に差がある点は注意が必要です。
RTX 3070のベンチマークをまとめた記事も参考にしてください。
RTX 3060TiとRTX 3070はどっちがいい?
- RTX 3060TiとRTX 3070はどっちがいい?
-
性能はRTX 3070の方が高いです。
フルHDモニターならRTX 3060Tiでも十分なfpsを出せますが、より安定させたいならRTX 3070。モニターがWQHD(2560×1440)であればRTX3070が有利になります。
全体的にRTX3070の方がベンチマークで10%~20%良い結果を出しています。この結果からRTX 3070の方が性能が高いと言えます。
- RTX 3060Tiの消費電力は?
-
RTX 3060Ti搭載のグラフィックボード消費電力は約200W。
NVIDIAが公表しているシステム推奨電源は600Wです。
グラボへの補助電源で8-pinのコネクタが1つ必要です。
- RTX 3070の消費電力は?
-
RTX 3070搭載のグラフィックボード消費電力は約220W。
NVIDIAが公表しているシステム推奨電源は650Wです。
グラボへの補助電源で8-pinのコネクタが2つ必要です。
>>RTX 3060Ti、RTX 3070搭載のゲーミングPCを見る
RTX 3060Ti・RTX 3070搭載のゲーミングPC
この記事で紹介したようにグラフィックボードをRTX3060Ti以上にすることで、ほとんどのゲームが快適に遊べます。(ゲームの設定にもよります)
BTOパソコンショップ各社から、おすすめのゲーミングPCを紹介しますので参考にしてください。
すぐにゲーミングPCが見たい方はこちらからどうぞ
■CPUの性能参考表(ここをクリックすると開きます)
メーカー | CPU名称 | スレッドと動作周波数 | 世代 | GPU | OC |
---|---|---|---|---|---|
Intel | Core i7-13700F | 16コア24スレッド 定格2.10GHz | 13世代 | 非搭載 | 非対応 |
Intel | Core i7-12700K | 12コア20スレッド 定格3.60GHz | 12世代 | 内臓 | 対応 |
Intel | Core i7-12700F | 12コア20スレッド 定格2.10GHz | 12世代 | 非搭載 | 非対応 |
Intel | Core i7-12700 | 12コア20スレッド 定格2.10GHz | 12世代 | 内臓 | 非対応 |
Intel | Core i7-11700F | 8コア16スレッド 格2.5GHz | 11世代 | 非搭載 | 非対応 |
Intel | Core i5-13400F | 10コア16スレッド 定格2.5GHz | 13世代 | 非搭載 | 非対応 |
Intel | Core i5-12600KF | 10コア16スレッド 定格3.7GHz | 12世代 | 非搭載 | 対応 |
Intel | Core i5-12400 | 6コア12スレッド 定格2.5GHz | 12世代 | 内臓 | 非対応 |
AMD | Ryzen 5 5600X | 6コア12スレッド 定格3.7GHz | 第4世代 | 非搭載 | 対応 |
AMD | Ryzen 5 5600G | 6コア12スレッド 定格3.9GHz | 第4世代 | 内臓 | 対応 |
AMD | Ryzen 5 3600 | 6コア12スレッド 定格3.6GHz | 第3世代 | 非搭載 | 対応 |
■チップセットの比較(ここをクリックすると開きます)
チップセット仕様 | Z690 | H670 | B660 |
---|---|---|---|
ソケット | LGA1700 | LGA1700 | LGA1700 |
CPU OC | |||
メモリOC | |||
対応メモリ | DDR4/DDR5 | DDR4/DDR5 | DDR4/DDR5 |
CPU PCIe 5.0レーン | 1x16/2x8 | 1x16/2x8 | 1x16 |
CPU PCIe 4.0レーン NVMe | 1x4 | 1x4 | 1x4 |
DMI 4.0レーン | 8 | 8 | 4 |
PCIe 3.0 レーン | 16 | 12 | 8 |
PCIe 4.0 レーン | 12 | 12 | 8 |
USB3 (20Gbps) | 4 | 2 | 2 |
USB3 (10Gbps) | 10 | 4 | 4 |
USB3 (5Gbps) | 10 | 8 | 6 |
USB2.0 | 14 | 14 | 12 |
SATA | 8 | 8 | 4 |
性能は、Z690 > H670 > B660 の順で高い。
Core i7とRTX3070の組み合わせ以上はH670やZ690が採用されることが一般的。
Core i5とRTX3060Ti以下であればB660で十分な性能を発揮できます。
