「株式投資ってどうやるの?」
「いくらあれば始められる?」
「株を始める前に注意点をしっておきたい!」
はじめての株式投資だと、専門用語が多くて右も左もわからないですよね。
投資歴9年の西山です。
はじめての株式投資は半日で2万円が消えて涙をのみました。
この記事では、お得なNISA制度や配当金、株主優待や投資を始めるのに必要な資金を紹介しています。
大金が必要と思われがちな株式投資も、今はワンコインでリスクを抑えて始められる時代です。
お財布に眠っている500円で買える株もあるので、あなたも投資家としての一歩を踏み出してみませんか。
- 株式投資で利益がでる仕組み
- 株式投資を始め方と必要資金
- お得なNISA制度と株主優待の貰い方
株式投資とは
企業が資金を調達するために発行されたものが「株式」です。
株式投資とはその「株式」を売買する投資です。
投資家は株式そのものの値上がりでの利益はもちろん、配当金や株主優待といった権利でのリターンが見込めます。
投資家から集めたお金を使って企業は事業を発展させて、稼いだ利益は投資家へ還元します。
株式投資で利益がでる仕組み
具体的に株式投資で利益がでる仕組みは3つです。
- 値上がり益
- 配当金
- 株主優待
それぞれの仕組みについて詳しく確認していきましょう。
値上がり益
値上がり益とは株券そのものの値段が上がることで得られる利益です。
株式投資のイメージと言えば、この値上がり益を想像する方が多いのではないでしょうか。
株価は需要と供給のバランスで決まり、安く買って高く売ることで利益を得られます。
配当金
配当金とは企業が稼いだ利益の一部を投資家へ還元することで得られる利益です。
企業の利益の一部を還元するので、業績不振の企業からは分配されない可能性があります。
年に2回の受け取りが一般的で、配当を獲得するには権利付き最終日に株を保有しておく必要があります。
株主優待
企業が自社製品やサービスなどの優待品を株主に還元するのが株主優待です。
食事券や割引券、QUOカード、カタログギフトとった商品を受け取れます。
配当金と同様に、受け取るには権利付き最終日に株を保有しておかなけばなりません。
株の保有数だけでなく、保有期間が長くなるほどより良い優待をだす企業もありますよ。
株式投資のメリット・デメリット
株式投資のメリット・デメリットについて解説します。
メリット | デメリット |
・値上がり益が狙える ・保有すると配当が貰える ・企業の経営に参加できる | ・利益には税金がかかる ・元本保証ではない ・倒産する可能性がある |
株主になると、株主総会で議決権を行使して企業の経営に参加できるようになります。
その一方で投資した企業が倒産すると、その株券には価値がなくなるので投資先選びは慎重にならなければなりません。
メリット、デメリットを知って、信頼できる企業へ投資するようにしましょう。
株式投資で税金を抑えられるNISA制度
株式投資で得られた利益には税金(20.315%)がかかります。
たとえば、100万円の利益に対しては約20万円の税金をおさめなければなりません。
そこで活用したいのが、NISA制度です。
NISA口座で売買して得られた利益には、税金がかからないので、株式投資をはじめるならNISAを必ず活用するようにしましょう。
NISA口座で売買できる枠は年間120万円。非課税期間は5年間だぞ。
株式投資をはじめるのに必要な資金
株主になるには数10万円の資金が必要と思われている株式投資、実は500円もあればはじめられます。
その理由は少額からの取引に対応した証券会社がでてきたからです。
今まで100株単位でしか売買できなかった日本株ですが、最近では1株から売買できる証券会社がでてきました。
あなたの財布に500円が眠っていれば、投資家への第一歩は踏み出せますよ。
株式投資の始め方
株式投資の始め方を4ステップで紹介します
銀行にお金を預けるのに口座がいるように、株を売買するには証券口座が必要です。
証券会社によって取引手数料や取り扱い銘柄に差があるので、注意しましょう。
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株を購入するための資金を証券口座に入金します。
入金には手数料のかからないネットバンキングの利用がおすすめです。
投資したい企業を選びましょう。
自分の興味のある業界だと、鮮度のいい情報を手に入れやすいです。
企業のHPで株主向けの資料(IR)を見て経営方針をチェックしてみましょう。
投資先の企業が決まれば、あとは買い注文です。
指定した値段や取引量で注文が成立すれば、株の購入は完了です。
株式投資におすすめの証券会社3選
証券口座が必要なのはわかったけど、どこの会社を選んだらいいかわからない!!
会社によって手数料や取り扱い商品に差があるから、口座開設前にチェックしておこう。
長期におよぶ資産運用を成功させるには、パートナーとなる証券会社選びが重要です。
取引手数料や少額投資への対応の有無などを比較しておかないと、思った通りの取引ができなくなります。
そこで、これから株式投資を始める方向けにおすすめの証券口座を3つに厳選しました。
紹介する会社の中からあなたにピッタリの証券会社を見つけてくださいね。
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株式投資を勉強するコツ
株式投資で利益を出すには、勉強が欠かせません。
専門用語を知れば企業の株価が割安なのか判断できるようになり、高値掴みで損する確率を下げられます。
勉強効率を上げる3つのコツを紹介しますので、活用してくださいね。
- 入門書を一冊読んでおく
- 自分の興味のある分野に投資する
- 少額で値動きに慣れていく
自分の取ってるリスクの大きさがわかるまでは、少額で取引するようにしよう。
入門書を一冊読んでおく
株式投資を始めるなら、まずは入門書を一冊読んでおきましょう。
専門的な用語が多くあるので、それらをまとめて学ぶには本が一番です。
おすすめは「カラー版 マンガでまるっとわかる! 株の教科書」
タイトルの通り、漫画でまるっとわかる株の教科書!
