「FXのデイトレードってどんなスタイル?」
「初心者でも勝てるのかな」
「デイトレードで勝つにはどうすればいい?」
こんな悩みを解消できる記事です。
FXをはじめたばかりだと、どんなトレードスタイルが自分に合っているのか判断するのは難しいですよね?
トレードに不慣れな初心者でも落ち着いて少額の資金でも効率的に稼ぐにはデイトレードがオススメです。
今回はスキャルピングやスイングトレードとの違いに触れながら、デイトレードの特徴とメリットを詳しく解説します。
初心者でも1日数回の取引で稼ぐコツがわかり、資金を増やしやすくなりますよ。
- デイトレードとは?
- メリットとデメリットの比較
- 向いている人の特徴
- 勝率を上げるための4つのコツ!
- おすすめのFX会社3選
- 移動平均線を使ったデイトレード手法
- 注意すべき3つのポイント
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デイトレードとは?
デイトレードとは1日以内にポジションを決済するスタイルです。
1日に何回か取引を行い、50pips程度の利幅を狙います。
ポジションを持ったまま日をまたがないので、寝ている間の為替変動を気にせず済むのが特徴です。
デイトレードを他のトレードスタイルと比較してみましょう。
スキャルピング | デイトレード | スイングトレード | 長期トレード | |
---|---|---|---|---|
必要資金の目安 ※推奨額です | 1万円~ | 10万円~ | 50万円~ | 100万円~ |
1回あたりの取引期間 | 数秒~数分 | 数分~数時間 | 数日~数週間 | 数ヵ月以上 |
利幅 | 数pips | 数十pips | 100pips以上 | 1,000pips以上 |
スワップポイント | なし (ポジションを持ち越さないため) | なし (ポジションを持ち越さないため) | あり | あり |
向いている人 | ・チャートに張り付ける ・集中力がある ・早く利益を積み上げたい | ・会社勤めだが投資もしたい ・空いた時間を有効活用したい ・コツコツ利益を積み上げたい | ・長時間チャートを見れない ・ある程度の資金力がある ・1度に大きな利益を得たい | ・のんびり資産運用したい ・大きな資金力がある ・外貨預金代わりにFXがしたい |
トレード期間が短いほど取引回数が増え、利幅が小さくなります。
寝ている間の為替変動が不安な人は、日をまたぐのを避けたスキャルピングかデイトレードがオススメです。
一方で、FXをする時間があまりない人なら資金に余裕を持たせて長期トレードでゆったり運用するのがいいでしょう。
など、目的やライフスタイルに合わせてトレードスタイルを選ぶといいですよ。
デイトレードとスキャルピングの違い
デイトレードとスキャルピングの違いに明確な定義はありません。
一般的にはポジションの保有期間を目安として分けられます。
スキャルピング | デイトレード |
数分以内に取引を完了させるトレード | 1日以内に取引を完了させるトレード |
スキャルピングは瞬時に相場を予測して発注するスキルが必要なので、初心者には難易度が高いです。
デイトレードなら数分〜数十分かけて、ある程度考える時間を持ってトレードできるので初心者に向いています。
デイトレードとスイングトレードの違い
ポジションを保有したまま日をまたぎ、数日かけて取引するスタイルはスイングトレードです。
スイングトレードは日本時間早朝にスワップポイントの受け渡しが発生するので、為替差益だけでなくスワップ損益も考慮する必要があります。
また、スイングトレードは数日〜数週間ポジションを保有し続けるので、週、月単位の長期目線での相場分析が必要です。
デイトレードのメリットとデメリットの比較
デイトレードのメリットとデメリットを見ていきましょう。
- 1日でトレードが終わる
- マイナススワップポイントを気にせずトレードできる
- 経験値がたまりやすい
- 資金効率が良い
- トレードの利幅が小さい
- スワップポイントを受け取れない
メリットとデメリットを知れば、これからFXをはじめる人や少額でリスクを抑えて取引したい人にデイトレードがオススメであるのがわかります。
メリット①1日でトレードが終わる
ひとつ目は、1日でトレードが終わるため為替変動リスクが低い点です。
寝る前にポジションを決済するので、寝ている間に損失が出る不安がありません。
その日のトレードが終わったら値動きを気にせず自由に過ごせるため、メリハリをつけながら運用できるのがメリットです。
