「FXを少額でやってみた感想は?」
「少額だといくら稼げるの?」
このような疑問に答える記事です。
少額からFXを始めて、稼いでいきたいと考えている人は多いでしょう。
ぶっちゃけてしまうと少額は稼げません!
私が1,000通貨の少額で始めた時は300円稼ぐのがやっとでした。。。
しかし、少額はFXの最適な練習環境であるため、初心者こそ少額から始めるべきです。
そこで今回の記事では、少額取引の感想やなぜ少額が初心者向きなのかを詳しく紹介していきます。
少額取引の効率的な始め方も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
【感想】少額でFXやってみたら全然稼げなかった
私の実体験から正直に言うと、1,000通貨以下の少額では全然稼げません。
実は私が初心者だった頃、できるだけリスクを抑えようと少額からFXを始めました。
初めて使ったFX口座は、1,000通貨から取引できるGMO外貨です。
最初のうちはFXに早く慣れようと、スキャルピング取引ばかりを繰り返していました。
取引1回あたりの損益は大体100円前後、それも勝ったり負けたりの繰り返しですから、現実は予想以上に稼げなかったんです。
1日どれだけ頑張ってもMAX300円程度でしたので、少額で稼ぐのはかなり無謀だといえるでしょう。
少額で1,000円稼ぐのは超大変
「少額でも1,000円ぐらいなら稼げるかも」と思われるかもしれませんが、現実的にはかなり厳しいと言わざるをえません。
なぜなら、1,000通貨で1,000円の利益をだすには、1円(100pips)の利幅を勝つ必要があるからです。
◎利益の求め方
【取引数量×利幅=利益】⇒【1,000通貨 × 1円(利幅) = 1,000円】
たとえば米ドル/円の1日平均の値動きは、1円前後。
つまり、1日の値動きの変動幅(高値ー安値)を狙って、初めて達成できる数字です。
毎日それを続けるので、1,000円を安定して稼ぐのがいかに非現実的かわかるでしょう。
下の表からも、少額で稼ぐ大変さが理解できますよね。
取引通貨量 | 利幅 10pips | 利幅 100pips | 利幅 1,000pips |
---|---|---|---|
1通貨 | 0.1円 | 1円 | 10円 |
100通貨 | 10円 | 100円 | 100円 |
1,000通貨 | 100円 | 1,000円 | 1万円 |
1万通貨 | 1,000円 | 1万円 | 10万円 |
10万通貨 | 1万円 | 10万円 | 100万円 |
以上のことから、たった1,000円でも少額で稼ぐのは難しいのです。
1万通貨なら1日1,000円稼ぐのは現実的だが。。。
1万通貨で取引すれば、10pipsで1,000円稼げるじゃん!
たしかに可能ではありますが、それでも初心者の方には少額からの取引をおすすめします。
というのは、私自身1,000通貨で物足りず、1万通貨に挑戦して痛い目にあった経験があるからです。
1万通貨の取引では、損失(含み損)はアッという間に1,000円単位となります。
当時の私は1,000円単位の損失を受け入れられず、損切りができないまま放置して、最終的に1万円以上負けてしまいました。
取引通貨量が増えるとメンタルへの負荷は想像以上にキツくなるため、最初は少額で練習と経験を重ねることをおすすめします。
稼げないが練習には最適!初心者こそ少額
稼ぐのには向いていない少額取引ですが、練習には最適といえる3つの理由があります。
- 程よい緊張感でトレードできる
- 負けても損失が少ない
- リアルマネーだから真剣に取り組む
少額といっても、100円単位のジュース代ほどの損益は発生しますから、心地よい緊張感をもって取引にのぞめます。
さらに負けても損失は小さいため、損切りの練習にも適しています。
また、リアルマネーで取引するので、真剣に取り組めるのも大きなメリットといえるでしょう。
ただし稼ぐのには向いていないので、あくまでも練習と割り切ってのぞんでください。
少額で安定して勝てるようになってから、少しずつ取引数量を上げていくといいですよ。
FXは初心者が勝てるほど甘くない
残念ながら、FXは初心者がいきなり勝てるほど甘くはありません。
なぜならFXは、コツコツ経験を積んでようやく、継続的に勝てるようになる投資だからです。
事実、金融先物取引業協会が実施したアンケートによると、年間プラス収支だったトレーダーの81.4%が、投資歴1年以上の経験者でした。
勝てる手法を身につけるだけでなく、経験も積み重ねていく必要があるわけですね。
