「トレンド転換がわかればもっと勝率上がるのに」
「トレンドの見極め方が知りたい」
そんな風に思ったことありませんか?
FXでうまく勝つには、トレンドの見極めが欠かせません。
トレンドは相場が向かう方向を示しているので、買った方が有利なのか、それとも売った方が有利なのか判断できるようになるからです。
とはいえ、トレンドをどのように判断すればいいかわからない人も多いでしょう。
そこでこの記事ではFX初心者向けに、トレンドの判断の仕方や転換ポイントを、わかりやすく解説します。
この記事を読めば、トレンドの転換パターンはもちろん、見極め方もわかるようになります。
- FXのトレンド転換とは
- トレンド転換の6つのパターン
- トレンド転換を自動検知する無料ツール
- 見極めのコツ
- トレンド転換の分析に最適なおすすめFX会社
FXのトレンド転換とは?
FXにおけるトレンド転換とは、現行の相場の流れが変わることです。
相場は一方向に流れているのではなく、上昇・下降・レンジの3種類が入れ替わりながら動いています。
例えば、今まで上昇トレンド相場だったのが、転換してレンジ相場に切り替わるといった具合にです。
相場の流れをつかむには、トレンド転換の見極めが必須といえるわ。
トレンド転換の見極めが重要な理由
結論から言うと、トレンドを見極めることでトレードが有利になるからです。
相場の流れがわかるため、「買う」「売る」「様子見」といったアクションの判断がしやすくなるのです。
例えば上昇トレンドに転換したと早く判断できれば、買いポジションを素早くもてますし、より大きな利益も狙いやすくなりますね。
このようにトレンドの転換の見極めは、トレードに大きな影響を及ぼすのです。
FXのトレンド転換パターンは6つだけ!
トレンド転換のパターンはたった6つしかありません。
- 上昇トレンド→下降トレンド
- 上昇トレンド→レンジ
- 下降トレンド→上昇トレンド
- 下降トレンド→レンジ
- レンジ→上昇トレンド
- レンジ→下降トレンド
ここで解説する6つのパターンと特徴をしっかり覚えておきましょう。
①上昇トレンド→下降トレンド
上昇トレンドから下降トレンドへの転換点は、高値を切り上げられずに安値を切り下げたときです。
下降トレンドの条件である、高値と安値を切り下げたと判断できるからですね。
高値を切り下げてきた時点で「上昇トレンドは終わるかも?」と、事前に察知するのも可能です。
ただし下降トレンドが発生したと判断できるのは、明らかに高値と安値を切り下げたタイミングになります。
②上昇トレンド→レンジ
上昇トレンドからレンジへ転換したと判断できるポイントは、高値と安値をどちらも上下に抜けなくなったときです。
高値と安値をどちらも更新しなくなれば、レンジ相場です。
高値を上抜けず、安値も切り下げなかったタイミングで、上昇トレンドからレンジへと転換したと認識できます。
レンジ相場は方向感がないので、初心者のうちは様子見した方が無難です。
再び上昇トレンドが発生するか、下降トレンドに移行するのを待ちましょう。
③下降トレンド→上昇トレンド
下降トレンドから上昇トレンドへの転換点は、安値を切り下げられずに高値を切り上げたときです。
高値と安値を切り上げたことで、上昇トレンドの条件を満たすからですね。
安値を切り上げた段階で、下降トレンドの終了をイチ早く察知できますが、上昇トレンドへ転換するのは高値と安値を切り上げたタイミングです。
④下降トレンド→レンジ
下降トレンドから高値と安値どちらも更新しなくなったら、レンジに転換したといえます。
レンジ相場に移行すると、下降トレンドが継続するのか、上昇トレンドに転じるかはわからなくなるので、基本様子見がオススメです。
レンジ相場で取引する場合は、レンジ圏内の底値で買うか、高値で売っていきましょう。
⑤レンジ→上昇トレンド
レンジから上昇トレンドへの転換は、何度もレートを弾いているレジスタンスラインを上抜けしたときです。
レジスタンスラインを抜けたかどうかの判断は難しいので、明らかに意識されている高値をハッキリと抜けてからエントリーするよう心がけてください。
レンジから上昇トレンドへ相場が転換すると、レートが大きく伸びる可能性は高いです。
レンジ相場で売りポジションを持っている場合は、速やかに損切りを行いましょう。
⑥レンジ→下降トレンド
レンジから下降トレンドへの転換は、何度もレートを支えていたサポートラインを下抜けしたときです。
サポートライン付近はダマシが多いので、明らかに意識されている安値をしっかり抜けてからエントリーしていきましょう。
レンジを抜けて下降トレンドが発生すると、大きく下落する可能性があります。
レンジ相場で買いポジションを持っている場合は、速やかに損切りをしてください。
サイン①ダウ理論で見極める
ここからトレンド転換の見極め方についてご紹介します。
ひとつ目は、ダウ理論でトレンドを見極める手順です。
高値と安値を見ていくシンプルな方法だから、初心者にもオススメだよ。
ダウ理論とは?