メリット②マイナススワップポイントを気にせずトレードできる
デイトレードならマイナススワップを気にする必要がありません。
ポジションを保有したまま日をまたがないからです。
マイナススワップとはスワップがマイナスのポジションを保有して日をまだいだときに、スワップの支払い分が損失になることです。
スイングトレードや長期トレードは為替差益が出てもマイナススワップでトータルの損益がマイナスになる可能性があります。
メリット③経験値がたまりやすい
3つ目のメリットは取引経験を積みやすい点です。
ポジションを長期保有するスタイルに比べ取引回数が多いからです。
スイングトレードだと数日から数週間に1回しか取引しませんが、デイトレードなら1日数回トレードできます。
初心者が早く経験を積み、トレードを上達させるのに向いています。
メリット④資金効率が良い
4つ目のメリットは資金効率の高さです。
1回の取引サイクルが短いので、稼いだ利益を長期トレードより投資資金に早く回せます。
投資資金が増えると利益も増え、資金が増えるスピードも早くなりますよ。
少額で始めるなら資金効率が高いデイトレードをオススメします。
デメリット①1トレードあたりの利幅が小さい
デメリットとしてはトレードの利幅が小さい点です。
2022年1月1日から2022年10月19日までの米ドル円の1ヶ月の値幅は約6円です。
JFXのデータによると、米ドル円の1ヶ月の平均変動値は1日あたり154pips(約1.5円)になります。
つまり、長期トレードなら6円の利益ですが、デイトレードは1日多くても1.5円程しか利益を期待できません。
利幅だけで考えると、スイングや長期トレードの約5分の1しか期待できないのです。
デメリット②スワップポイントを受け取れない
2つ目のデメリットはスワップポイントを受け取れない点です。
デイトレードは日をまたぐ前にポジションを決済するからです。
スワップポイントは翌営業日の日本時間早朝に付与されるので、ポジションを持ち越さないデイトレードではスワップ利益は得られません。
デイトレードが向いている人の特徴
デイトレードは次のような人にオススメです。
- すぐに結果がほしい人
- 心配性の人
- 平日に数時間確保できる人
すぐに結果を見てトレードの問題点を分析したり、1日に何回もトレードして資金が増えていくのを楽しみたい人に向いています。
寝ている間の為替変動が不安なのでポジションを持ち越したくない人や、平日に取引時間を確保できる人にもオススメです。
デイトレードの勝率を上げるための4つのコツ!
デイトレードのやり方とコツを同時に見ていきましょう。
- 前日までのトレンドをしっかり把握する
- デイトレに向いてる通貨ペアを選ぶ
- デイトレにおすすめの時間足でトレードする
- 指値・逆指値注文を活用する
初心者でも練習すれば利益を出すためのポイントがわかりますよ。
前日までのトレンドをしっかり把握する
前日までのトレンドをしっかり把握しましょう。
トレンドに逆らってエントリーすると、不利な方向にトレンドが伸びた場合に大損する恐れがあります。
前日から上昇トレンドが続いていれば買いエントリー、下降トレンドが続いていれば売りエントリーします。
- 昨日今日のトレンドはどっち向きなのか
- どうして今のトレンドになっているのか
この2点を把握するだけでも、トレンドフォローや損切タイミングのイメージがつかめるはずです。
デイトレに向いてる通貨ペアを選ぶ
デイトレードに向いている通貨ペアはメジャー通貨同士のペアです。
メジャー通貨は取引量も多く、毎日ある程度の値動きが見込めます。
初心者は取引量が多く相場分析が効きやすい米ドル円がオススメです。
ポンド円もメジャー通貨ですが、ドル円よりも値動きが激しめなので初心者には少し難易度が高いでしょう。
最初は情報も手に入れやすい円と流通量の多い先進国の通貨をメインに取引するのがオススメですよ。
デイトレにおすすめの時間足でトレードする
デイトレードは短期から長期まで全ての時間足を使います。
一般的に短期のトレンドは長期のトレンドと同じ方向に伸びる性質があります。
なので長期のトレンドが上昇なら買いエントリー、長期のトレンドが下降なら売りエントリーすれば勝ちやすいです。
手法としては以下の3ステップのとおり、長期から短期の順に時間足を見て買いか売りかを判断します。
【デイトレ3ステップ】
- 週足、日足で前日からの長期のトレンドを確認
- 1時間足で直近数日のトレンドを確認
- 5分足でエントリーのタイミングを見る
指値・逆指値注文を活用する
4つ目のコツは指値・逆指値注文を活用することです。
