「楽天証券のかぶミニ®はどんなサービスなの?」
「1株から有名企業の株主になれるの?」
「かぶミニ®について、買い方や銘柄選びまで、詳しく解説してほしい!」
これらの悩みを解決する記事です。
楽天証券の「かぶミニ®(単元未満株)」とは、有名企業を含む1,000以上の株式を1株単位から買えるサービスです。
通常の取引では100株からしか買えない株でも、かぶミニ®を利用すれば1株数百円から投資できます。
※ミニ株と間違われやすいですが、正式名称は「かぶミニ®」です。
日本株投資9年目の西山です。
僕は単元株で個別株を始めた初日に2万円を失った経験があります。
かぶミニ®で始めていれば、200円の損失で済みました。
かぶミニ®は、少額から投資を始められ、ゆくゆくは配当金や株主優待で資産を増やしていける楽しみがあります!
この記事では、かぶミニ®の概要やメリットとデメリット、銘柄選びや買い方まで徹底解説しています。
新NISAの成長投資枠を活用できるので、ぜひ今から知識を蓄えておきましょう!
\かぶミニ®で投資家デビュー/
楽天証券のかぶミニ®とは?
楽天証券のかぶミニ®とは、通常1単元(100株)からしか買えない株式を、取引単位に満たない単位(単元未満株)1株から売買できるサービスです。
かぶミニ®の特徴を、以下の項目にわけて詳しく解説します。
- 楽天証券で1株から株を買える単元未満株取引
- 配当金や株主優待を受け取れる
- 新NISAの成長枠で買える
- 新NISAの成長枠で買える
「ミニ株」と間違われやすいけれど、正式名称は「かぶミニ®」が正解よ!
どういったサービスなのかを見ていきましょう。
かぶミニ®は1株から株を買える単元未満株取引
かぶミニ®は、1株単位で株を売買できる楽天証券のサービスです。
通常、日本では1単元(100株)からしか購入できませんが、かぶミニ®(単元未満株取引)を利用すれば1株から買えます。
高い株価で手が出せなかった銘柄に1株から投資可能となり、リスクを抑えつつ少額から個別株投資を始められます。
1株1,000円の場合、1単元だと100株10万円からしか買えなかったのが、1,000円から買える。
気軽に株式投資を始められるぞ!
松井証券だと単元未満株の売却はできても購入ができないわ。
証券会社によって対応していないケースもあるから会社選びのポイントになるのよ。
配当金や株主優待を受け取れる
かぶミニ®では、1株保有しているだけで配当金を受け取れる銘柄があり、少額から高配当利回りの銘柄へ投資が可能です。
株主優待の銘柄を選べば、割引券や商品券、企業の製品がもらえます。
どの銘柄が1株から配当金、株主優待を受け取れるかは企業の公式サイトや楽天証券の公式サイトで確認できます。
例えば、ソフトバンクの株は1株1,681円で買える。
予想配当利回りは5.1%で少額から高配当株を買えるんだ。
(※10/13の終値を元にスプレッドを加味した単価で計算し、予想配当金を元に配当利回りを計算した場合。)
NISA配当金を非課税で受け取るには、配当金受取方法を比例配分方式にしましょうね!
比例分配方式とは
比例分配方式とは、上場企業の配当金や、ETFやREITの分配金を証券口座で受け取る方式。
保有数に応じて配当金や分配金を証券口座で受け取れます。
株券が電子化される2009年以前は、信託銀行から送付される配当金領収書を金融機関に持参して現金で受け取る方式が主要でした。
NISAで配当金を非課税で受け取るには比例分配方式に申し込む必要があります。
新NISAの成長枠で買える
かぶミニ®はNISAや新NISAでも取引でき、単元未満株で得られる配当金や売買差益も非課税で運用できます。
特定口座でかぶミニ®を買い付けた場合、利益に20.315%の税金がかかります。
利益が10万円でた場合、約2万円ほどが税金で引かれて手元に残るのは約8万円です。
運用益を投資元本にまわせば、資産形成のスピードがアップするわね!
新NISAについては以下の記事で詳しく解説しています。
楽天証券のかぶミニ®3つのメリット
楽天証券「かぶミニ®」の魅力的な3つのメリットがあります。
- 主要ネット証券初!「リアルタイム取引」が可能
- 楽天ポイントで投資できる
- 自動スイープ対応で取引しやすい
楽天証券は取引のしやすさが魅力なんだ。
主要ネット証券初!「リアルタイム取引」が可能
楽天証券のかぶミニ®は、通常取引と同じ時間帯にリアルタイム取引が可能です。
リアルタイム取引はデイトレード(日計り取引)ができるので、少額でもアクティブに取引ができます。
投資手法の選択肢が広がり、リスクを抑えつつデイトレードにチャレンジできます。
ただし、成行(なりゆき)のみの売買が条件です。
成行(なりゆき)とは?