そもそもダウ理論とは、19世紀後半にチャールズ・ダウが提唱した理論です。
トレンドの定義がはっきりしているので、多くのトレーダーが分析に愛用しています。
そのようなダウ理論は、次の6つの法則で成り立っています。
- 法則①:価格はすべての事象を織り込む
- 法則②:トレンドは3種類ある
- 法則③:トレンドは3段階ある
- 法則④:平均は相互に確認される
- 法則⑤:トレンドは出来高でも確認できる
- 法則⑥:トレンドは明確な転換サインが出るまで続く
なかでも下の図解の「法則⑥:トレンドは明確な転換サインが出るまで続く」がとても重要です。
ダウ理論上では、高値と安値を更新し続けている限り、トレンドは継続していると判断します。
トレンドが転換したかどうかは、高値と安値を見ておけばいいというわけです。
それでは、実際のチャートで見ていきましょう。
①ダウ理論で現行トレンドを確認
まずはダウ理論にもとづいて、現行トレンドの確認をしていきます。
ダウ理論のトレンドの条件は次のとおりです。
- 上昇トレンド = 高値を継続して更新している
- 下降トレンド = 安値を継続して更新している
例えば上のチャートだと、直近は高値を更新し続けているので、上昇トレンドが続いていると判断します。
では上のチャートを使いながら、トレンド転換の判別方法を見ていきましょう。
②直近の高値と安値に水平線ラインを引く
最初に、直近の高値と安値に水平線を引いてトレンドを確認していきます。
上のチャートの段階では、安値を更新し続けているので、下降トレンドが継続しているとわかりますね。
下降トレンドが継続しているうちは、売りだけを狙うのがセオリーです。
「上がりそう」「もう反転するだろう」と安易に買いポジションをもたないようにしてください。
③安値更新せず、高値更新を確認
チャートの続きを見ていくと、安値を更新できずに高値を更新してしまいました。
ということは、この段階で下降トレンドがひとまず終了したと判断できます。
ただし、あくまでも下降トレンドが終了しただけであって、上昇トレンドに転換したわけではありません。
転換したと判断するのは、高値と安値の切り上げをしっかりと確認できてからです。
④トレンド転換
チャートの続きです。
矢印のポイントで、高値と安値の切り上げが確定しました。
つまり上昇トレンドへ転換したということですね。
この後、高値を更新し続ける限りは上昇トレンドが継続します。
このようにダウ理論では、高値と安値を見ていくだけで、トレンドの継続・転換が判別できます。
サイン②チャートパターンで見極める
チャートパターンを活用して、トレンド転換を見極める方法もあります。
トレンド転換を示すチャートパターンはいくつかありますが、ここではダウ理論とヘッドアンドショルダーを組み合わせて見極める方法をご紹介します。
ヘッドアンドショルダーとは?
