「SBI証券はどんなデメリットがあるの?」
「他社よりも劣ってる点はないの?」
「ほんとにSBI証券が自分にあっているか知りたい!」
このような悩みを解決する記事です。
SBI証券は2023年9月に国内初の証券総合口座1,100口座を達成し、口座開設数1位を誇っている人気の証券会社です。
ただし、世間に選ばれている証券会社だからといって、自分に合うとは限りません!
SBI証券にも弱みがあるのを知って、キチンと対策しておきましょう。
この記事では、SBI証券で資産運用する前に知っておきたいデメリットを4つまとめました。
多機能だからこそ投資初心者にとっては、使いこなしにくい部分があるのも事実です。
実際に利用している筆者が、デメリット対策まで案内しますので、SBI証券を余すことなく使いこなせるようになりますよ。
SBI証券で資産運用する4つのデメリット
国内最大手の証券会社であるSBI証券にも、4つのデメリットがあります。
- スマホアプリが使いにくい
- 取扱銘柄が多すぎて初心者が迷う
- ポイントサービスが複雑
- メンテナンスが多い
多くの投資家の声にこたえて機能が充実しているため、初心者が欲しい情報にアクセスしにくい点がデメリットとなっています。
キチンと使いこなすために、デメリットを知って対策していきましょう!
スマホアプリが多くて使いにくい
SBI証券はスマホアプリの種類が多く、取引ごとにアプリをインストールして使い分けなければなりません。
使えるアプリは以下の種類があります。
- SBI証券株アプリ:国内株式取引用
- SBI証券米国株アプリ:米国株取引用
- かんたん積立アプリ:投資信託積立用
- SBI証券FXアプリ:FX取引用
- HYPER先物・オプションアプリ:先物・オプション取引用
- 取引所CFDアプリ -くりっく株365:取引所CFD(くりっく株365)取引用
国内株、米国株、投資信託、FX取引など複数に分けられているので、管理がしにくいといったデメリットがあります。
投資初心者は、どのアプリをダウンロードすればいいか迷ってしまうね。
新NISAで積立投資を始めるなら、かんたん積立アプリだけダウンロードすればよいからそれほど悩む必要はないぞ。
取扱銘柄が多すぎて初心者が迷う
SBI証券は投資できる商品が多すぎて、初心者が欲しい商品にたどりつきにくいデメリットがあります。
日本株はもちろん米国をはじめとした8カ国の株式に投資でき、投資信託は2,600本以上もあります。
商品が多いのは魅力的ですが、シンプルにつみたて投資だけしたい時に、銘柄選びで迷ってしまうのがデメリットです。
投資信託はランキングや成績順に並び替えができる。
どうしても自分で選べない人にはAIに運用を任せる「SBIラップ」というサービスもあるからうまく活用していこう。
具体的な投資信託の選び方は次の記事で紹介しているわ。
メンテナンスが多い
SBI証券は頻繁に定期メンテナンスと臨時メンテナンスがあり、平日夜や土日に運用状況が確認しにくいというデメリットがあります。
土日にメンテナンスがあるため、休日に取引注文できず不便に感じることもあるでしょう。
SBI証券のメンテナンススケジュール詳細
メンテナンスが多いということは、証券会社のサービスをより良くしようという企業の努力でもあるの。
深夜になるとメンテナンスが増えるから、確認はなるべく早めに済ましましょう。
ポイントサービスが複雑
SBI証券は多くのポイントサービスと連携しているためポイント制度が複雑です。
Vポイント、dポイント、Pontaポイント、JALマイルの5つの中から、連携できるのは1つだけとなります。
選択するポイントによっては、同じサービスを利用してもポイントがもらえなくなります。
後から変更はできますが、せっかく貰えるポイントは取りこぼさないように、最初に比較しておきましょう。
ポイントを効率よく貯めたいなら、Vポイントがオススメよ!
