RTX4070Ti SUPERとRTX4080 SUPERの違いは?
どんな人に向いているの?
おすすめのゲーミングPCも教えて!
この記事では、これらの疑問を解決します。
今回、それぞれのグラボ性能やどんな人向けかなど、比較をしながらまとめました。
おすすめゲーミングPCも紹介しているので、購入時の参考にしてください。
この記事を読めば、どちらのグラボが自分に合っているかがわかり、後悔しない買い物ができます。
自分に合った快適なPC環境を整えましょう!
- RTX4070Ti SUPERとRTX4080 SUPERの選び方
- RTX4070Ti SUPERとRTX4080 SUPERの仕様比較
- RTX4070Ti SUPERとRTX4080 SUPERのベンチマーク比較
- RTX4070Ti SUPERとRTX4080 SUPER搭載のゲーミングPC
RTX4070Ti SUPERとRTX4080 SUPERの選び方ガイド
RTX4070Ti SUPERとRTX4080 SUPERをどのように選ぶと良いかまとめました。
RTX4070Ti SUPERよりRTX4080 SUPERの方が約17%高いグラフィック性能を持っています。
- RTX4070Ti SUPER:240Hzや4Kモニターを使う人。クリエイティブ作業をこなしたい人。
- RTX4080 SUPER:仕事で高レベルのクリエイティブ作業をバリバリやる人。高グラフィック設定でゲームをしたい人。
4Kゲームもサクサク!ハイパフォーマンスなRTX4070Ti SUPER
- WQHDモニターを使う人
- 4Kモニターを使う人
- ゲームグラフィックを最高設定でプレイしたい人
- 高フレームレートを維持したいガチプレイヤー
- AI画像生成や4K動画編集をする人
- VRゲームやアプリを快適に楽しみたい人
WQHD(2540×1440)がメインターゲットですが、その性能の高さで4Kでもサクサク動作します。
また、RTX4070Ti SUPERはNVENC(エンコーダー)が2基搭載されており、4K動画エンコードでデュアルエンコードによる時間短縮が可能になります。※ソフトや設定に条件あり。
VRゲームやアプリのような、処理が重たいシステムにも最適。高いグラフィック性能で、滑らかなVR体験ができます。
RTX4070Ti SUPERは、高解像度モニターで高フレームレートを求めるゲームプレイヤーや、動画編集などのクリエイターにオススメです。
ゲームだけでなく、仕事でも活躍する高性能です!
仕事でクリエイティブ作業をするならRTX4080 SUPER
- 仕事でプロフェッショナルな動画編集をする人
- 大規模な3DCG制作をする人
- 4Kモニターを使う人
- ゲームグラフィックを最高設定でプレイしたい人
- 高フレームレートを維持したいガチプレイヤー
- VRゲームやアプリを快適に楽しみたい人
RTX4080 SUPERは4K(3840×2180)がメインターゲットで、かなり快適にPC作業ができます。
ゲームだけでなく、仕事での高クオリティなクリエイティブ作業、VRなど、処理負荷が高い作業も難なくこなせる性能です。
RTX4080 SUPERは、仕事で動画編集をする人や、大規模な3DCG制作をする人向けのグラボと言えます。
RTX4080 SUPERは高レベルの作業を難なくこなせます。業務用と言っていいほどハイスペックなGPUです。
RTX4070Ti SUPERとRTX4080の仕様比較
RTX 4070 Ti SUPER | SUPER RTX 4080 | |
---|---|---|
GPUコア | AD103 | AD103 |
CUDAコア数 | 8448 | 10240 |
ブースト クロック | 2610 MHz | 2550 MHz |
ベース クロック | 2340 MHz | 2210 MHz |
VRAM | 16GB GDDR6X | 16GB GDDR6X |
メモリスピード | 21Gbps | 23Gbps |
メモリバス幅 | 256-bit | 256-bit |
メモリ帯域幅 | 672 GB/s | 736 GB/s |
L2キャッシュ | 48MB | 64MB |
NVENC | 2基 | 2基 |
RTコア | 第3世代 | |
Tensorコア | 第4世代 | |
DLSS | DLSS 3 | |
ポート | HDMI 2.1a x1 DisplayPort 1.4a x3 | |
最大消費電力 | 285W | 320W |
システム 電源容量 | 700W | 750W |
CUDAコア数はRTX4080 SUPERの方が1792個多いため、クロック数は若干低いですが全体的に処理は速いです。
VRAM(メモリ)はRTX4070Ti SUPER、RTX4080 SUPER共に16GB。
メモリスピードやメモリ帯域幅、L2キャッシュの差により、RTX4080 SUPERの方が高解像度に強いです。
RTX4070Ti以上はNVENC(NVエンコーダー)が2基搭載されているため、ハードウェアによる動画エンコードの速度アップが期待できます。※対応ソフトやエンコード条件があります。
RTX4070Ti SUPERのGPUコアはRTX4080と同じAD103が採用されていることから、RTX4080の機能制限版と考えて良いでしょう。