三つの山(高値)と二つの谷(安値)で構成されており、真ん中の山が一番高いという特徴があります。
他に転換を示すチャートパターンとしては、ダブルトップ・トリプルトップなどが有名。
実際のチャートイメージはこの後紹介します。
①ダウ理論で現行トレンドを確認
最初にダウ理論で現行トレンドの確認をします。
高値と安値を切り上げているので、上昇トレンド中というのがわかりますね。
ダウ理論では高値を更新し続けている限り、上昇トレンドは継続しているので、上のチャートの段階では買い注文で考えるのが基本です。
②高値を更新せず、安値の更新を確認
その後のチャートの続きです。
高値を更新できず、安値を更新してしまいました。
この動きにより上昇トレンドはひとまず終了となりますが、この段階ではまだ下降トレンドが発生したとはいえません。
上昇トレンドから下降トレンドへの転換点は、高値と安値の切り下げがサインとなります。
ただし、次に説明するヘッドアンドショルダーなどのチャートパターンを活用すれば、トレンド転換の予測精度を上げるのも可能だ。
③ヘッドアンドショルダー形成を確認
それまで続いたトレンドが終了したら、ヘッドアンドショルダー(※)に代表されるチャートパターンが形成されるかに注目します。
トレンドの転換を示すチャートパターンが確認できれば、トレンドの発生を早めに察知できるからです。
チャートの例では、高値と安値を切り下げる前に、ヘッドアンドショルダーを意識したトレーダーが売りポジションを持ち始めているのがわかりますね。
直近の安値を更新すると、下降トレンドへの転換サインとなり、下落の勢いが強まります。
そのためヘッドアンドショルダーを確認できた段階で、売りトレードを検討しておくといいでしょう。
④トレンド転換
その後の値動きです。
下降トレンドに転換した後、相場は大きく下落していきました。
ヘッドアンドショルダーの形成に気づいていれば、トレンド転換する前の仕掛けも可能だったでしょう。
このようにダウ理論でトレンド転換を確認しながら、チャートパターンの形成にも注目してみてください。
サイン③オシレーター『RSI』で見極める
3つ目にオシレーターの『RSI』を活用したトレンドの見極め方を紹介します。
視覚的にトレンドの転換を知りたいという方にオススメの方法です。
オシレーターとは?
オシレーターとは相場の過熱感、いわゆる「買われすぎ、売られすぎ」を示すインジケーターです。
おもに以下のような特徴があります。
- 相場の過熱感がわかる
- 売買の強弱を判断できる
- 相場の反転がわかりやすい
オシレーター系のインジケーターはいくつもありますが、今回は『RSI』を使って説明します。
①RSIを設定する
最初に、RSIの期間を『14』に設定してください。
というのも、RSIの考案者J.W.ワイルダー氏は、その数値が最適としているからです。
RSIは現在のレートが「買われすぎなのか、売られすぎなのか」を、ラインの位置で把握できるため、レートの反転を素早くとらえたいときに効果的です。
②RSIを使ってダイバージェンスを確認
次にRSIを使って、ダイバージェンスの発生を確認します。
ダイバージェンスとは逆行を意味する言葉で、オシレーター系と価格の値動きが反対に動く、トレンド転換前に発生する現象です。
チャートは安値を更新しているにもかかわらず、RSIの安値は切り上がっているのがわかりますよね。
ダイバージェンスが発生したら、トレンド転換の可能性はかなり高くなります。
確認でき次第、トレードの準備をしておきましょう。
③トレンド転換
チャートの続きです。
画面中央で大きな上昇を見せた後、レートはほとんど下がらずトレンド転換していきました。
このようにRSIのダイバージェンスを利用すれば、トレンドの転換を見極められるわよ。
トレンド転換シグナルを自動検出する無料ツールがある
初心者のうちは、トレンドの判断に自信がもてないときもあるかもしれません。
そこでオススメなのが、トレンド転換のシグナルを知らせてくれるツールです。
ツールをうまく活用して、自分の判断をより確かなものにしましょう。
外為どっとコムのお天気シグナル
外為どっとコムが提供している分析ツール『ぴたんこテクニカル』には、「お天気シグナル」という無料ツールが備わっています。
