「FXって注文の予約はできるの?」
「予約注文のやり方が知りたい」
「初心者におすすめの注文パターンは?」
結論、FXは注文の予約ができます。
今回は、予約できる次の4つの注文方法を紹介します。
- 指値、逆指値注文
- OCO注文
- IFD注文
- IFO注文
初心者におすすめの注文パターンや、実際にGMO外貨の取引画面を使った注文の入れ方も解説しています!
記事を最後まで読んで、自分に合った注文方法を見つけてくださいね。
- 予約できる注文方法
- 注文を予約する時の注意点
- おすすめの注文パターン
予約注文として使える注文方法4選
FXで予約注文として使えるのは、次の4つです。
- 指値・逆指値注文
- OCO(オーシーオー)注文
- IFD(イフダン)注文
- IFO(イフダンオーシーオー)注文
では、一つずつ説明していきます。
指値・逆指値注文
指値注文とは、現在のレートから見て有利な方向に価格を指定する注文方法です。
買い注文なら、現在よりも安い価格が指値注文です。
売り注文なら、現在よりも高い価格が指値注文になります。
逆指値注文は指値注文の逆で、現在のレートから見て不利な方向に価格を指定する注文方法です。
買い注文なら、現在よりも高い価格が逆指値注文です。
売り注文なら、現在よりも安い価格が逆指値注文になります。
例えば、1ドル100円の時に101円での買い注文は逆指値注文になり、逆に99円で買うなら指値注文になります。
指値注文・逆指値注文については、より詳しく解説した記事があるので、併せてご覧ください。
OCO(オーシーオー)注文
OCO注文とは一度に二つの注文を予約し、一つの注文が約定されたら、もう一つは自動的にキャンセルされる注文方法です。
すでにポジションを保有している時に、OCO注文で指値と逆指値の注文を入れておけば、利確と損切りの両方に対応できます。
例えば99円の買いポジションを保有しているとしましょう。
101円の売り指値と、98円の売り逆指値のOCO注文を入れておけば、101円で約定された時に98円の方はキャンセルされます。
IFD(イフダン)注文
IFD注文とは一度に新規注文と決済注文をセットで予約し、最初の注文が約定したら、二つ目の注文が自動的に有効になる注文方法です。
- 新規で99円の時に買いたい
- 買ったポジションが101円になったら売りたい
例えば上記のように考えた時、次の二つの注文を同時に予約できるのがIFD注文です。
- 新規買い注文=1ドル99円
- 決済売り注文=1ドル101円
99円の買い注文が約定したら、101円の売り注文が自動的に有効になります。
チャートを見続ける時間がない人には、おすすめの注文方法だ。
IFO注文(イフダンオーシーオー)
IFO注文とは、イフダン注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。
新規の注文がIFD注文で約定されたら、OCO注文で売りと買いの決済注文が自動的に有効になります。
例えば、現在のレートが100円だとしましょう。
99円まで下がったら買い、さらに利食いと損切りに対応したいと考えた時、IFO注文なら以下の3つの注文が同時に予約できます。
- 99円まで下がった時の新規の買い注文
- ポジションが101円まで上がった時の利食いの売り指値注文
- ポジションが98円まで下がった時の損切りの売り逆指値注文
指値注文と逆指値注文のどちらかが約定したら、もう片方はキャンセルされます。
予約注文として使えないのは成行注文だけ
成行注文は、予約注文として使えません。
なぜなら成行注文は、リアルタイムで売買する注文方法だからです。
現在のレートで取引を始めたい時、または決済したい時は、成行注文を使います。
チャートを見ている時間が無い時や、指定したレートで取引を終えたい時は、先ほど解説した予約注文を使いましょう。
上手く使い分ければ、効率良く取引ができるわ!
