「投資信託ってなに?」
「株と投資信託は違うの?」
「お金はいくらくらい必要なんだろう」
これらの悩みを解決する記事です。
投資歴9年の西山です。
夫婦でコツコツ、毎月24万円を投資信託で積み立てしています。
投資信託は手間なくリスクを抑えて分散投資ができるので、投資をはじめる初心者にこそ活用してほしい商品です。
この記事では投資信託の仕組みや、メリット、お得に節税するためのNISA制度について解説しています。
投資信託にかかる手数料の目安を知っておけば、商品選びで失敗しなくなりますよ。
- 投資信託が少額で分散投資できる仕組み
- 投資信託でかかる手数料や税金の注意点
- 投資信託を成功させる3つのコツ
投資信託とは
投資信託とは投資家かから集めたお金を、専門家に運用してもらう金融商品です。
専門家が投資先を分散してくれるので、ひとつの商品でリスクを分散できるメリットがあります。
また、毎月一定の金額で投資信託を購入するつみたて投資なら、少額の100円から始められるのも魅力のひとつです。
投資信託は少額からリスク分散できるので、資産運用がはじめての初心者に向いている投資商品です。
投資信託の仕組み
投資信託がなぜ初心者に向いているのか、その仕組みを説明します。
- 投資家のお金を集めて運用を任せる
- 複数の投資先にまとめて投資できる
- 投資信託の中身でリスクがかわる
仕組みをしっかりと抑えて、商品選びに役立てていきましょう。
投資家のお金を集めて運用を任せる
投資信託が少額で分散できるのは、運用の専門家にお金を集めているからです。
ひとりでは世界中の企業の株を買い集めることはできませんが、投資信託はみんなでお金を出し合っているので少額で分散投資ができます。
投資信託を使えば日本国内はもちろん、海外の株式や債券にも一度にまとめて投資ができます。
投資信託は株や債券の詰め合わせセット、詰め合わせ方はプロにお任せできる便利な商品です。
みんなの力をひとつに集める、お金の元気玉みたいなもんだな。
複数の投資先にまとめて投資できる
投資信託はひとつの商品で複数の企業にまとめて投資できます。
たとえば、投資家に人気の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)インデックス」はアメリカの大企業の中からプロが選んだ500社にマルっと投資ができます。
この500社の中にはiPhoneで有名なアップルや、世界中どこでも買えるコカ・コーラも含まれています。
みんなが知っている世界的大企業にまとめて投資できるのが、投資信託の魅力です。
投資信託の中身でリスクがかわる
投資信託は複数の金融商品のおまとめパックなので、中身の内容でリスクが変わります。
リスクは大きくなるほど、大きなリターンを狙えるのようになるので、中身のバランスが大切です。
投資信託の中身は目論見書(もくろみしょ)で確認できるので、運用前には必ず内容をチェックしてくださいね。
投資信託のメリット・デメリット
投資信託のメリット・デメリットについて解説します。
メリット | デメリット |
・少額から始められる ・プロに運用を任せられる ・分散投資ができる | ・利益には税金がかかる ・元本保証ではない ・手数料がかかる |
投資信託のメリットは少額ではじめられて、手間なく分散投資ができる点です。
デメリットは運用をプロに任せるため、手数料が必要になってきます。
手数料が高い投資信託を選ぶと、せっかくの利益が残らなくなるので、購入時には手数料をよくチェックしましょう。
手数料の目安としては、信託報酬が0.2%以下の投資信託を選ぶのがおすすめだ。
投資信託の注意点
投資信託を運用する上で知っておきたい注意点を3つ解説します。
- 利益には税金がかかる
- 元本保証ではない
- 運用には手数料がかかる
利益にかかわる重要ポイントなので、しっかりと押さえておきましょう。
利益には税金がかかる
投資で手に入れた利益には税金(20.315%)がかかります。
内訳は所得税が15%と、住民税が5%、復興特別所得税が0.315%の税金を納めなくてはなりません。
たとえば、100万円の利益がでた場合には約20万円は税金として納める必要があります。
この税金を払わなくて済むのが「つみたてNISA」だ。
つみたてNISAについては後で詳しく解説するぞ。
元本保証ではない
投資信託は元本保証の商品ではありません。
いくら運用をプロに任せているからといっても、損失がでる可能性があります。
投資信託の中身がどんな詰め合わせパックになっているかは、目論見書でキチンと確認しておくことが大切です。
損失がでるリスクも受け入れて、余剰資金で運用しましょう。
手数料がかかる
投資信託には大きく3種類の手数料がかかります。
購入時:購入手数料
運用中:信託報酬
売却時:信託財産留保額
3つの手数料の中でもっとも気にしたいのが運用中にかかる信託報酬です。
信託報酬はランニングコストなので、投資信託をもっている限りずっとかかる手数料だからです。
信託報酬が0.2%以下であれば低コストで運用できる良心的な投資信託と言えるでしょう。
はじめての投資信託を成功させる3つのコツ
投資信託での運用を成功させるには3つのコツがあります。
- 少額ではじめる
- ドルコスト平均法(毎月積み立て)で手間なく平均を目指す
- つみたてNISAを活用して節税する
コツを押さえて運用すると、はじめての投資信託でも大きな失敗はなくなりますよ。
まずは少額で購入
はじめての資産運用なら、少額で投資信託を購入しましょう。
投資初心者はリスクの大きさを見誤りがちで、気づかない内にリスクを取り過ぎてしまうからです。
「1,000円くらい無くなってもいい」と思っていても、いざマイナスを目にすると想像以上に精神的なダメージを受けます。
少額投資で値動きに慣れてから、運用額を増やすようにしましょう。
積み立て投資なら100円から始められて、毎月コツコツ投資額を増やせるわ。
投資初心者にぴったりの運用方法よ。
ドルコスト平均法(毎月積み立て)で手間なく平均を目指す