税金面の情報が少し古いけど、カラー漫画でこれだけわかりやすい本は見当たらないよ!
手元に置いてわからないことがあれば本を振り返ると理解度が高まりますよ。
自分の興味のある分野に投資する
最初は自分が興味をもっている業界に投資しましょう。
その理由は、ふだんからアンテナを張っている業界なら、投資につかえる情報を入手しやすいからです。
車やゲーム、外食、自分が興味のある企業の見通しをチェックしてみましょう!
企業のHPにある投資家向けの情報を見ると、自分の好きな業界の将来図が見えて面白いですよ。
少額で値動きに慣れていく
最初は少額で株式市場の値動きに慣れましょう。
初心者はリスクの大きさを見誤りがちで、株の値動きに慣れていないからです。
「1000円くらい無くなってもいいや」と思っても、いざ値下がりすると思った以上にメンタルが疲弊してしまいます。
少額で始めて、株価の値動きに一喜一憂しなくなってから少しずつ投資額を増やすようにしましょう。
株式投資の注意点
株式投資は経済的なリターンが狙える一方で、注意点が2つあります。
- 元本割れのリスクがある
- 集中投資はハイリスク・ハイリターンになる
株式投資のリスクをしっかりと理解して、コントロールしましょう。
敏腕投資家ほどリスク管理を徹底しているわ。
リスクとリターンのバランス感覚が大切よ。
投資には元本割れのリスクがある
どんな投資にも共通しますが、株式投資も元本割れのリスクがあります。
株式投資は他の投資商品と比較しても、リスクとリターンが大きい投資です。
少額ではじめて、リスクが大きいと感じたらリスク少ない商品を選ぶのも1つの手段です。
リスクを理解した上で、余剰資金で投資をしましょう。
集中投資はハイリスクハイリターン
投資先を一点に集中するほど、リスクは大きくなります。
なぜなら1社だけに集中投資すると、その会社に事故や不正があっただけで投資額の多くを失ってしまうからです。
投資する企業の業種はもちろん、海外へも分散すればよりリスクを抑えられます。
運用になれてきたら、投資先を分散してリスクを抑えるようにしましょう。
「卵をひとつのカゴに盛るな」という投資格言もあるの。
複数のカゴに分散しておけば、カゴをひとつ落としても被害は少なくなるわよ。
投資信託を使えば分散投資ができる
1社だけでも大変なのに、分散なんてとても手が回らないよ。
そんなときは投資信託を使うと簡単に分散投資ができるぞ!
投資信託とは、株のおまとめパックを投資のプロに運用してもらう商品です。
1つの投資商品で複数の企業や国にまとめて投資ができます。
たとえば、eMaxis Slim全世界株は全世界の企業約2900社に一度に分散投資できる投資信託です。
投資信託を使えばみんなが知っているアップルやコカ・コーラにも分散投資ができるんですよ。
投資信託で将来に備えるならつみたてNISA
投資信託を購入するならつみたてNISAを活用するのがおすすめです。
つみたてNISAは「分散・積立・長期」でリスク分散された、国が進めるお得な制度だからです。
しかも、投資初心者でもリスクを抑えて資産を築けるように、金融庁があらかじめ投資信託を厳選しています。
将来のためにリスクを抑えてコツコツ投資を始めるなら、つみたてNISAが向いています。
「つみたてNISA」は非課税期間が20年で、年間運用の限度額は40万円。
「NISA」と併用できないから注意しよう!
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まとめ 株式投資をはじめて将来にゆとりある生活をしよう
この記事では株式投資の仕組みから始め方、お得なNISA制度について解説してきました。
株式投資のザックリとした全体像が見えたのではないでしょうか。
最後にこの記事のまとめです。
- 株式投資で得られる利益は「値上がり益」「配当金」「株主優待」
- 株式投資は500円のワンコインでも始められる
- 株式投資を始めるには証券口座が必要
- お得に投資するならNISA口座を活用する
- リスク分散には投資信託が向いている
投資初心者ほど、リスクの大きさがわからずに、目先のリターンばかりを狙ってしまいます。
まずは少額運用で値動きに慣れましょう。
運用額を増やすのは、自信がついてからでも遅くないですよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
株式投資のよくあるQ&A
- 株式投資ってどうやってはじめるの?
-
株式投資を始めるには専用の証券口座が必要です。
証券口座を開設したら、入金し投資したい企業を選んで株を購入しましょう。
- 株式投資はいくらあれば始められる?
-
株式投資は500円もあれば始められます。少額で取引をはじめるなら、単元未満株(1株単位)の取引に対応した証券会社を選びましょう。
>> 株式投資をはじめるのに必要な資金を詳しくみる - 株式投資を始める前に注意点はある?
-
株式投資には元本割れのリスクがあります。特に集中投資はハイリターンが望める分、リスクも大きくなります。
リスクを抑えるには、投資先を分散できる投資信託の利用もひとつの候補にあがります。