注文を予約する時の注意ポイント
次に、注文を予約する時の注意ポイントを説明します。
以下の2つです。
- 許容スリッページを広めに設定
- 有効期限を確認する
順番に説明していきます。
許容スリッページを広めに設定
スリッページとは、指定した価格と実際の約定価格が異なってしまうことです。
FX会社が外国為替市場と取引する際のタイムラグによって、スリッページが発生します。
有利に働く分には好都合ですが、不利に働いた時に損失が広がったら困りますよね。
スリッページによる想定外の損失を防ぐため、予約注文の際には許容スリッページを設定できます。
許容スリッページとは、約定してもOKな価格のズレです。
許容スリッページを広く設定すれば、注文が約定する可能性が高まるので、利確や損切りの機会を逃しにくくなります!
例えば現在のレートが101.000円で、100.200円で決済希望だとします。
この時、許容スリッページを100.400〜100.200円で設定しておけば、チャートがそのレートに達した時点で約定します。
100.400円で約定したら、本来希望していた利益分より減ってしまうものの、60銭分の利益は確実に得られます。
有効期限を確認する
予約注文として使える注文方法には、有効期限を設定できます。
予約注文を出すときは、有効期限を確認してください。
なぜなら有効期限を過ぎた予約注文は、指定の価格になっても約定しないからです。
確認をすれば、有効期限が切れていて損失が膨れていた・利確できなかったという事態を防げます。
初心者におすすめの注文パターン
初心者は成行注文で新規発注し、OCO注文で決済注文するパターンがおすすめ。
なぜなら、初心者は相場予測に不慣れだからです。
成行注文で発注すれば確実にポジションを保有できます。
OCO注文で利確方向と損切り方向に注文を入れておけば、相場予測が当たっても外れても、確実に決済が行われます。
そのため、相場に不慣れなうちは成行注文とOCO注文を活用した取引を繰り返しましょう。
一通り注文の予約方法を覚えたら、ぜひ実践してみてください。
実際にGMO外貨でOCO注文を発注してみた
それでは実際に、GMO外貨のアプリ画面でOCO注文の発注をしてみましょう。
まずは取引欄、新規注文からOCOを選びます。
そして、大きな赤丸の項目を入力していきます。
- 注文パターン:OCOは一度に二つの注文を予約できます。
- 通貨ペア:タブから選択します。今回はドル/円を選択しました。
- 新規/決済区分:今回は新規の注文です。
- 売買区分:買うか売るかを選択します。今回は買い注文を出します。
- 注文数量:どのくらいの金額を注文するかを入力します。
- 執行条件:現在のレートを基準に、指値・逆指値での注文となります。
- 注文価格:今回は140円に上昇した時の指値、135円に下降した時の逆指値を予約。
- 有効期限:当日・週末・無期限・指定日時までの中から選択します。
入力が終了したら、「確認画面へ」をクリック。
次の画面で「注文実行」をクリックすれば、予約完了です。
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FXの予約注文 まとめ
この記事では、FXの4つの予約注文について説明しました。
・FXで予約注文できる注文方法は、指値・逆指値注文、OCO注文、IFD注文、IFO注文
・予約注文するときは、許容スリッページと注文期限に注意
・初心者なら成行注文とOCO注文を活用するのがおすすめ!
最初は4つの注文方法を混同しがちですが、覚えてしまえば楽に取引が出来るようになります。
状況に応じて上手く使い分け、自分に合ったスタイルで取引を楽しんでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
FXの予約注文に関するQ&A
- 予約注文のメリットは?
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時間を節約する利点があります。深夜帯や就業時間帯など、チャートを見れない時でも予約注文を入れておけば自動で発注され機会損失を逃しません。
- FXのIF-DONE注文とは何ですか?
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FXにおけるIF-DONE注文とは、あらかじめ指定した基準や条件が満たされたときに取引を執行する注文です。「IFD注文」とも表記されます。
- 指値注文と逆指値注文の違いは?
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指値注文と逆指値注文の主な違いは、トレーダーにとって有利な価格を指定するか、不利な価格を指定するかの違いです。そのため、指値は利確注文に使われ、逆指値は損切注文によく使われます。