【王道】FXの順張りとは?トレンド把握から注文タイミングまで超解説

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「順張りがどんな取引方法なのか知りたい!」

「エントリーするタイミングは?」

「インジケーターは何を使えばいい?」

FXにおいて基本的な取引方法である順張りですが、その内容を正しく理解しなければ上手に取引することはできないので注意が必要です。

岡田

私も最初は順張りでも上手く利益が伸ばせなかったり、無意識に逆張りを行っていたことがあります。

そこで今回は、初心者でもやり方がわかったうえで実践に移れるよう、順張りの基本的な取引方法について解説します。

この記事を読めばエントリータイミングやトレンド判断の仕方、役立つインジケーターがわかり、順張りの取引を実践に移せるようになりますよ!

順張りはトレンドに沿ってエントリーする素直な取引なので、初心者がまず覚えるべき方法です。

この記事でわかること
  • 順張りとは、トレンドに沿って取引を行う方法
  • 順張りには適切なエントリータイミングが3つある
  • 順張りに役立つインジケーター3つ

この記事は投資収益の保証または特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません。最終的な投資や契約の決定はご自身でご判断ください。

目次

FXの順張りとは?

順張りとは、トレンドに沿って取引を行う方法です。

順張りとは

上の図解の夜に上昇トレンドでは買いエントリー下降トレンドでは売りエントリーをするのが基本です。

はるか

トレンドは相場の方向性のことで、エントリーは取引を開始することよ。

例えば、現在1ドル99円で、相場が上昇トレンドだと判断した場合、100円まで上がったことを確認して買いエントリーするようなやり方です。

相場の流れに逆らわずに取引するのが順張りの基本です。

逆張りとは

逆張りは相場の流れと反対の方向にポジションを持つ手法です。

逆張りとは

これからトレンドが転換することを見極めたうえで、上昇トレンドのときに売りエントリー下降トレンドのときに買いエントリーを行います。

例えば、現在上昇トレンドだがそろそろ相場が転換する(下がる)ことを予想して、売りエントリーする方法です。

相場の転換点を見極められれば、効率よく利益を伸ばせるのが逆張りです。

FX初心者は王道の順張りから覚えよう

FX初心者は順張りから覚えるのをおすすめします。

なぜなら、順張りは王道の取引方法だからです。

順張りは相場の流れに沿って素直に取引ができ、トレンドが継続すれば利益を伸ばしやすくなります。

かずき

逆張りはトレンド転換を見極める必要があるから、初心者にとっては難しい取引方法だね。

はじめ

まずは基本的な取引である順張りをマスターだ!

3つの順張りエントリータイミング

順張りのエントリーポイント

順張りを行うにしても、ただエントリーすれば良いというわけではありません。

適切なタイミングを狙うことができなければ、利益が伸びなかったり損失を出す可能性があるからです。

順張りにおけるエントリーポイントを3つ紹介します。

順張り3つのエントリータイミング
  • トレンド転換した直後
  • レンジのブレイクアウト
  • 長期レンジ幅の下限・上限

以下でそれぞれ詳しく解説します。

トレンド転換した直後

トレンド転換した直後を狙う

トレンド転換した直後は、順張りのエントリーチャンスです。

トレンド転換した直後にエントリーできれば、利益を伸ばしやすくなります。

インジケーターなどを使いトレンド転換のタイミングを見極めましょう。

レンジのブレイクアウト

レンジのブレイクアウト直後を狙う

レンジがブレイクアウトしたタイミングも絶好のエントリータイミングです。

レンジ相場が長く続いているほど、ブレイクアウト(抜けた)後の値動きが大きくなりやすくおすすめです。

レンジ相場は一定の値幅で推移しますが、一定の値幅から抜けると大きく上下に動きトレンドが発生しやすくなるため、大きな利益が見込めます。

レンジ幅の下限・上限

レンジ幅の下限上限付近を狙う

レンジ相場で順張りを行うときは、レンジ幅の下限・上限付近がエントリーポイントになります。

一定の値幅で上下することがわかっているため、サポートライン・レジスタンスライン付近で価格が折り返せばその方向に動きやすいからです。

レンジ幅が小さいと大きい利益は狙えませんが、細かく取引することで利益を積み上げていけます。

レンジ相場ではサポートライン・レジスタンスライン付近を意識しましょう。

順張りを行う際にトレンドを把握する方法

トレンドを把握するポイント

順張りを行う際に初心者でもトレンドを把握しやすい方法は、次の2つです。

トレンドを把握する方法
  • トレンドラインを引く
  • 移動平均線の方向を見る

以下でそれぞれ詳しく解説します。

トレンドラインを引く

トレンドラインを引く

トレンドを把握するときに効果的なのが、トレンドラインです。

トレンドラインを引くことで、視覚的に相場の流れがわかるようになります。

例えば、相場の状況に応じて次のラインを引くことで、トレンド相場ならトレンドの方向、レンジ相場なら値動きの幅がわかります。

【トレンドラインの引き方】

・上昇トレンドのときは安値同士を結んだ「サポートライン」と呼ばれる線を引く
・下降トレンドのときは高値同士を結んだ「レジスタンスライン」と呼ばれる線を引く
・レンジ相場のときはサポートラインとレジスタンスラインをそれぞれ引く