指値・逆指値注文は利益確定か損切りラインに到達したら自動的に決済できる仕組みのため、以下のメリットがあります。
【指値・逆指値注文を使うメリット】
・チャートを見続ける必要がない
・感情の介入を避けられる
・損益を決めて注文できる
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移動平均線を使ったデイトレード手法
読んだらすぐに実践できる手法として、移動平均線を使ったデイトレードを紹介します。
- 移動平均線の設定
- ゴールデンクロス・デッドクロスを確認後エントリー
- 損切り・利確ラインで決済
実際のチャート画面を見ながら解説しますね。
移動平均線の設定
移動平均線の設定は短期5日、長期21日がオススメです。
5日線は直近1週間(5営業日)、21日線は直近1ヶ月(21営業日)の平均的な値動きの方向感がつかめるからです。
そのため短期5日、長期21日の設定を使う人はたくさんいます。
多くのトレーダーと同じ設定のサインを読む方が、サインどおりの値動きになりやすくなりますよ。
【エントリー】ゴールデンクロスまたはデッドクロスを確認
ゴールデンクロスは移動平均線の短期線が長期線を下から上に抜けるポイントです。
一方、短期線が長期線を上から下に抜けるとデッドクロスです。
ゴールデンクロスが現れたら相場が上昇するサインです。買いエントリーしましょう。
デッドクロスが現れたら相場が下落するサインです。売りエントリーします。
ただし相場にはだましがあり、必ずしもサインどおりにはならないので、損切り・利確ラインを決めてからエントリーしましょう。
【決済】損切り・利確ラインに到達
損切り・利確ラインのどちらかに達したら決済します。
エントリー後、損切り・利確注文を同時に出すならOCO注文を使いましょう。
OCO注文は損切り・利確どちらかの注文が成立したら、もう片方の注文はキャンセルされます。
OCO注文を出しておけばチャートを見続ける必要がなく、損切り・利確レートに到達したら自動的に決済してくれるので便利ですよ。
デイトレーダーが注意すべき3つのポイント
デイトレードをするときの注意点は次の3つです。
- 損切りを徹底する
- 経済指標を確認する
- プレッドが安いFX会社を選ぶ
損失とコストを抑えて有利にトレードするために重要なので、しっかり覚えておきましょう。
損切りを徹底する
ひとつ目は損切りの徹底です。
なぜなら損切りできず含み損が膨らみ、ロスカットで資金の大半を失う人が多いからです。
金融先物取引業協会のアンケートでは、「損切りできなかったから」はFXの損失原因第1位となっています。
経済指標を確認する
経済指標の発表時間にも注意が必要です。
重要度が高い経済指標の発表後は注文が集中し、大きく相場が動きやすいからです。
特に市場の注目が集まる米雇用統計では、わずか数分で1円近く変動するケースもあります。
重要な経済指標の発表時間前後は相場が荒れるのでトレードは控えた方が安全です。
スプレッドが安いFX会社を選ぶ
3つ目はスプレッドが安いFX会社を選ぶことです。
スプレッドが高いとコストが大きくなり、利益が減る原因になります。
例えば米ドル円のスプレッドが1.0銭の外為オンラインと、0.2銭※のGMOクリック証券でコストを比較してみましょう。
取引量は1万通貨、取引回数は100回とします。
・外為オンラインのコスト=1万通貨×1.0銭×100回=1万円
・GMOクリック証券のコスト=1万通貨×0.2銭×100回=2,000円
この条件だとGMOクリック証券の方が8,000円安いのがわかりますね。
※GMOクリック証券のスプレッドは原則固定です。
まとめ
デイトレードは取引経験をたくさん積みたい初心者や、資金効率よく運用したい人にオススメです。
上記で紹介したデイトレードのコツと手法を実践すれば、初心者でも勝つためのポイントがわかりますよ。
最後にもう一度、内容を確認しましょう。
・デイトレードは1日の間で取引を完結させる取引スタイル
・日をまたぐ前にポジションを決済するため為替変動リスクが低い
・すぐに利益が欲しい人や平日に数時間の取引時間を確保できる人に向いたトレードスタイル
・デメリットは狙える利幅が少ない点で、資金が多いほど
・デイトレードにおすすめなのは、GMOクリック証券や松井証券のFXなどのスプレッドが狭い口座
デイトレードなら数分以内にポジションを決済するスキャルピングと比べ、初心者でも落ち着いてトレードできます。
気になった人はこの記事を参考にぜひデイトレーダーを目指してみてください。