家族や友人を紹介するなら、Tポイントとdポイントが紹介1人につき5,000ポイント貰えてお得だわ。
ポイントが貯まる サービス | Vポイント | Ponta ポイント | dポイント | JAL マイル |
---|---|---|---|---|
クレカ積立 | 0.5~最大3.0%※ | |||
投資信託の保有 | 最大0.25% | 最大0.25% | 最大0.25% | 最大0.125% |
国内株式手数料 マイレージ | ||||
SBIラップの おまかせ運用 | ||||
金・銀プラチナの購入/ FX取引 | ||||
お友達紹介 | 最大15,000Point | |||
新規口座開設 | 100Point | 100Point | 100Point | 50マイル |
独自サービス | Vポイントアップ プログラム | なし | なし | なし |
サービス ポイントが使える | Vポイント | Ponta ポイント | dポイント | JAL マイル |
国内株式の購入 | ||||
投資信託の購入 | スポット購入のみ |
※注釈
※最大3.0%は、三井住友カード プラチナプリファードで積立をした場合のポイント付与率です。
【三井住友カード プラチナプリファード】
※特典を受けるには一定の条件がございますので、三井住友カードのHPをご確認ください
VポイントアッププログラムとSBI証券を連動すれば、対象のコンビニやマクドナルドなどでのVポイント還元率が最大2%プラスされるわ!
デメリットを上回る!SBI証券のメリット
SBI証券にはいくつかのデメリットがありますが、それを上回るメリットがあります。
- 国内の株式取引手数料が無料
- 手数料(信託報酬)が安い投資信託が多い
- クレカ積立でお得に投資できる
- S株でワンコインから日本株を買える
- IPOの取扱銘柄が多い
SBI証券は手数料の安さはもちろん、投資信託以外の株取引にもメリットがあります。
日本株やIPOなど、さまざまな投資にチャレンジしたい人必見の内容だぞ。
国内の株式取引手数料が無料
SBI証券は、国内の株式取引手数料が無料です。
取引量や取引回数の制限もないので、一日に取引を繰り返すデイトレードにも向いています。
少しスキルがいりますが、信用取引の売買手数料も無料なので、株主優待を狙ったクロス売りでも取引コストを抑えられますよ。
2024年からは新NISA口座での米国株(個別株・米株ETF)の取引手数料も無料になるぞ。
取引コストは利益に直結するから、取引手数料無料は嬉しいわね。
【つみたてNISA対象】手数料(信託報酬)が安い投資信託が多い
SBI証券はつみたてNISA対象の取扱銘柄の多さが魅力です。
取り扱っている銘柄が多いと、手数料(信託報酬)の安い人気銘柄や最新のトレンド銘柄を買いやすいメリットがあります。
つみたてNISAの取扱銘柄数が210本ともっとも多く、投資信託の信託報酬が0.2%以下の銘柄も70本と豊富です。
投資信託を選ぶ時は、信託報酬(手数料)が0.2%以下の銘柄を基準にしてね!
地域やセクターの分散も大切だぞ。
新NISAにも使える、おすすめの投資信託組み合わせを以下で解説しているぞ。
クレカ積立でお得に投資できる
投資信託の積立購入にクレジットカード決済を利用すると、支払いに応じてポイントが貯まります。
たとえば三井住友カード(NL)なら、月々5万円の積み立てに対して0.5%がポイント付与されるので、年間3,000ポイントが手に入ります。※
クレカ積立で貯まったポイントを再投資すれば運用効率も上がります。
日常使いの決済とまとめると、家計管理もしやすくなってお金の流れが見えてくるわ。
積立投資と、クレジットカードは相性バツグン。
最初の設定だけであとは毎月ポイントが自動で貯まるんだから、取りこぼさないようにね。
S株でワンコインから日本株を買える
SBI証券はS株という単元未満株の取引に対応しています。
S株は通常100株単位で取引される日本株を1株単位で取引できるサービスです。
単元未満株の取引は対応していない証券会社も多いわ。
SBI証券は取引手数料も無料だから、少額で株を始めたい初心者に向いているのよ。
たとえば、NTTの株価は1株173円なので、ワンコインで株主になれます。(2023年11月27日時点)
S株は新NISAでも利用できるので、売買益も非課税でお得に運用できますよ。
IPOの取扱銘柄が多い
SBI証券は、2022年のIPOの取扱件数が他の証券会社と比べてもっとも多いです。
そのため、IPO銘柄に当選するチャンスが多いといえます。
IPOとは?