トレンドラインはトレンドを視覚的に判断でき、シンプルで使いやすい方法です。

移動平均線の方向を見る

移動平均線の方法を見るのも、トレンド判断に有効です。

一定期間の価格の平均値をグラフで表すので、視覚的に判断できます。

【移動平均線のトレンド確認方法】

・移動平均線が上向きでローソク足が移動平均線の上側で推移しているときは上昇トレンド
・移動平均線が下向きでローソク足が移動平均線の下側で推移しているときは下降トレンド

かずき

相場の大きな流れを見たいときには、移動平均線がわかりやすいんだね!

順張りを行う際の注意点

順張りを行う際は、トレンドの乗り遅れ長い時間足で見たときに逆張りになることに注意が必要です。

なぜなら、利益を伸ばせなかったり、損失になる恐れがあるためです。

次のポイントを意識すれば、順張りで失敗するリスクを軽減できます。

順張りの注意点
  • トレンドに乗り遅れないようにするためには、素早くトレンド転換を見極める
  • 長期足が短期足と同じ方向にトレンドが発生している場合にエントリーする

トレンドが発生していても、ただ順張りでエントリーするだけでは上手に取引できないので注意しましょう。

順張りに役立つ3つのインジケーター

順張りにおすすめのインジケーター

順張りで取引を行う際は、テクニカル分析が必要です。

テクニカル分析とは、チャート上に示される値動きのみで将来の相場を予測する分析手法の総称です。

相場を分析することで、適切なトレンド判断や売買判断ができます。

この項目では、順張りに役立つインジケーターを3つ解説します。

おすすめインジケーター3選
  • 移動平均線
  • ボリンジャーバンド
  • MACD(マックディー)

以下でGMOクリック証券のチャートを例に、それぞれ詳しく解説します。

移動平均線

移動平均線を使うとトレンドを把握できるだけでなく、売買判断をすることも可能です。

移動平均線
GMOクリック証券:移動平均線のゴールデン・デッドクロス例

移動平均線の方向でトレンド判断でき、短期線と長期線の位置関係で売買サインを読み取れるからです。

例えば、先述したように移動平均線の方向とローソク足の位置によって、トレンドを把握できます。

・ゴールデンクロス(短期線が長期線を下から上に抜けた状態)が発生した場合は買いサインとして判断
・デッドクロス(短期線が長期線を上から下に抜けた状態)が発生した場合は売りサインとして判断

ただし、クロスが発生しても「だまし」の可能性もあるため、絶対に上昇・下降するとは限らないので注意しましょう。

はるか

「だまし」とは相場がサインとは逆方向に動いていくことよ。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドも順張りにおいて活躍するインジケーターです。

視覚的にトレンド判断ができ、ローソク足との位置関係によって売買判断もできるからです。

ボリンジャーバンド エクスパンション
GMOクリック証券:ボリンジャーバンドのエクスパンション例

ボリンジャーバンドのエクスパンション(膨らんでいる状態)はトレンドの発生、スクイーズ(収束している状態)は値動きに方向感がないことを示しています。

特に覚えておくべきポイントは次の3つです。

移動平均線を中心に、上下にσ(シグマ)と呼ばれるラインが2〜6つある
・「価格がバンド(帯)の中に収まる確率を統計的に見る指標
バンドが狭まった「スクイーズ」の状態だと値動きが小さく、バンドが広がった「エクスパンション」の状態では値動きが大きい

また、ローソク足がバンドウォークしている(バンドに沿て動く状態)ときには、強力なトレンドが発生しているサインです。

バンドウォークを素早く発見できれば、順張りで利益を伸ばしやすくなります。

MACD(マックディー)

