「FXの5分足スキャルピング手法が知りたい!」
「5分足スキャルピングに適したインジケーターは?」
「ボルマンのスキャルピング手法は有効なの?」
このような疑問にお答えします。
スキャルピングを効率よく勝ちたいなら、成功者の手法をマネるのが一番です。
そこでこの記事では数あるスキャルピング手法の中から、5分足スキャルピングの第一人者ボルマン氏の手法を解説しています。
ボルマンの5分足スキャルピング理論から手法の具体的なエントリーポイントまで解説しているので、この記事を読めばすぐマネできますよ。
実際にボルマンの書籍を読んだ後は5分足のチャートパターンを正確に見つけられるようになって、思い込みによるトレードが減りましたよ!
記事の後半では勝率65.38%を達成したスキャルピング手法や、分析予測の精度を上げるコツを紹介しているのでぜひ最後まで見てくださいね。
5分足スキャルピングの特徴
FXの5分足スキャルピングとは5分足チャートを用いた短期売買であり、数分から数十分で取引するスタイルです。
5分足スキャルピングには、次のような特徴があります。
- 長期的な予測の影響を受けにくく、テクニカルに従いやすい
- 1分足スキャルピングより時間に余裕を持って取引できる
テクニカル分析は多くの投資家が使っているため、人が意識するポイントの見極めに役立ちます。
5分足スキャルピングの特徴は1分足に比べてダマシの値動きが少なく、時間に余裕を持って取引ができることです。
ダマしとは?
ダマしとはチャートがセオリー通りに動かない現象を指します。
例えばインジケーターが買いのサインを示している時に、実際の相場は逆方向に動くことです。
5分足スキャルピングの第一人者!ボルマンの理論を解説
ここからは、「5分足スキャルピングの第一人者」であるボルマンの著書、「FX 5分足スキャルピング プライスアクションの基本と原則」の肝となるポイントをわかりやすく解説します。
ボルマンの理論は5分足に特化しているため、5分足スキャルピングに挑戦する人はぜひ覚えてほしい知識です。
ボルマンの人物紹介
ボブ・ボルマンは1961年生まれで、自分の資金のみを扱う個人トレーダーです。
スキャルピングに関して多くの本を執筆し、世界中のトレーダーに支持され人気を誇っています。
今回解説する著書「FX5分足スキャルピング」の重要な項目は、「プライスアクション」です。
本のサブタイトルにもあり、プライスアクションの重要性を複数の目次にわたって解説しています。
「プライスアクション」とは、ローソク足1本1本の形状や動きです。
つまり、ボルマンはチャートの動きや形から相場を予測する分析手法を得意としています。
理論はプライスアクションを重要視
ボルマンがプライスアクションを重要視している理由は、「ほんのいくつかのプライスアクションの原則で説明できる」と断言しているからです。
マーケットの動きの大部分は、ほんのいくつかのプライスアクションの原則で説明でき、その本質をトレードに活かすために必要なのは熟練ではなく、常識だと身をもって証明している。
引用元:FX 5分足スキャルピング プライスアクションの基本と原則
「本質」という言葉から、重要な原則であることが伺えますね。
ローソク足とは?
ローソク足は、次のような「4本値(よんほんね)」で構成されています。
高値(たかね):一定期間でもっとも高く取引された価格
安値(やすね):一定期間でもっとも安く取引された価格
始値(はじめね):一定期間で最初に取引された価格
終値(おわりね):一定期間で最後に取引された価格
プライスアクションとチャートパターンの関係
プライスアクションって言われてもピンとこないな?
「プライスアクション = チャートパターン」と覚えよう!
プライスアクションはローソク足の動きや形から相場を予測する手法なので、チャートパターンも該当します。
事実書籍では、ローソク足単体でなく「ダブルトップ」や「トリプルボトム」などのチャートパターンを使って手法を解説していますよ。
ダブルの圧力によるブレイクアウト
プライスアクションの例として、「ダブルの圧力によるブレイクアウト」を紹介します。
ダブルの圧力とは売りと買いの両方の圧力を指しており、チャートが拮抗しているポイントのことです。
米ドル円チャートを参考に見てみると、次のような動きをしています。
【ダブルの圧力によるブレイクアウトの動き】
①黒線のようにチャートの上下動を繰り返す
②青い枠の中で小さくレンジになっている
③上方向に大きくブレイクアウト
ボルマンは青枠内をダブルの圧力と呼び、その後のブレイクアウトが伸びやすいと提唱しています。
次から、ボルマンの具体的なエントリー手法を紹介します!
