「指値、逆指値ってなに?」
「これってなんて読むの?」
「どう使う注文方法なの?」
FXに興味を持って調べていると必ず出てくる指値・逆指値という言葉。
この記事では、図解を使って日本一わかりやすく「指値(さしね)・逆指値(ぎゃくさしね)」の解説をしていきます。
将来的に利益を積み重ねていきたいのであれば、必ず理解しておきましょう。
- 指値注文、逆指値注文の仕組み
- どんな場面で役立つ注文なのか
- 指値と逆指値を同時に出せる注文方法
記事を最後まで読めば、どういうタイミングでこの2つの注文方法を使えば良いのかを理解できますよ!
指値注文とは?
「指値注文」とは、有利な方向へ価格を指定して注文する方法です。
有利な方向への注文とはつまり、安く買える価格、高く売れる価格をします。
指値注文は価格が指定の価格に到達したタイミングで約定します。
約定(やくじょう)とは、注文が成立することです。
例えば、現在1ドル100円のとき、「99円の買いの注文」または「101円の売り注文」が指値注文になります。
あらかじめ希望の価格で注文の設定をしておくことで、チャートに張り付く必要がないため、便利な取引方法です。
ちなみに、希望の価格に到達しないと約定はしません。
逆指値注文とは?
「逆指値注文」は、価格を自分で指定するという点では指値注文と同じです。
しかし指値注文とは逆に、不利な方向へ出す注文になります。
不利な方向への注文とは価格が上がった時に「買い」を、価格が下がった時に「売り」を指定する注文方法です。
例えば、現在1ドル100円のとき、「99円の売り注文」または「101円の買い注文」が逆指値注文になります。
逆指値注文も指値注文と同様に、指定の価格に到達すると約定します。
一見損失を出すときしか使わないように思える注文方法ですが、理解すれば使いどころがわかりますよ!
指値注文はどんな時に使うのか?
では、具体的に指値注文をどういったタイミングで使うのか説明しましょう。
主に次の2つのタイミングで使われます。
- 利益を確定する時
- 逆張りする時
利益を確定する時に使う
すでにポジションを持っている場合、利益を確定する時に使います。
例えば、100円で買ったポジションを102円まで上がった時に利益を出したいなら、102円で「売る」指値注文を出します。
ちなみに、利益を確定して決済することを「利食い」といいます。
逆張りする時に使う
指値注文は逆張りの時にも使えます。
上昇チャートの時に売り、下降チャートの時に買う取引を「逆張り」といいます。
逆張りはトレンドが転換する手前のタイミングで指値注文をいれて利益を狙うのです。
例えば、現在1ドル=102円でチャートが下降している状態だとします。、100円まで下がったら反発すると見込して、100円で「買い」の指値注文を出せば反発したときに利益を得られるでしょう。
逆指値注文はどんな時に使うのか?
続いて、逆指値注文を使うタイミングについて説明します。
- トレンドフォローに使う
- 損切りする時に使う
それぞれ詳しく説明しましょう。
トレンドフォロー時に使う
逆指値注文はトレンドフォロー時に使います。
トレンドフォローとは、チャート上昇時に買って売る取引、またはチャート下落時に売って買う取引を指します。
トレンドフォローは「順張り」ともいいます。
例えば、1ドル100円のときに上昇トレンドに沿って取引をするとします。101円の逆指値で買って102円で売れば利益がでるトレンドフォロー取引です。
つまり、トレンドに付いていくには一度不利な価格で注文を入れる必要があるのです。
損切りする時に使う
逆指値注文は、別名「ストップ注文」とも言われ、損失の拡大を防ぐための損切り注文にも使われます。
例えば、100円で買い注文を入れたもののチャートが下降トレンドにある場合、98円になったら「売る」逆指値注文をしておけば、2円以上の損失を回避することができます。
私もこの方法で何度も助けられました!