「成行(なりゆき)」とは、価格を指定せずに注文する方法です。
取引がしやすいメリットがある反面、希望通りの価格で売買できないデメリットがあります。
SBI証券は1日3回の決められた値動きで取引しないといけない。
単元未満株でデイトレを考えているなら、楽天証券が頭一つ抜けているぞ!
ただし、かぶミニ®でリアルタイム取引できる銘柄数は734社(2024年4月)。
全銘柄に対応しているわけじゃない点は覚えておいてね。
【効率アップ】楽天ポイントで投資可能
楽天証券は楽天ポイントを使って1株から株を購入できます。
楽天市場や街で貯めたポイントを使えるから、タダで投資にチャレンジできるのが魅力です。
個別株投資が初めてで不安を感じている方は、ポイント投資で様子を見ながら買い集めてみましょう。
僕の場合、楽天市場や投資信託のクレジットカード決済で年間10万円分のポイントを獲得しています。
日用品の購入を楽天市場にまとめるだけで、ポイントがザクザクたまりますよ!
楽天証券でポイントを効率的に貯める方法は、以下の記事で詳しくまとめています。
自動スイープ対応で取引しやすい
かぶミニ®は、楽天銀行の預金残高から自動で入出金可能な「自動入出金(スイープ)」サービスが利用できます。
楽天銀行から入出金できるため、証券会社に入金する手間が省けて便利です。
配当金は楽天証券の口座に一度入金され、入金日の22時以降に自動的に出金されて楽天銀行の残高に追加されます。
売買時はもちろん、配当金をもらうときもスムーズなのは楽ちんだね!
自動スイープ機能を使うには、楽天証券と楽天銀行をつなげる「マネーブリッジ」に申し込まなければいけないの。
下の記事でマネーブリッジのやり方を解説しているわ。
【手数料がかかる?】かぶミニ®のデメリットは3つ
かぶミニ®のデメリットは、売買時にかかる手数料と銘柄数、銘柄の特徴にあります。
- 売買時にスプレッドがかかる
- 銘柄によってはリアルタイム取引ができない
- 銘柄数が少ない
かぶミニ®を始める前に、デメリットをしっかりと理解しておきましょう!
売買時にスプレッドがかかる
かぶミニ®は売買手数料は無料ですが「スプレッド」という手数料がかかります。
スプレッドとは、株価と取引価格の価格差(取引コスト)のことです。
スプレッドがある楽天証券では、株価が6,000円の銘柄を買おうとすると0.22%(小数点切り上げ)のスプレッドがかかり、6,014円で売買が成立します。
スプレッドはどの証券会社でもかかる訳ではなく、SBI証券のように売買手数料無料の証券会社もあるため、他社と比較する必要があります。
SBI証券の単元未満株については以下の記事で詳しく解説しています。
銘柄によってはリアルタイム取引ができない
かぶミニ®は、リアルタイム取引に対応していない銘柄があります。
取引方法でリアルタイム取引と寄付(よりつき)があり、銘柄数1,775本中、リアルタイム取引が可能な銘柄は746本です。
リアルタイム取引ができないと、株価が急に下がったときに今すぐ買えないのがデメリットです。
他社はそもそも、単元未満株でリアルタイム取引ができないところは多いのよ。
リアルタイム取引をやってみたい初心者さんには、楽天証券のかぶミニ®が向いているね!
寄付(よりつき)とは
寄付取引は前場の最初についた価格で取引が成立し、1日の間に1回約定することです。
株価が急激に下がったタイミングでは株を買えません。
銘柄数が少ない
かぶミニ®の銘柄数は1,775銘柄です。(2024年4月23日現在)
約3,500銘柄以上取り扱っているSBI証券のS株と比べて、銘柄数の少なさがデメリットと言えるでしょう。
買いたい銘柄が無い可能性が考えられます。
とはいえ、かぶミニ®対応銘柄は随時増えているのよ。
銘柄数だけにこだわらず、総合的に判断してね。
最初の1株に!デビューに人気のかぶミニ®銘柄トップ5
かぶミニ®で、最初にどの銘柄を買えばいいのかな?失敗したくないよ〜。
かぶミニ®で初めて取引をした方が選んだ買付人数ランキングを紹介するわ!