初心者の人は経験を積むのを最優先にして、少額でリスクを抑えながら取引していこう。
FXを少額から始める3つのメリット
少額取引は練習に最適なだけでなく、次のメリットもあります。
- お小遣いなどで気軽に始められる
- フル性能のツールやスマホアプリが使える
- 多くの通貨ペアで取引しやすい
それでは、1つずつ見ていきましょう。
お小遣いなどで気軽に始められる
お小遣い程度の資金で気軽に始められるのは、少額取引の大きなメリットです。
松井証券のFXなどFX会社によっては最小6円から取引できるため、お試し感覚で始められる投資といえるでしょう。
株などの、まとまったお金がないと始められない他の投資に比べ、気軽に試せるのは大きな魅力ですよね。
少額だから仮にFXと相性が合わないと感じたら、スパッとやめられるわよ。
フル性能のツールやスマホアプリが使える
フル性能のツールやスマホアプリが使えるのも、メリットに挙げられます。
というのも、無料でお試しできるデモトレードでは解放されていない機能もあるからです。
無料だとリスクなしで取引を体験できますが、ツールやアプリの機能に一部制限がかかっているケースもあります。
さらにリアルトレードでは、デモトレードにはない緊張が味わえます。
効率的に成長するためにも、デモトレードは使い勝手を試すだけにしておき、早めに少額取引で経験を積んでください。
多くの通貨ペアで取引しやすい
多くの通貨ペアで取引しやすいのも、少額のメリットの1つです。
複数の通貨ペアを少ない資金で運用でき、たとえ失敗しても損失を抑えられます。
仮に10,000通貨以上の取引だと複数通貨ペアの運用には資金も必要ですし、負けた時の損失も大きいため気軽に試すのは困難です。
一方、少額なら試しやすいので、複数通貨ペアの運用に慣れるのに最適ですよ。
簡単5STEP!FXの少額取引の始め方
少額取引は、次のステップで進めば簡単に始められます。
- 少額取引対応のFX会社を選ぶ
- 通貨ペアは米ドル/円
- デイトレードから始めよう
- テクニカル手法を選ぶ
- 1,000通貨で取引開始
それでは、1つずつ見ていきましょう。
STEP1:少額取引対応のFX会社を選ぶ
FX会社を選ぶ際は、少額取引に対応しているかが大切なポイントです。
全てのFX会社が少額取引に対応しているわけではないので、注意してください。
少額取引ができるFX会社のなかでおすすめなのは、1通貨から取引できる松井証券のFXです。
手数料にあたるスプレッドは小さく、取引ツールも初心者でも扱いやすくなっています。
カスタマーサポートなども充実していますから、安心して利用できるFX会社ですよ。
【少額対応FX会社比較表】
STEP2:通貨ペアは米ドル/円
初心者におすすめの通貨ペアは、断然米ドル/円です。
世界中で取引されている通貨ペアのため値動きが安定しており、多くの日本人も運用しているので、よく情報も集まります。
米ドル/円の相場分析や、勝ちやすい手法など役立つ情報も入手しやすいでしょう。
他の通貨ペアで取引するのは、米ドル/円に慣れてからがおすすめですよ。
STEP3:デイトレードから始めよう
トレードスタイルには色々ありますが、初心者にはデイトレードがイチ押しです。
デイトレードは、1日の間に取引を完結させるスタイルなので、取引に慣れるのに適しています。
数秒や数分単位で売買を繰り返すスキャルピングもありますが、わずかの間でトレード判断をせねばならず、初心者には難易度が高めです。
その点、デイトレードはたっぷり時間を使って考えられるので、落ち着いてトレードにのぞめますよ。
STEP4:テクニカル手法を選ぶ
シンプルなものでOKなので、テクニカル手法を選んでおきましょう。
手法をもとに根拠ある取引を続けることが、FXで安定して勝つポイントになります。
たとえば下のチャートは、トレンドラインを活用した簡単なトレード手法。
トレンドライン(青線)付近で、反発を確認できたらエントリー(赤マル)をして、下抜けしたら決済という単純なトレードルールです。
ただし、トレンドラインだけでは根拠が弱いため、長期の移動平均線(赤)が上方向に傾いているという条件をさらに加えています。
長期のトレンド方向にエントリーしていくため、勝率は高いですし、たとえ負けたとしても損失は抑えられます。
とてもシンプルな手法ですが、これだけでも安定したトレードにつながりますよ。
いろいろ試しながらで構わないから、自分なりの勝てる手法を見つけていきましょうね。
STEP5:1,000通貨で取引開始!