■紹介しているゲーミングPCの選定基準(ここをクリックすると開きます)
- CPUはIntel Core i5 11世代以上。
- グラボはRTX3060以上。
- 電源容量が十分かどうか。
- チップセットはB660でも問題ない。
- ケースはミドルタワー以上。
- メモリースロットは4つが理想。
①CPUはCore i5以上
Intel Core i5 11世代以上が理想。可能な限り12世代にしたいところですが、11世代でも問題なくゲームをプレイすることができます。動画編集や配信をする場合、Core i7にするとより安定させることができます。
②チップセットはB660で十分な性能
B660はコスパが一番良いチップセットです。目的がゲームをすることであれば、B660で全く問題ありません。H670やZ690のように上位のチップセットもありますが、RTX3070まではB660でOKです。(オーバークロックしない前提)
③グラフィックボードはRTX3060以上
安いゲーミングPCだとグラボがGTX 1650やGTX1660 SUPERあたりが出てきます(10万~15万前後)。これらのGPUでもゲームはプレイできますが、ゲームによっては100fps出すことが難しくなります。特にFPSゲームをする場合、高fpsがでる方が有利になるので、可能な限りグラボがRTX3060以上が搭載されたゲーミングPCをおすすめしています。
④電源容量が十分かどうか
グラフィックボードにRTX3060以上をおすすめしていますが、グレードが上がるにつれ推奨電源容量が大きくなります。気を付けたいのは、NVIDIAが発表している推奨電源容量を下回るゲーミングPCがあること。スペックを見るとき、電源容量の優先度は低く見られがちですが、容量が足りているか、将来の拡張性はあるかも含めて見ておく必要があります。
⑤ケースはミドルタワー以上
ミドルタワー参考サイズ:幅200mm前後・高さ420mm~490mm・奥行420~520mm
ケースサイズが小さいと、大型のグラフィックボードや大型CPUクーラーが入らないことがあります。基本はミドルタワー以上で選ぶことをおすすめします。
⑥メモリースロットは4つが理想
メモリースロットとは、メモリーを差し込む場所のことです。4つあれば4枚メモリーを刺すことができます。中には2枚までしか刺せないPCがあり、増設するには追加ではなく差し替ることにな
RTX3060 Ti 搭載ゲーミングPC(ほとんどのゲームが快適!)
メーカー 商品名 | 仕様 | 評価 | 備考 |
---|---|---|---|
会員は送料無料! パソコン工房 LEVEL-M77M 134F-SAX | CPU:Core i5-13400F グラボ:RTX3060Ti チップセット:B760 SSD:500GB NVMe メモリ:DDR4 16GB 電源:700W (80PLUS BRONZE) 参考価格:163,700円 | 送料2,200円。 沖縄・離島は 送料6,600円。 会員は送料無料。 |
LEVEL-M77M-134F-SAX
参考価格:163,700円
チップセットにB760、DDR4メモリー16GB、SSD 500GB NVMe Gen3と、コストを抑えた構成です。電源が700Wあるので、将来的にグラボのアップグレードにも対応。無料会員登録すると送料無料にるのは大きいですね。
RTX3070 搭載ゲーミングPC(高fpsで快適に遊ぶならこれ!)
メーカー 商品名 | 仕様 | 価格 | 評価 | 備考 |
---|---|---|---|---|
FRONTIER FRGH670/Q3 | CPU:Core i7-13700F グラボ:RTX3070 チップセット:H670 SSD:1TB NVMe メモリ:DDR4 32GB 電源:850W (80PLUS GOLD) | 242,800円 | 送料2200円~4400円。 |
FRONTIER FRGH670/Q3
参考価格:242,800円
チップセットにH670、DDR4 32GB、SSD 1TB NVMe。CPUクーラーにDeepcool AK400が採用されています。メモリが32GB搭載されているので配信や動画編集、画像加工など、クリエイティブ作業でも快適。電源が850Wあるので、パーツの増設やグラボアップデートにも対応できます。長く使えるゲーミングPCです。
グラフィックボード検索リンク
RTX 3060 Ti | RTX3070 | |
---|---|---|
Amazon | RTX3060Tiを見に行く | RTX3070を見に行く |
TSUKUMO | RTX3060Tiを探す | RTX3070を探す |
RTX3060Tiの後継機、RTX4060Tiの実機レビューをこちらの記事で紹介しています。
RTX3070の後継機、RTX4070実機レビューをこちらの記事で紹介しています。RTX3080同等の性能で省電力なGPUです。
結局どっちのグラボにしたらいいの?