初めての個別株投資デビュー時に人気の銘柄を5つまとめました。
企業名 | 最低購入金額(※) |
---|---|
上新電機 | 2,358円 |
三菱UFJフィナンシャルG | 1,272円 |
NTT(日本電信電話) | 177円 |
トヨタ自動車 | 2,684円 |
JT(日本たばこ産業) | 3,448円 |
※最低購入金額は2023年9月29日の終値で計算、スプレッド加算後の金額。
※9月に楽天証券ではじめて各種取引をしたユーザーの買付人数ランキングです。
上新電気は1株から株主優待が貰える人気の銘柄よ。
阪神タイガースのスポンサーで袖とヘルメットには「Joshin」のロゴが入っているわ。
近畿圏を中心に店舗展開しているので優待が使える店舗があるかもチェックしておきましょう。
ランキングはあくまでも先輩投資家の参考情報なので、各社の業績や最新ニュースのチェックが欠かせません。
楽天証券で口座開設すれば、日経テレコン(楽天証券版)の情報がタダで読める!
スキマ時間にスマホで銘柄分析ができるようになるぞ。
楽天証券かぶミニ®の買い方【アプリ】
楽天証券のかぶミニ®を利用するには、楽天証券で口座を開設しましょう。
口座の開設方法は以下の記事で詳しく説明しています。
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かぶミニ®をスマートフォンアプリで買うには「iSPEED」アプリをダウンロードする必要があります。
「iSPEED」アプリで購入したい銘柄を選択し、右上の「注文」部分をタップします。
配当金狙いで投資をするなら、分散投資が大切です!
最終的には30〜80社に分散するのがおすすめですよ。
個別株を選ぶときは、さまざまな指標で選ばなければなりません。
指標のひとつとして、企業の「EPS(Earnings Per Share)」をチェックしてみましょう。
EPSの概要と確認方法
EPSとは1株あたりの純利益のことで、EPSが高いほど、企業が効率的に利益を上げている結果となります。
EPSを確認するには以下の計算式に数字を当てはめてみましょう。
EPS(1株当たりの利益)=当期純利益÷発行済株式総数
EPSが高いほど、1株あたりの利益が高く、利益を上げている企業です。
「かぶミニ®」をタップして「成行」を選び、株数を指定します。
買いたい銘柄、購入株数を確認後に暗証番号を入力して注文完了です。
楽天証券の「iSPEED」アプリで外出先からもリアルタイム取引ができるぞ!
楽天証券かぶミニ®の買い方【PC】
かぶミニ®をパソコンから買い付ける方法を解説します。
楽天証券で口座を開設した後、「国内株式」 → 「注文」 → 「買い注文」と進み銘柄を選びます。
銘柄を選択するときは、「銘柄コード」を入力するか銘柄を検索します。
銘柄を選んだら、「かぶミニ®」での取引を選択して「単元未満取引約款」を閲覧して同意をクリックします。
リアルタイムか寄付(よりつき)なのかの注文条件を選び、数量、口座の種類にチェックを入れましょう。
暗証番号を入力して、発注完了です。
アプリ、PCの使いやすい方でかぶミニ®にチャレンジしてみてね!
楽天証券のかぶミニ®にキャンペーンはある?
楽天証券は国内株式の取引で受けられるキャンペーンを不定期で開催しています。
条件を達成すると楽天ポイントがもらえ、もらったポイントはかぶミニ®で使えるので、実質無料で株を買えることになりますね。
詳しいキャンペーン情報は以下の記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。
まとめ 楽天証券のかぶミニ®で少額投資を始めよう
かぶミニ®の基本情報や魅力的なメリット、気になるデメリット、買い方を解説しました。
かぶミニ®は少額から単元未満株を買い集めて、将来の資産形成や老後の生活費として配当金をコツコツと増やしていけるのが魅力です。
最後にこの記事のまとめです。
- かぶミニ®はリアルタイム取引ができ、少額でデイトレードを体験できる
- 自動スイープ機能で、売買の手間が省ける
- 楽天ポイントが使えるから、実質リスク0で個別株投資にチャレンジできる
- 新NISA対応で利益、配当金に税金がかからない
少しずつ株を買い集めていけば、配当金が数千円から数万円、ゆくゆくは生活費をまかなえるようになるかもしれませんよ。
投資にはリスクはつきものです。
生活防衛資金をしっかりと確保して、無理のない範囲でかぶミニ®を始めてみましょう。
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楽天証券のかぶミニ®でよくある質問Q&A
- かぶミニ®とかぶツミ®の違いは何ですか?
-
「かぶツミ®」とは、国内株式を毎月(毎週)決まったタイミングで購入できるサービスです。月3,000円から、金額や株数を指定して1株から積立可能です。
単元株と単元未満株のどちらからも選べます。
- 楽天証券のかぶミニ®を始めるには、どうすればいい?
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楽天証券のかぶミニ®を始めるには、楽天証券口座を開設する必要があります。
口座を開設した後は、ログインして銘柄を選び、買い付ける流れです。
楽天証券の口座開設方法は以下で解説しています。
- かぶミニ®で取引できる銘柄数は?
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かぶミニ®で取引できる銘柄数は1,602銘柄です。リアルタイム取引に対応している銘柄は1,602銘柄のうち746銘柄です。(2023年10月現在)