少額取引をスタートする際は、1,000通貨からがおすすめです。
実際に100円単位の損益が動くので、緊張感をもって相場にのぞめるでしょう。
さらにリスクを抑えたい人は、1,000通貨以下でも問題ありませんが、FX会社によっては対応していない場合があるので注意してください。
初心者にとって大切なポイントは、稼ぐことよりも経験を積むことです。
取引通貨量を上げるのは、少額で安定して勝てるようになってからの方が安全ですよ。
選んで間違いなし!少額取引におすすめ3社
少額から始めるのが賢いのはわかったけど、どのFX会社がおすすめなの?
最低取引通貨量が1,000通貨以下で、取引コストであるスプレッドが低いFX会社がおすすめだ!
今回は条件を満たした中でも初心者へのカスタマーサポートが手厚い3社をピックアップしました。
どのFX会社を選んでも間違いなしなので参考にしてくださいね!
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初心者に松井証券のFXがオススメなのは、トレーダーへのサービスが手厚いからです!
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また、レバレッジは取引コース選択であらかじめ上限を設定できるので、ハイレバレッジな取引を防げてFX初心者にはとっても安心です。
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スプレッド (米ドル/円) | 通貨ペア数 | 取引通貨単位 |
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スワップ (米ドル/円) | キャッシュバック | スマホアプリ |
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すぐ結果がわかる!勝率65.38%のスキャルピング手法
最後に初心者が少額で試してほしいスキャルピング手法を紹介します。
編集部で実際に試したところ勝率はなんと65.38%を達成しました!
初心者でもマネできるシンプルな手法なのでぜひ試してくださいね!
今回の手法はスキャルピングで億り人になった「ふうた氏」のMACD手法を参考にしています。
まずはチャートに下記の内容でMACDを設定しましょう。
- メインの取引足は1分足
- インジケーターは2つのMACD(マックディー)を使用
- MACD1分足の設定は、1分足チャートに短期12、長期26、シグナル9
- MACD5分足の設定は、1分足チャートに短期60、長期130、シグナル45
ポイントは2つのMACDを表示させ次のように上下に並べる点です。
この後具体的な手順を解説しますね。
MACD(マックディー)とは?
MACDとは、「Moving Average Convergence Divergence」略で移動平均線を改良したテクニカル指標です。
最新の値動きに比重を置いており、トレンドの主導を予測するのに役立ちます。
億り人の手法動画をみる
具体的なエントリーポイント
エントリーポイントは、次の2つの条件が揃った時です。
【エントリーポイント】
①1分足のゴールデンクロスかデッドクロスが発生
②5分足の方向が同じ
実際にエントリーするタイミングは次のチャートの通りです。
1分足のクロスと5分足方向の2つの根拠があるので、より強い根拠を持ってエントリーします。
MACDのゴールデンクロス(GC)・デッドクロス(DC)とは?