グラフィックカードはGPUの種類が多く、どれが良いのか選びにくいですよね。性能の良いGPUは、価格が高くなってしまいますし。そこで、各グラフィックカードがどのような使い方に向いているかまとめました。
フルHDメインでゲームを快適に遊びたいならRTX 3060Ti
モニターがフルHD(1920 x 1080)なら、RTX3060Tiのグラフィックボードが搭載されたPCでほとんどのゲームが快適に遊べます。
ゲーミング性能はRTX3060よりRTX3060Tiの方が20%~30%高い値を出しており、重たいゲームでも快適に遊べる結果となりました。
軽いゲームから重たいゲームまで、フルHDでいろいろなゲームで遊びたいならRTX3060Tiで検討すると良いでしょう。
>>RTX 3060Ti搭載のゲーミングPCをこちらの記事で詳しく解説しています。
モニターがWQHDならRTX 3070
モニターがWQHD(2560×1440)より大きいなら、RTX3070以上で検討がおすすめ。RTX3060Ti以下のグラボで高fpsを出すのはパワー不足を感じる可能性が高いです。
フルHDの結果を見ると、RTX3070はベンチマークやfps計測で一番高い数値を出しています。しかし、RTX3060Tiに対して劇的なスコアの向上は見られず、5fps~10fps程度の違い。ゲームによってはRTX3060Tiと変わらない結果となりました。
消費電力やコストパフォーマンスを考えるとフルHDモニターならRTX3060Tiの方が使い安い印象ですが、1点大きな違いがありました。
RTX3060Tiに比べ、とても静か。大幅な静音性が得られます。
同じゲームで同じシーンをプレイしたとき、RTX3060Tiは熱が75~80度まで上がるのに対し、RTX3070は60度前後で動いていました。当然、ファンの回転数も少なく音が静か。RTX3060Tiのファンの音に比べてとても静音性が高かったです。
WQHDモニターを使う方や処理負荷の高いゲームをプレイしたい方は、RTX3070を検討してみると良いでしょう。
ベンチマークに使ったゲーミングPC
ナオのゲーミングデバイスはBTOパソコン専門ショップSTORMのゲーミングPCを使っています。
グラフィックボードのみ差し替えてベンチマークの計測をしました。
PCのスペック紹介をしますので参考にしてください。
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Windows 11 64ビット home |
CPU | Intel Core i5-12600KF(10コア/16スレッド 3.7GHz) |
CPUクーラー | 水冷式クーラー(MSI) |
メモリ | 16GB |
マザーボード | PRO B660-A DDR4(MSI) |
GPU | Nvidia GeForce RTX 3060 |
SSD | M.2 Gen3 500GB |
電源 | 850W (80PLUS Gold) |
備考 | マザーボードのM.2スロットは2つ。両方Gen4対応です。 |
型番 | STORM PG-WG12(販売終了しています) |
BTOパソコンではドスパラやマウスコンピューターが有名ですが、STORMの方がコスパが良い製品が多くあります。
STORMのゲーミングPCは基本的に850W (80PLUS Gold)の電源が搭載されている特徴があり、他社と比較してもパーツ構成のコストパフォーマンスが高いゲーミングPCを販売しています。
STORMは知名度が高くありませんが、メールの返事も早く丁寧な対応をしてくれます。
納品書と保証書、ケーブル類やネジは納品されますが、各パーツの箱や説明書は付属しません。パソコンが全くの初心者の方は不安に感じるかもしれませんが、基本的なセットアップは全て完了した状態で納品されるので届いたその日からパソコンを使うことができます。
説明書が無くても大丈夫!という方は、コスパの高いSTORMを検討してみてください。
使用しているモニターはFullHDの165Hzです。
- 使用モニター:Acer VG270Sbmiipfx
- 概要:27インチFullHD(1920×1080) リフレッシュレート165Hz
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