RTX4070Ti SUPERからハイエンドと考えて良いでしょう。
RTX4070Ti SUPERとRTX4080 SUPERのゲーム別ベンチマーク比較
5つのゲームでベンチマークを取りました。
ベンチマーク計測をしたPC環境はこちら。
CPU | Core i7-13700F |
メモリ | DDR5 32GB(16GB x2) |
チップセット | Z690 |
電源 | 1000W |
計測には、MSI AFTERBURNERというfps(フレームレート)やCPU温度を記録するソフトを使いました。
パーツ構成やゲームのアップデート、プレイスタイルによってfpsやベンチ結果は変動します。ここでの結果は参考としてご覧ください。
Apex Legends
FPSゲームの中では処理負荷が低めのApex。
公平なベンチマークを取るために、訓練場で約3分間、走る・撃つ・テルミット使用・ウルト使用などで計測しました。
平均fps | RTX4070Ti SUPER | RTX4080 SUPER |
---|---|---|
フルHD(低) | 298 fps (224) | 298 fps (298) |
フルHD(高) | 298 fps (131) | 298 fps (208) |
WQHD(低) | 298 fps (159) | 298 fps (190) |
WQHD(高) | 298 fps (87) | 288 fps (109) |
4K(低) | 256 fps (78) | 276 fps (92) |
4K(高) | 194 fps (59) | 208 fps (52) |
注目する点は()内の最低fpsです。
フルHDでRTX4080 SUPERを使うと、テルミットやウルトを使っても298fpsから下がることがありません。
RTX4070Ti SUPERでも通常時は200fps以上出せるので、プロを目指すまで行かないガチプレイヤーに最適なGPUです。
高設定やWQHDでも最低100fps以上を維持できるため、eスポーツに参戦する人やプロを目指す人はRTX4080 SUPERの方がバトルで有利です。
- RTX4070Ti SUPER:プロを目指すまで行かないけど、ガチプレイしたい人
- RTX4080 SUPER:eスポーツに参戦する人やプロを目指す人
Apexは設定を低くしても、ゲーム中の体感はあまり変わらないので、低設定がオススメです!
FF14 黄金のレガシー
FF14は処理が軽めのMMOゲームです。4K高画質設定でも「非常に快適」となりました。
15000以上で「非常に快適」
スコア | FF14RTX4070Ti SUPER | RTX4080 SUPER |
---|---|---|
FHD (標準) | 非常に快適 29829 (220fps) | 31953 (235fps) | 非常に快適
FHD (高画質) | 28007 (209fps) | 非常に快適30234 (226fps) | 非常に快適
WQHD (標準) | 28514 (208fps) | 非常に快適31245 (229fps) | 非常に快適
WQHD (高画質) | 24542 (178fps) | 非常に快適27382 (199fps) | 非常に快適
4K (標準) | 18316 (126fps) | 非常に快適21028 (145fps) | 非常に快適
4K (高画質) | とても快適 14701 (103fps) | 16982 (119fps) | 非常に快適
RTX4070Ti SUPERは4Kの標準画質まで「非常に快適」の判定。
RTX4080 SUPERは4Kの高画質まで「非常に快適」でした。
FF14はRTX4070Ti SUPERで、4Kでも快適にプレイ可能です。
- RTX4070Ti SUPER:基本的にRTX4070Ti SUPERでOK
- RTX4080 SUPER:4K高画質で、超快適にプレイしたい人
FF14は軽めのゲームなので、自由に画質調整しましょう。
サイバーパンク2077
PCゲームの中では最重量級のサイバーパンク2077(Ver2.1)。
fps計測はゲームに実装されているベンチマークで計測しました。
平均fps | RTX4070Ti SUPER | RTX4080 SUPER |
---|---|---|
FHD (高) | 157 fps | 166 fps |
FHD (レイトレウルトラ) | 109 fps | 116 fps |
WQHD (高) | 155 fps | 167 fps |
WQHD (レイトレウルトラ) | 99 fps | 116 fps |
4K (高) | 91 fps | 109 fps |
4K (レイトレウルトラ) | 69 fps | 83 fps |
どちらも4K レイトレウルトラまで、平均60fps以上で快適にプレイできました。
サイバーパックは、どちらのグラボを使ってもサクサクプレイが可能です。
- RTX4070Ti SUPER:基本的にRTX4070Ti SUPERでOK
- RTX4080 SUPER:4Kのレイトレウルトラで、超快適にプレイしたい人
サイバーパンク2077は全体的に処理が重たいゲームですが、どちらのグラボも快適プレイが可能です!