MACDは、MACDとシグナルの2本の線で構成され、MACDがシグナルを上抜けするとゴールデンクロスで買いサイン、逆に下抜けするとデッドクロスで売りサインとなります。
損切ライン、利益確定ラインの設定
損切ラインと利益確定ライン、その他の条件は次の通りです。
【取引目標と取引ルール】
損切りライン:マイナス1.0pips
利確ライン:2.0〜4.0pips
取引通貨量:10万通貨
目標獲得pips:5pips/日(利益5,000円)
取引回数:6-8回/日
プロフィットファクター:2.0以上
1日の獲得pipsは5pipsを目標にしており、勝率が50%でも目標を達成できる設定です。
今回は10万通で1日の利益5,000円(5pips)を目指しました。
プロフィットファクター(PF)とは?
総損失と総利益の比率がわかる指標を指し、FXではPF2.0以上が理想的と言われています。
たとえばPFが2.0なら、総利益は総損失の2倍稼げている計算です。
具体例を出すと、総損失10,000円に対し総利益が20,000円ならPFは2.0です。
計算式:総利益 ÷ 総損失 = プロフィットファクター
検証の結果は勝率65.38%!
検証結果は4日間で27回トレードを行い、勝率が65.38%、+13.2pips獲得しました!
結果のまとめは次の通りです。
【結果】
総獲得pips:35.0pips
総損失pips:21.8pips
PF:1.6
最終獲得pips:13.2pips
最終利益:13,200円
実は欲を出してマイナス10pips(10,000円)の大失敗をしてしまいました。。。
しかしそれでも収益はプラスで、ルール通りに取引できれば好成績が期待できる手法です。
勝っている人の手法をマネるのも立派な戦略なので、ぜひ試してみください。
検証内容の詳細は次の記事で確認できますよ。
サポートツールで勝率UP
サポートツールとして、ヒロセ通商のさきよみLIONチャートにある「シグナルパネル」の予測を組み合わせると効果的です!
シグナルパネルは、6つのテクニカル指標の売買シグナルを検知してくれる機能で、今の相場が「買い」か「売り」かを矢印で表示してくれます。
シグナルパネルと今回のMACD手法の両方が同じ方向を予測した場合、勝率75%とMACD手法だけの時よりも高勝率でした。
ただし27回の取引中4回しかチャンスが来ませんが、取引の1つの根拠としては十分使えますよ!
まとめ
いかがでしたか?
少額で稼ぐのは難しくても、経験や練習を積むには最適だというのがわかったでしょう。
記事のまとめです。
・少額で稼ぎ続けるのは難しい
・初心者は稼ぐことよりも、経験を積むことを優先しよう
・練習には少額が最適
・気軽に実践ができ、多くの通貨ペアで取引できるのも少額の魅力
リスクを抑えながら大きく稼ぎたいとは、誰しも思うところではないでしょうか。
しかしながら、実践してみると少額で稼ぐ難しさがわかります。
ですので少額では稼ぐことよりも、経験を積んでいくという意識でのぞんでください。
遠回りに感じるかもしれませんが、安定して勝つには少額が一番の近道ですよ。
最後までご覧いただきありがとうございました!
少額 FX やってみたのよくある質問
- 株とFXどっちが儲かりますか?
-
イメージは似ていますが仕組みは違うので、一概には言えません。
ただし、レバレッジがあるぶん、FXの方が少ない資金で大きく稼げるのは確かです。
- FXはどのくらいで勝てるようになる?
-
人によりそれぞれですが、ある程度の経験が必要なのは事実です。
金融先物取引業協会のアンケートでは、年間プラス収支だったトレーダーの約8割が、投資歴1年以上の経験者でした。
- FXやるならいくらから?
-
できれば15万円は用意してください。
複数の通貨ペアでも運用してロスカットにあう可能性が低く、余裕をもったトレードができます。