IPOとは「Initial Public Offering」の略で、未上場の企業が東証等の市場に上場することをいいます。
これから成長が期待されるIPO銘柄は、将来的に大きく値上がりしやすい特徴があります。
たとえば、2023年6月に上場したブリッジコンサルティンググループは公募価格1,300円に対して4,110円の初値を付けました。
IPOに当選すると、13万円で購入する権利を買えて、上場した瞬間に41万円の価値になってたわけだね。
また、SBI証券独自の「IPOチャレンジポイント」というサービスがあり、抽選・配分に外れた回数に応じてポイントが貯まります。
貯まったポイントを使えば、IPOが当選しやすくなるのです。
SBI証券のIPO取扱数は117件(2022年)なの。SBI証券は他社と比べると圧倒的に多いのよ。
IPOの抽選に参加する予定があれば、SBI証券がおすすめだぞ。
【事実】SBI証券は多くの投資家に選ばれている
SBI証券は多くの投資家に選ばれている人気の証券会社です。
- 証券総合口座1,100万口座!ネット証券最大手
- iDeCoの加入者数No.1
選ばれているのには理由があるわ!
詳しい内容をみていきましょう。
証券総合口座1,100万口座!ネット証券最大手
SBI証券は2023年9月に「国内初の証券総合口座1,100口座」を達成しました。
SBI証券の経営理念である「顧客中心主義」のもと、業界最低水準の手数料や、NISAキャンペーンなどさまざまなサービスが投資家に受け入れられています。
これから投資を始める初心者に多く選ばれており、新規口座開設者の8割が投資未経験者です。
利用する投資家が多いから、SNSで情報を集めやすいという利点もあるぞ。
iDeCoの加入者数No.1
SBI証券はiDeCo口座開設数が80万口座をこえ、国内のiDeCo加入者にもっとも選ばれています。(2023年6月時点)
iDeCoの運営管理手数料が無料なので、無駄な手数料を支払わずに効率よく運用可能です。
また、証券口座でiDeCoを管理をすれば個別株やNISAとまとめて資産状況を確認できます。
iDeCoという年金を含めて、一生涯付き合える口座としてSBI証券は人気を集めています。
SBI証券に向いている人
メリット・デメリットを比べた上で、SBI証券に向いている人の特徴をまとめました。
- これから投資を始める初心者
- 多様な投資商品に興味があり幅広く投資をしたい人
- 投資でポイントを効率よく貯めたい人
自分に合ったサービスかどうかをチェックしてみましょう!
これから積立投資を始める初心者
これから積立投資を始める初心者にはSBI証券が向いています。
手数料の安い投資信託のラインナップが充実しており、長期的に将来に備えたい方におすすめです。
S株(単元未満株)に対応しているので、積立投資に慣れてからの個別株や米国株への投資も少額で始められれます。
長期積立から、少額での個別株投資へのステップアップもSBI証券だけで済むので、資産を管理しやすくなりますよ。
多様な投資商品に興味があり幅広く投資をしたい人
SBI証券は取扱銘柄数が多く、世界各国の投資商品を購入できるので、多様な投資商品に投資したい方におすすめです。
メジャーな商品はもちろん、マイナーな投資もチェックしたい方に向いています。
たとえば、2023年に注目を集めたインド株も、SBI証券は投資信託を通していち早く商品を販売開始しました。
SBI証券なら世界が注目しているトレンドへもしっかり投資できます。
投資信託は2600本以上、米国株や米国ETFは5,600本以上も取り扱っているのよ。
投資でポイントを効率よく貯めたい人
SBI証券は投資信託のクレカ積立で最大5.0%ものポイントが付与されます。
さらに投資信託を保有しているだけでもポイントが貯まるため、効率よくポイントを貯めて、資産形成を進めたい人に向いています。
月5万円クレカ積立した場合、1%のポイント付与でも年間6,000円分のポイントが貯まります。
積立額に応じて毎月の保有ポイントも貯まるから、効率良くポイントを貯めたい方におすすめよ。
貯まったポイントは生活費の一部として使えたり、投資に使えば資産形成の助けになるね!
SBI証券が不向きな人は?