FORTNITE
フォートナイト(チャプター5)はDirectX12で計測しました。
解像度 | RTX4070Ti SUPER | RTX4080 SUPER |
---|---|---|
FHD 1920×1080 | 低:287fps 最高:117fps | 低:288fps 最高:123fps |
WQHD 2560×1440 | 低:284fps 最高:106fps | 低:289fps 最高:118fps |
4K 3840×2160 | 低:230fps 最高:83fps | 低:248fps 最高:88fps |
低設定のプレイなら、どちらのグラボでもサクサクプレイが可能です。
- RTX4070Ti SUPER:低設定なら基本的にRTX4070Ti SUPERでOK
- RTX4080 SUPER:4K最高設定で、快適にプレイしたい人
どのグラボを使ってもDirectX12の最高設定は重たいです。フレームレートと視認性向上のためにも、フォートナイトは最低設定でプレイすることをおすすめします。
最低設定がおすすめな理由
FORTNITEのグラフィック設定は最低設定がおすすめです。
設定を低くすることで高いフレームレートが出せ、さらに視認性が上がります。
設定を高くすると草木がリアルになりますが、敵が見えにくくなってしまいます。
プロのeスポーツプレイヤーは最低設定かパフォーマンスモードでプレイされています。
画面のリアルさよりも、敵の見やすさやフレームレートを優先した最低設定でプレイしましょう。
FORTNITEは低設定でも違和感なく遊べます。サクサクプレイのためにも、設定を下げることをおすすめします。
Starfield
Starfieldは処理が重ためのオープンワールドゲームです。
特に処理が重たい、「ニュー・アトランティス」の「MAST地区」で計測しました。
今回はDLSSをオンにして計測しています。
DLSSの詳しい説明は、ここをクリック
DLSS(Deep Learning Super Sampling)は、NVIDIAが開発したAIベースのレンダリング技術です。この技術は、低解像度の画像をAIを使って高解像度に変換し、ゲームのフレームレートを向上させることができます。
DLSSのメリット
- 高解像度の映像を実現:低解像度でレンダリングした映像をAIが補完し、高解像度の映像を実現します。これにより、より美しいグラフィックを楽しむことができます。
- フレームレートの向上:低解像度でレンダリングするため、GPUへの負荷が軽減され、フレームレートが向上します。これにより、よりスムーズなゲームプレイが可能です。
- パフォーマンスの最適化:AIがリアルタイムで映像を補完するため、常に最適なパフォーマンスが発揮されます。
DLSSは、特に高解像度でのゲームプレイやリアルタイムレイトレーシングを行う際に効果を発揮し、より高品質な映像と快適なゲーム体験が得られます。
Starfield | RTX4070Ti SUPER | RTX4080 SUPER |
---|---|---|
フルHD (1920 x 1080) | 高:127 ウルトラ:118 | 高:128 ウルトラ:118 |
WQHD (2560 x 1440) | 高:123 ウルトラ:104 | 高:127 ウルトラ:116 |
4K (3840 x 2160) | 高:97 ウルトラ:88 | 高:99 ウルトラ:88 |
RTX4070Ti SUPERとRTX4080 SUPERは、ほぼ差がありません。
全解像度、RTX4070Ti SUPERで快適にプレイでき、特にモタツキやカクツキは感じません。
- RTX4070Ti SUPER:基本的にRTX4070Ti SUPERでOK
- RTX4080 SUPER:スターフィールド以外、重たいゲームをプレイする人
Starfieldのような重たいゲームでもしっかり遊べるRTX4070Ti SUPERはすごい!