指値・逆指値注文のデメリット
デメリットは、スリッページが発生すると約定しない可能性がある点です。
スリッページとは、指定した価格と実際に約定した価格との乖離のことです。
FX会社は私たちトレーダーに代わって外国為替市場と取引しますが、為替相場が混むと取引の中でタイムラグが発生し、スリッページが発生してしまうのです。
注文時に「どれくらいのスリッページを許容できるか」を設定でき、許容値以上のスリッページが発生すると指値注文・逆指値注文は約定しません。
そのため、指値・逆指値注文は価格を指定して注文できるというメリットがある一方で、スリッページによって注文を失敗するデメリットも持っています。
取引ツールで実際に注文を入れてみよう!
では、ここからはDMM FXのデモ画面を使って実際に指値注文と逆指値注文を発注してみましょう。
- 利確決済での指値注文
- 損切決済での逆指値注文
指値注文で利確決済をしてみよう!
まずは指値注文をしてみましょう。
ドル/円のチャートにて、あらかじめ成行注文で146.221円で買ったポジションを、146.300円の指値注文で決済します。
注文の際に有効期限を設定できますが、今回は「無期限」で設定します。
ちなみに期限を決めた場合、期間内にその価格へ到達しないと注文は無効になります。
逆指値注文で損切り決済をしてみよう!
次に逆指値注文です。
同じようにドル/円のチャートにて、146.180円で買ったポジションが、146.100円まで下がったら損切りするように逆指値注文を入れます。
注文されました。こちらも決済を待つだけです。(画像左7と右8)
チャートを追い続けなくても、指定の価格まで下がったら決済されるので、大きな損失を出すことはありません。
指値と逆指値を同時に出す注文方法がある!
「OCO注文」という注文方法を使えば、指値と逆指値の注文を同時に出すことができます。
OCOとは“One Cancel the Other”の略で、ひとつの注文が約定したら、もう一方の注文がキャンセルされる注文方法です。
すでにポジションを持っている時に、このOCO注文で指値と逆指値の注文を両方入れておけば、利確と損切りの両方に対応できます。
利確で決済されたら損切りはキャンセルになります。逆の場合も同様です。
OCO注文の詳しい解説はこちらの記事で!
DMM FXなら指値・逆指値注文に迷わない!
DMM FXには「チャート発注」という機能があるため、指値と逆指値で迷わず発注できます。
チャート上で、買いたい価格または売りたい価格をクリックすれば発注できるからです!
実際にDMM FXの取引アプリを使った発注手順を見てみましょう!
チャート右下にある「チャート注文」をタップして、発注モードに切り替えます。
発注価格のラインが表示されるので、画面右の緑価格を動かして発注価格を選択します。
価格を選択できたら後は、「売り」または「買い」をタップするだけで注文が完了します。
注文数量や許容スリッページの選択も忘れずに!
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FXの指値注文・逆指値注文まとめ
この記事では、指値・逆指値注文について説明していきました。
改めて確認していきましょう。
・指値注文と逆指値注文は、価格を指定する注文方法
・現在価格より高い価格で「売る」、安い価格で「買う」のが指値注文
・指値注文は利益を確定する時や、逆張りする時に使う
・現在価格より高い価格で「買う」、安い価格で「売る」のが逆指値注文
・逆指値注文はトレンドフォローや損切り時に使う
急いで覚える必要はなく、むしろデモ取引から少しずつやり方を覚えましょう。
注文方法を一つずつモノにして、利益を上げられるトレーダーを目指しましょう!
指値、逆指値注文のよくあるQ&A
- 指値注文とは?
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指値注文とは、有利な方向の価格を指定する注文方法です。
買い注文なら、現レートより安い価格を指定するのが指値注文になります。売り注文なら高い価格の指定が指値です。指値逆指値に迷う人はチャートのタップだけで注文できるDMM FXなどを利用するのがオススメです。
- 逆指値注文とは?
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逆指値注文とは、不利な方向の価格を指定する注文方法です。
買い注文なら現レートより高い価格を指定するのが逆指値注文になります。売り注文なら安い価格の指定が逆指値です。
- 指値注文や逆指値注文はどんな時に役立つの?
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指値注文は利益の確定や逆張りをする時に使います。
逆指値注文は損切りや順張りをする時に使います。