ボルマン流!5分足スキャルピングの手法
ボルマンの5分足スキャルピング手法を、次の流れで紹介します。
- 1時間のトレンドを把握
- 具体的な5分足のエントリーポイント
- 損切りライン、利益確定ラインの設定
- 相性抜群のインジケーター
ボルマンの「ダブルの圧力によるブレイクアウト手法」は、判断基準が明確なので初心者でも実践しやすい手法です。
【手法の概要】
①メインの取引足は5分
②上位足のトレンドを1時間足で把握
③ダブルの圧力後のブレイクアウトを狙う
それではチャート画面を使いながら手法見ていきましょう。
1時間足のトレンドを把握
最初のステップでは、長期足のトレンドを確認します。
理由は相場の大きな流れを見て、全体の方向性をつかむためです。
実際のチャートを見ながら、確認していきましょう。
まずは米ドル円の1時間足チャートで高値と安値が切り上がっているため、ダウ理論の観点から上昇トレンドになっていることが確認できました。
そのため、買いを狙うのが効果的だと判断できます。
ダウ理論とは?
ダウ理論とはチャールズ・ダウが提唱した、トレンドの定義を示す6つの理論です。
なかでも下の図解の、「高値と安値の更新がされるかどうか」が多くのトレーダーに重要視されています。
高値だけもしくは安値だけが更新されればトレンドは継続しますが、両方更新されるとトレンド転換になります。
具体的な5分足のエントリーポイント
具体的なエントリーポイントは、5分足チャートでダブルの圧力後のブレイクアウトです。
上の図で黒い丸部分が、エントリーポイントになります。
【ダブルの圧力の条件】
①チャートの上下動を繰り返す(黒い線)
②直近の値動きより小さくレンジ気味になる(青い枠線)
「小さいレンジ」は、どうやって判断すればよいの?
1つの案はフィボナッチを使い、0.236~0.786の中に納まれば小さいと判断できるでしょう。
理由は多くの投資家が0.236~0.786の範囲内は、「大きな動きがないレンジ相場」と意識するからです。
上のチャートのように小さなレンジをブレイクしたタイミングがエントリーポイントです。
その後大きく上昇したのがわかりますね。
フィボナッチとは?
フィボナッチは相場の上昇している際の押し目や、下降している際の戻りを予測するために役立つテクニカル手法です。
スキャルピングトレーダーのふうた氏はフィボナッチを活用することで、トレードの精度を上げています。
損切ライン、利益確定ラインの設定
エントリー時には必ず損切りラインと利益確定ラインを設定しましょう。
この手法の設定目安は次の通りです。
【取引ルール(買いの場合)】
・損切りライン:直近の安値
・利確ライン:リスクリワード比率が1:2になる価格
・プロフィットファクター:2.0以上
チャート画面でラインを引くと次のようになります。
リスクリワード比率を1:2にすることで、勝率50%でも利益が出るルールにしました。
売りの場合は、損切ラインが直近の「高値」に変わります。
プロフィットファクター(PF)とは?
総損失と総利益の比率がわかる指標で、PFが2.0だと総利益は総損失の2倍稼げていることを指します。
例:総損失10,000円に対し総利益が20,000円ならPFは2.0です。
計算式:総利益 ÷ 総損失 = プロフィットファクター
相性抜群のインジケーター
さらに予測精度を上げるためおすすめなのが、インジケーターのボリンジャーバンドの併用です。
理由は、トレンドの強弱や値動きの大きさを視覚的に把握できるためです。
今回のエントリーポイントでボリンジャーバンドを表示させたのが次のチャートです。
「小さいレンジ」はボリンジャーバンドも縮小状態(スクイーズ)で、ブレイク後はバンドが拡大(エクスパンション)になっているのがわかりますね。
このようにボルマン手法にボリンジャーバンドを組み合わせると、分析精度がアップするのでおすすめです。
ボリンジャーバンドとは?
ボリンジャーバンドは、「ジョン・ボリンジャー」が考案したトレンド系を代表するインジケーターです。
移動平均線とσ(シグマ)と呼ばれる6つの線で構成され、上下に伸びたσが想定される値動きの範囲を示します。
バンドが狭い状態を「スクイーズ」、バンドが広い状態を「エクスパンション」と呼びます。
5分足で勝てない人に勝率65.38%の手法を紹介!