StableDiffusion AI画像生成
GPU処理速度に大きな影響があるAI画像生成のStable Diffusionでテストをしました。
画像生成時間の結果はこちら。(バーが短いほど速い)
512×768の画像生成は、どちらのグラボも約6秒でした。
1536×2304の画像生成から、8秒程度の差が現れます。
2048×3072のように画像解像度が大きくなるほど差が開き、RTX4070Ti SUPERよりRTX4080 SUPERの方が30秒速く画像生成ができます。
PCの処理速度は、コストに直結します。
仕事や創作活動で生成AIを使うなら、RTX4080 SUPERがおすすめです。
- RTX4070Ti SUPER:RTX4070Ti SUPERで速い生成速度が得られます
- RTX4080 SUPER:仕事や創作活動をする人
これからは、画像や動画でAIが活用されます。快適な環境を準備するには最適のPCですね。
3DMarkのベンチマーク結果
ベンチの定番、3DMarkの結果はこちら。
3DMark | 4070Ti SUPER | 4080 SUPER | 性能差 | テスト内容 |
---|---|---|---|---|
Speed Way | 6225 | 7394 | 19% | レイトレーシング |
Port Royal | 15406 | 17988 | 17% | リアルタイム レイトレーシング |
Time Spy | 23150 | 26255 | 13% | フルHD DX12 |
Time Spy Extreme | 10274 | 13665 | 33% | 4K DX12 |
Fire Strike | 44130 | 50610 | 15% | フルHD DX11 |
Fire Strike Extreme | 27694 | 32478 | 17% | WQHD DX11 |
Fire Strike Ultra | 14502 | 17672 | 22% | 4K DX11 |
総合スコア | 141381 | 166062 | 17% | 4080 SUPER が17%高性能 |
RTX4070Ti SUPERに対し、RTX4080 SUPERは約17%性能が高い結果でした。
レイトレーシングや4Kなどの高解像度で差が開く結果ですね。
おすすめゲーミングPC
RTX4070Ti SUPERとRTX4080 SUPER搭載のおすすめゲーミングPC一覧です。
グラボをお探しの方は、ゲーミングPCリストの下にある検索用リンクをご利用ください。
RTX4070Ti SUPER搭載PC
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RTX4080 SUPER搭載PC
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---|---|---|
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チップセットにB760、DDR4メモリー32GB、SSD 1TB NVMeで、フルHDから4Kまで幅広く快適なゲームプレイが可能です。
最短翌日出荷と納期が早いので、急いでPCがほしい方はおすすめです。
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参考価格:364,800円
Core i7-14700FとRTX4080 SUPERを搭載。
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参考価格:409,800円
Core i7-14700KFとRTX4080 SUPERを搭載。
チップセットはB760、DDR5メモリー32GB、SSD 1TB NVMe。
シンプルな見た目ですが、業務にも対応できる高性能。
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RTX4080グラボ検索
RTX4070Ti SUPERとRTX4080 SUPERはどっちを選ぶ?
RTX4070Ti SUPERよりRTX4080 SUPERの方が約17%高いグラフィック性能を持っています。
- RTX4070Ti SUPER:240Hzや4Kモニターを使う人。クリエイティブ作業をこなしたい人。
- RTX4080 SUPER:仕事で高レベルのクリエイティブ作業をバリバリやる人。高グラフィック設定でゲームをしたい人。
RTX4070Ti SUPERとRTX4080 SUPERは、どちらも性能が高いGPUです。
ゲームメインならRTX4070Ti SUPERがあれば、サクサクプレイが可能な環境になります。
仕事で高レベルのクリエイティブ作業をバリバリやるなら、RTX4080 SUPERをおすすめします。
RTX 4000シリーズのグラボ性能について、こちらの記事にまとめています。一覧で確認できるので、ぜひご覧ください。
フルHD限定ならRTX4060Ti搭載PCがコスパ良し
フルHDモニターしか使わないなら、RTX4060Ti搭載PCがコスパが良くておすすめです。
フルHDでApexやFORTNITEなどは200fps以上出ますし、サイバーパンク2077やStarfieldのようなグラフィック処理の重たいゲームも60fps以上でしっかり遊べます。
価格が20万円以内に抑えられるPCが多いので、フルHDでゲームを楽しみたい方はRTX4060Ti搭載のゲーミングPCを検討してください。
こちらの記事で、RTX4060Tiの性能やゲーミングPCを解説しています。特に初心者の方におすすめなので、参考にしてください。
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