MACD(マックディー)は、移動平均線やポリンジャーバンドと組み合わせて使うのがおすすめです。

トレンドの強弱がわかるだけでなく、売買サインが出るのが早いからです。

MACD
GMOクリック証券:MACDゴールデン・デッドクロス例

MACDも移動平均線のように、ゴールデンクロスやデッドクロスが発生するため売買判断ができます。

さらに移動平均線よりもサインが早く出るので、組み合わせて使うことでより強い根拠を持って取引ができます。

トレンド系のインジケーターと組み合わせて分析精度を上げましょう。

カンタン3STEPでできる順張り手法

ボリンジャーバンドの順張り手法

紹介したインジケーターの中から、ボリンジャーバンドを使った順張り手法を3STEPで紹介します。

STEP1:ボリンジャーバンドを設定する
STEP2:各時間足でトレンドを確認する
STEP3:3つの条件達成でエントリー

はるか

初心者でもスグ試せる手法だから試してみてね。

STEP1:ボリンジャーバンドを設定する

ボリンジャーバンドは、FX会社の分析ツールに標準で搭載されています。

ただし設定値はFX会社によって異なるので、今回は下記のように設定してください。

  • σライン数:6ライン
  • 参照期間:21日
  • 使用時間足:5分、15分、1時間、4時間

STEP2:各時間足でトレンドを確認する

まずは各時間足で、ボリンジャーバンドを見ながらトレンドを確認していきましょう。

トレンドはボリンジャーバンドの傾きで判断します。

4つの時間足でトレンド確認

上の例では全ての時間足が下向きに傾いているのがわかりますね。

はるか

つまり、この時は下降トレンドということね。

順張り手法なので下方向のエントリーを考えましょう。

STEP3:3つの条件達成でエントリー

次にエントリーのタイミングですが、以下の条件がそろったタイミングを狙いましょう。

3つの条件

条件1:短期足が長期足のトレンド方向と同じ
条件2:スクイーズしてからエクスパンションが始まっている
条件3:直前の高値(または安値)を更新している

条件1は先ほど確認したので、チャートを見て他の2つの条件を見ていきます。

下のチャートを見るとスクイーズしてからエクスパンションが始まり直前の安値を更新したのを確認できますね。

エクスパンションと安値更新の確認

全ての条件が成立したので、ローソク足が+2σを突き抜けるタイミングでエントリーしていきます。

エントリーポイント

上チャートの赤丸部分でエントリーです。

その後バンドウォークが発生し大きく動いているのが確認できますね。

岡田

シンプルで大きな利幅を狙える手法なので、ぜひ試してみてくださいね!

予測サポートツールで順張り手法の精度を上げる方法

順張り手法の精度を上げる方法として、外為どっとコムの予測サポートツール「ぴたんこテクニカル」を活用するのも効果的です。

その中の機能の1つ「お天気シグナル」には、次のような特徴があり順張り手法と相性抜群です。

インジケーター7つの売買シグナルがわかる
12通貨と7足種に対応

お天気シグナルはインジケーターの売買シグナルを検知して、次のように矢印で売買方向を教えてくれます。

外為どっとコムお天気シグナル例
外為どっとコム:お天気シングル
かずき

上の例だと豪ドル/円と加ドル/円が6つ同じ方向にシグナルが出てるから、すごく心強い根拠になるね!

エントリーの根拠がボリンジャーバンドだけより、他のインジケーターと組み合わせると、より精度の高いエントリーも可能です。

はるか

ただし、必ずしも予測通りになるとは限らない点には注意が必要よ。

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上手に順張りで取引するために、取引ツールが使いやすく、分析機能が優れているFX会社を利用しましょう。

これまで解説してきたように順張りは素早いトレンド判断が重要なので、スムーズに相場分析をする必要があるからです。

分析機能が優れていて、取引ツールが使いやすいFX会社は次の3社です。

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FXの順張り まとめ

FX初心者は、王道の取引方法である順張りから覚えるのがおすすめです。

この記事で解説したエントリータイミングや注意点、役立つインジケーターの使い方を理解すると、順張りで利益を伸ばすことができます。

最後に今回の内容をおさらいしましょう。

・順張りとは、トレンドに沿って取引を行う方法
上昇トレンドでは買いエントリー下降トレンドでは売りエントリーが順張りの基本
・相場の流れと反対の方向にポジションを持つ逆張りより、順張りから覚えるのが初心者にはおすすめ
トレンドライン移動平均線の方向を見れば初心者でもトレンドを把握しやすい
GMOクリック証券松井証券GMO外貨の分析ツールが高性能で使いやすくおすすめ

最初のうちは、適切なトレンド判断や売買判断ができるのか不安に思うかもしれません。

しかし移動平均線やボリンジャーバンド、MACDの使い方を身につけることで、根拠を持って順張りできるようになりますよ!

岡田

最後までお読みいただきありがとうございました!

参考元

FX順張りのよくある質問

順張りとは?

順張りとは、トレンドに沿って取引を行う方法のことです。

>> FXの順張りとは

エントリーするタイミングは?

順張りにおけるエントリーポイントは、次の3つです。

1. トレンド転換した直後
2. レンジのブレイクアウト
3. レンジ幅の下限・上限

>> 3つの順張りエントリータイミング

順張りに役立つインジケーターは?

次の3つのインジケーターを使うと、適切なトレンド判断や売買判断ができます。

1. 移動平均線
2. ボリンジャーバンド
3. MACD

>> 順張りに役立つ3つのインジケーター

この記事を書いた人

海外就職を経てフリーランスとして独立、金融サイトの副編集長のかたわらFXを始めた投資家。
副収入目的で始めたつもりが、読めそうで読めない為替の魅力にどっぷりハマる。
コツコツドカンを経験してからは、資金管理と損切りを徹底し堅実に運用中。
愛用のテクニカル指標は"移動平均線"と"MACD"、これにファンダメンタルズ要因を絡めて日々アップデート中。
編集者としてFXのノウハウを発信しています。

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