このツールには、インジケーターの売買シグナルを自動で検知してくれる機能があり、トレンド転換のタイミングを知る上でとても役立つでしょう。
例えばRSIの場合、短期RSIが30%以下から30%以上になったとき買いサインが点灯します。
その時にダイバージェンスを確認したら、タイミングを逃さずトレンド転換に気づけるはずです。
ただし、シグナルはあくまで補助的なものですから、過信は禁物ですよ。
お天気シグナルの使い方
次の流れを意識して、うまくお天気シグナルを使いこなしていきましょう。
【お天気シグナルを使う流れ】
例えば、RSIのダイバージェンスを確認できたときに、お天気シグナルの各インジケーターのサインを見てみるといった使い方をすれば効果的です。
お天気シグナルのサインだけに頼らず、必ず自分の分析と照らし合わせて利用するようにしてください。
トレンド転換を見極める時のコツ
トレンド転換を見極めるときは、次のポイントを意識してください。
- だましに気をつける
- 市場が開くタイミングはトレンドが変わりやすい
- 必ず損切り注文を設定する
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
だましに気をつける
トレンド転換のタイミングでは、『だまし』という動きが存在します。
だましとは、チャートがセオリー通りに動かない、または動くと見せかけることです。
相場は多くのトレーダーたちの思惑が絡んでいます。
トレンドを転換させたくないトレーダーも、常に存在するのを忘れてはいけません。
だましをできるだけ回避するために、明らかにトレンドが発生したと確認できてからエントリーするよう心がけてくれ。
市場が開くタイミングはトレンドが変わりやすい
為替市場が開くタイミングに注目しておきましょう。
というのも、3大市場(東京・ロンドン・ニューヨーク)が開く時間帯は、トレンドが転換しやすいからです。
とくに次の時間帯は、各国の機関投資家が動き出してきます。
・日本時間午前8時(オセアニア市場→東京市場)
・日本時間午後3時(東京市場→ロンドン市場)
・日本時間午後9時(ロンドン市場→ニューヨーク市場)
上記の時間帯を意識しておくと、トレンド転換のタイミングをとらえやすくなりますよ。
必ず損切り注文を設定する
損切り注文は必ず設定するようにしてください。
なぜなら、だましに遭う可能性があるからです。
仮にトレンド転換がだましだったとしたら、それまでのトレンドが継続する可能性は高く、放置しておくと損失が広がってしまいます。
『指値』『逆指値注文』『OCO注文』『IFO注文』を活用して、損切り注文を徹底しましょう。
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まとめ
この記事では、FXのトレンド転換について解説しました。
どのようなトレンド転換パターンがあるか、どのように見極めればいいかわかったと思います。
記事のまとめです。
・トレンド転換とは相場の流れが変わること
・トレンド転換は6パターンのみ
・トレンドの見極め方は、ダウ理論・チャートパターン・オシレーターがオススメ
・『ダマシ』『市場が開くタイミング』『損切り注文』を意識しよう
トレンドが見極められれば、トレードがグッと楽になります。
転換パターンは6つしかなく見極め方も難しくはないので、本記事を参考にしてぜひ取り組んでください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
トレンド転換でよくある質問
- トレンド転換とは何ですか?
-
トレンド転換とは、株価の上昇や下落が始まるタイミングのことです。
相場は上昇・下降・レンジの3種類が入れ替わりながら動いているので、トレンド転換の見極めが重要となります。
- トレンド転換を見逃さないためにはどうすればよいですか?
-
トレンド転換のパターンは6つしかありません。
見逃さないように、この6つのパターンの特徴を把握しましょう。
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