毎月積み立てで投資信託を購入すると、運用成績が安定します。
購入時期が分散されるので、時間の分散投資になるからです。
この毎月一定の金額で購入する投資戦略を、「ドルコスト平均法」といいます。
ドルコスト平均法は、価格が安い時には投資信託の購入量が増えるので、その後の値上がりで大きな利益を狙えます。
日々の値動きに一喜一憂せずに、価格が下がれば仕込み時と考えれるのもドルコスト平均法のメリットです。
つみたてNISAを活用して節税する
投資信託をドルコスト平均法で積み立てるなら、「つみたてNISA」の活用がお得です。
つみたてNISAは利益に対してかかる20.315%の税金が免除されるからです。
つみたてNISAで投資できる金額は年間40万までなので、月々3万3333円までが非課税で運用できます。
買える投資信託も金融庁の基準をクリアした商品だけなので、手数料が安い商品が多くありますよ。
投資信託を買うには証券口座が必要
投資信託を購入するには証券口座が必要です。
どこの証券会社で運用するかによって、投資成績にも影響を与えるので注意しましょう。
失敗しない証券口座の選ぶポイントは2つあります。
- ネット証券を選ぶ
- クレカ積立対応の会社を選ぶ
中身の同じ投資信託を買っても、証券会社選びで年間数千円の差がでる可能性があるので気を付けてください。
しっかりとポイントを押さえてパートナーとなる証券会社を選びましょう。
証券会社はネット証券を選ぶ
証券会社はネット証券を選びましょう。
ネット証券会社のほうが取り扱っている投資信託の数が多いので、手数料が安い商品を選べるからです。
SBI証券は銀行よりも10倍以上の商品数があるんだね。
商品数が多いほど、柔軟に投資先を選べます。
手数料の安い商品を選ぶためにも、ネット証券で運用するのがおすすめですよ。
お得に投資信託を積み立てするなら、クレジットカード支払い対応の会社
お得に投資信託を積み立てするなら、クレジットカード支払いに対応している証券会社を利用しましょう。
毎月の積み立てをクレカ払いで済ませるだけで、お得にポイントが貯まります。
たとえばSBI証券なら三井住友カード(NL)で支払いすると0.5%のポイント付与なので、年間40万円のつみたてで2,000円相当のVポイントが付与されます。
金融機関名 | ポイント付与率 | 対応クレジットカード | 公式サイト |
---|---|---|---|
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楽天ポイント (0.5~1.0%) | 楽天カード (カードランクで変動) | 詳細 | |
マネックスポイント (1.1%) | マネックスカード | 詳細 | |
Pontaポイント (1.0%) | auPAYカード | 詳細 |
※注釈
▼SBI証券のクレカ積立
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- 2024年9月10日(火)積立設定締切分(2024年10月1日(火)買付分)までのポイント付与。以降は対象カードごとのカードご利用金額などに応じたポイント付与率になります。
- 三井住友カードつみたて投資のご利用金額は、プラチナプリファードの新規入会&利用特典、継続特典の付与条件であるご利用金額の集計対象となりません。
一度設定するだけで、後はほったらかしでポイントを毎月ゲットできるので、クレジットカードと賢く組み合わるのがおすすめです。
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米国株に強いので、新NISAで個別株投資へとステップアップを考えている方に向いています!
まとめ 投資信託はリスクを分散して少額ではじめられる
ここまで投資信託の仕組みから注意点、お得にはじめる方法を紹介してきました。
少しの工夫で年間数千円もお得になるので、証券会社選びは手を抜かないでくださいね。
最後にこの記事のまとめです。
- 投資信託はプロが選んだ株や債券のおまとめパック
- 少額からリスクを分散して始められる
- つみたてNISAで投資信託を買えば利益が非課税になる
- お得に始めるなら、クレジットカード支払い対応のネット証券会社を使う
- SBI証券、楽天証券、マネックス証券が投資信託の積み立てにおすすめ
投資信託は少額で始められて、リスクを分散できる初心者に向いている投資商品です。
私も最初は月々1万円から積み立てを始めました。
慣れてきたら、つみたての増額も視野に入れてみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
投資信託 Q&A
- 投資信託と株はちがうの?
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投資信託は株や債券といった商品の詰め合わせパックです。
数多くの商品を組み合わせることで、リスクが分散されています。
また、投資信託は投資の専門家の手によって運用されています。
>> 投資信託とはを詳しくみる - 用意するお金はいくらくらいから始められれか?
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投資信託は1万円もあれば購入できます。
また、コツコツと積み立てる定期購入にすれば100円からの運用も可能です。
少額でも実際に保有することで、値動きやリスクに対しての知識が深まります。
生活費と切り分けた余剰資金で投資すると、将来のお金の不安解消につながりますよ。
>> 投資信託を成功させる3つのコツを詳しくみる。 - 何歳からはじめられるの?
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未成年者でも親の同意の元であれば証券口座を開設し、投資できます。
いっさいの制限なしに、自分の判断で運用を始められるのは18歳の成人からです。