5分足スキャルピングで勝てない人に、編集部で検証した勝率65.38%の1分足スキャルピング手法を紹介します。
この手法はYouTubeチャンネル『スキャトレふうた FX大学』で情報発信している、億トレーダーの「ふうた氏」のスキャルピング手法です。
手法の内容を紹介します。
- メインの取引足は1分
- インジケーターは2つのMACD(マックディー)を使用
- MACD1分足の設定は、1分足チャートに短期12、長期26、シグナル9
- MACD5分足の設定は、1分足チャートに短期60、長期130、シグナル45
- 取引ポイントはMACDのゴールデンクロスとデッドクロス
この手法のメリットは、エントリーチャンスが1時間に4〜8回あり、朝・昼・夜と時間帯を選ばずに取引できる点です。
またヒロセ通商の「さきよみLIONチャート」をサポートツールとして使った時は、勝率が75%になりました!
詳しくは次の記事で解説しています。
スキャルピングにおすすめのFX会社3選
ボルマン手法を試すのに最適なおすすめFX会社を3社紹介します。
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FX短期売買で精度を上げる3つのコツ
FXの短期売買で取引の精度を上げる3つのコツは、次の通りです。
【短期売買のコツ】
・上位足のトレンドに沿って取引する
・資金管理を徹底する
・損切りラインを必ず設定する
上位足のトレンドに沿って取引する
5分足のスキャルピングは、上位足のトレンドに沿って取引しましょう。
その理由は短い時間足は、大きな時間足のトレンド方向に向かいやすいためです。
5分足のトレンドは、より上位足である30分足や1時間足のトレンド方向と一致した時が狙い目です。
資金管理を徹底する
5分足のスキャルピングは、資金管理を徹底しましょう。
なぜなら、大損のリスクを減らせて相場の世界に長く生き残れるからです。
例えば1回の損失許容額を投資金の2%にすれば、50回連続で負けない限り資金を失いません。
FXのスキャルピングは勝つことも大事ですが、負けないことも同じくらい重要です。
損切りラインを必ず設定する
5分足のスキャルピングは、損切りラインを必ず設定しましょう。
損切りラインを設置しないと、損失が大きくなるためです。
2018年に金融先物取引業協会が行ったアンケートによると、FXの取引で損失を出した原因の第1位は「損切りができない」になっています。
人の感情には勝つよりも負ける方を怖がる「プロスペクト理論」という心理があるので、損切りしにくい傾向にあります。
大損を避けるため、損切りラインを取引前に決めましょう。
まとめ
FXの5分足スキャルピングについて解説してきました。
最後に内容のおさらいです。
・5分足スキャルピングの特徴は次の2つ。
①長期的な予測の影響を受けにくくテクニカル分析が機能しやすい
②1分足に比べ時間に余裕を持って取引できる
・5分足スキャルピングの第一人者ボルマンは、プライスアクションを重要視
・プライスアクションは、ローソク足の動きを意味しチャートパターンと同義
・ボルマンの5分足スキャルピング手法の1つに、ダブルの圧力後のブレイクアウトがある
・5分足スキャルピング手法に相性が良いインジケーターはボリンジャーバンド
スキャルピングの第一人者であるボルマンは、5分足スキャルピングでチャートパターンを重視しています。
ボルマンの手法を実践するとプライスアクションが正確にわかるようになり、思い込みによるトレードが減りましたよ!
スキャルピングで精度を上げる3つのコツを利用して、短期の取引を極めてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
5分足スキャルピングに関するよくある質問
- スキャルピングで勝てないのはなぜ?
-
スキャルピングで勝てないのは次の2つの理由があります。
①短期売買の取引スタイルの相性が悪い
②短期のチャート分析が得意ではない - スキャルピングトレードは何分足で見るべき?
-
スキャルピングトレードはエントリー足を、1分足か5分足で見るのが適切です。
なぜならスキャルピングが、数pipsから十数pipsを狙う取引手法であるためです。
- スキャルピングで何pips取ればいいですか?
-
スキャルピングは数pipsから十数pipsを狙いましょう。
上位足のトレンド方向を見極めれば、利益をより伸ばすことも可能です。
なぜなら短い時間足は、大きな時間足のトレンド方向に向かいやすいためです。
- 何分までがスキャルピングですか?
-
明確な定義はありません。
一般的にエントリーする時間足が、1分足か5分足とするのがスキャルピングです。
・金融先物取引業協会:外国為替証拠金取引の取引顧客における金融リテラシーに関する実態調査