SBI証券は操作のシンプルさを求める人には不向きです。
機能が多い分、最初は使いたいサービスへのアクセスがやや難しく感じるでしょう。
多機能とはいえ操作にはスグに慣れられる程度で、普段からスマホでネットに触れている方なら問題ありません。
検索してこの記事にたどり着いているなら、SBI証券は十分使いこなせるぞ。
操作性では楽天証券の評判がいいわ。
ネット証券大手2社のを比較してみましょう。
【どっちが優秀?】SBI証券と楽天証券を比較
楽天証券は口座開設数が900万口座とSBI証券の次に多く、沢山の人に選ばれています。
機能が楽天グループに集約されているので、楽天カードや楽天銀行、楽天ポイントとの連携がスムーズなのが楽天証券の魅力です。
証券会社だけで比べたときに、投資できる選択肢の多さはSBI証券が上回ります。
普段から利用しているポイントや、投資スタイルによって使う証券会社を選びましょう。
以下の記事で、SBI証券と楽天証券を14の項目で比較しています。
口座開設数No.1!初心者にやさしいサポートで安心のSBI証券
取引手数料 | NISA | 投資信託 |
無料 | 2600本超 | |
IPO | 少額投資 | 米国株 |
1株から売買 | 5400件超 |
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※注釈
※1 特典を受けるには一定の条件がございますので、三井住友カードのHPをご確認ください
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【街の声】SBI証券の口コミ・評判
ここでは実際にSBI証券を利用しているユーザーの口コミを掲載しています。
SBI証券を利用している人の悪い口コミ・評判
SBI証券は、楽天証券と比べて投資信託の価格更新が遅い点に不満がある方もいらっしゃいます。
とはいえ投資信託は、複数の銘柄に分散してコツコツと買い続けるインデックス投資が主流のため、毎日価格をチェックしなくてもよいでしょう。
SBI証券の操作画面に不満を持っているユーザーは多いようです。
個別株やデイトレードなどに挑戦したい方は、ほぼ毎日画面をチェックするため、使いやすい証券会社を選ぶといいですね。
SBI証券を利用している人のよい口コミ・評判
SBI証券の「投信マイレージ」は、SBI証券を選ぶ理由のひとつです。
「投信マイレージ」とは投資信託を保有しているだけで毎月ポイントがもらえます。
保有額に応じて付与されるポイントがアップするため、年数を重ねるごとにもらえるポイントが増加していくのが魅力です。
SBI証券と提携している銀行は、自動引き落としが可能で手間なく積み立てられ便利です。
「SBI新生銀行」と「住信SBIネット銀行」のサービスを使うと、銀行預金の金利がアップします。
SBI証券の引き落とし方法は3種類の方法がある。
どの方法が一番手間なく積み立てられるか以下の記事で解説しているぞ。
まとめ SBI証券はデメリットより魅力的なメリットがいっぱい!
この記事では、SBI証券のデメリットを4つに分けて解説してきました。
最後に記事のおさらいです。
- SBI証券ユーザーが感じているデメリットは、アプリの使いにくさや画面の見にくさ
- SBI証券のメリットは投信マイレージや取扱銘柄数の多さ
- 豊富な銘柄から選びたい方や、ポイントを効率良く貯めたい方におすすめ
たしかに他社と比べるとやや操作性は落ちますが、ハッキリ言って慣れの部分が多いです。
口座開設もアプリのダウンロードも無料ですから、触ってみるのが一番手っ取り早いですよ。
特につみたて投資を検討中の方にとっては、1度設定を済ませばもう細かい操作はありません。
将来、資産形成の軸になる新NISAを、SBI証券で始めてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
SBI証券のデメリットについて気になる質問Q&A
- SBI証券はなぜおすすめなのでしょうか?
-
SBI証券は売買手数料の安さや、信託報酬手数料の低い商品を豊富に取り揃えています。
豊富な銘柄から、欲しい銘柄を選びやすい点が魅力です。2023年9月時点で証券総合口座の開設数が1,100万口座を達成し、国内でもっとも口座開設数の多い証券会社となりました。
- SBI証券口座を開設するデメリットは?
-
SBI証券口座のデメリットは、アプリが使いにくかったり、ポイントサービスが複雑だったりと操作性に不便を感じる点です。他にも取扱銘柄数が多すぎて、初心者が迷ってしまうことも考えられます。
- SBI証券が潰れたらどうなる?
-
SBI証券が潰れたとしても、金融商品取引にもとづき分けて管理されおり、預けている資産は確実に変換されます。
詳しくは以下の記事で解説しています。