「楽天証券とSBI証券はどちらがいい?」
「二つの証券の違いを知りたい!」
「楽天証券とSBI証券の併用ってどうなの…」
このような疑問を解決する記事です。
いざ資産運用をはじめようと思っても証券口座を決めるまでが、一苦労ですよね。
実際始める前は、公式サイトをしっかり読み込みました。
そんな経験から初心者でもわかりやすいように14項目で比較しています。
最新情報を取り入れて比較しているわよ!
直近の大きなニュースは次の2つね。
- 2023年9月30日よりSBI証券が、続いて10月2日に楽天証券が、国内株式の手数料無料化。
- 2023年10月27日 楽天証券が投信の保有残高でポイントが貯まるプログラムを再開し、SBI証券の投信マイレージに対抗。
メイン口座は楽天証券、サブ口座はSBI証券で運用している西山です。どちらも銘柄数も十分で魅力的な証券会社ですよ。
実際の口コミもご紹介しますので参考にして、あなたの「本命」を選んでください。
楽天証券とSBI証券のどちらがあっている?
まずは楽天証券とSBI証券どちらがあなたに向いているか、ポイントを押さえておきましょう。
楽天証券は、広く浅くかつ重要なポイントをおさえているので、初心者でも安心。
一方、SBI証券も初心者に優しいつくりで、幅広い投資をおこなえるんだ。
楽天証券に向いている人 | SBI証券に向いている人 |
---|---|
・楽天関連サービスやネットショッピングをよく使う人 ・日経テレコンなどで幅広く情報収集をしたい人 ・アプリで簡単に取引したい人 ・新NISAで10万円以上キャッシュレス決済をしたい人 | ・多様な投資商品に興味があり幅広く投資をしたい人 ・IPOをしたい人 ・外国株をしたい人 ・高機能な取引ツールを利用したい人 |
日常的に楽天サービスを使っている人は、楽天証券以外でも楽天ポイントの恩恵があるわね。
SBI証券も、もちろん初心者にも優しい設計にもなっていて、投資上級生のニーズにもきちんと応えてくれるんだ。
【初心者が失敗しない】楽天証券とSBI証券の14項目で比較
証券選びで後悔しないように厳正した 14項目!
気になる項目からタップしてください。
1 口座開設数
SBI証券グループは1,000万口座、楽天証券は900万口座を突破しています。
証券業界ではトップクラスの口座開設数で、両社とも口座増加数も右肩上がりでとても勢いのある証券会社です。
ただSBI証券単体ではなく、SBI証券グループのSBIネオモバイル証券・SBIネオトレード証券・FOLIO 口座数を含めた数となっています。数字的には楽天証券の口座数が単純に劣るわけではありません。
とはいっても楽天証券とSBI証券はネット証券界では2大巨頭なんだ。
先輩投資家から選ばれている実績からわかるように、どちらも魅力的な証券会社だぞ。
2 取引手数料
国内株の取引手数料は、基本どちらを選んでも無料です。
SBI証券は2023年9月30日、楽天証券は2023年10月2日より国内株式売買手数料が無料になりました。
ただしSBI証券は電子交付サービス申込済で電子交付設定を行う必要があります。
また、SBI証券は米国株取引手数料も無料、楽天証券も追従する形で米国株取引手数料の無料化を発表しています。
両社の間では手数料の引き下げ競争が激化しているわ。
投資家としては、企業努力で手数料が下がるのは嬉しいわね。
一度口座を開いたものの、金融機関を変更する人も結構いる。
理由として手数料の高さをあげている人が41.9%もいるんだ。
手数料の無料化は投資家にとって朗報だ。
(金融庁の「リスク性金融商品販売に係る顧客意識調査結果」)
3 取り扱い銘柄
楽天証券とSBI証券ともに十分な銘柄数を取り揃えています。
あえていうならば幅広く投資したい場合は、取り扱い商品の多いSBI証券です。
国内株の取り扱いは、楽天証券が東京と名古屋の2か所の取引所に対して、SBI証券では福岡証券取引所と札幌証券取引所も取り扱っています。また外国株の取り扱い国も、SBI証券の方が多いからです。
またSBI証券のみに取り扱いがある韓国・ロシア・ベトナムへの投資を考えているならばSBI証券を選ぶといいでしょう。
投資先がしっかりまだ決まっていない場合は、SBI証券なら対応できるわね。
4 事業の安定性
事業の安定性の観点からは、楽天証券よりもSBI証券の方が安定しているといえます。
日本格付研究所(JCR)の格付けでは、SBI証券は2022年7月からAーからAとなり評価を維持をしていますが、楽天証券は、2023年6月にAーとネガティブな評価です。
楽天証券、SBI証券ともに口座数と預かり残高は増えています。しかし楽天証券は楽天グループ全体では、楽天モバイルが赤字を出しているのが懸念材料でしょう。
投資で長期にわたってお世話になる証券会社だからこそ、企業の事業が安定しているかは大切な判断材料としてみておくといいね。
もちろん破綻した場合に保護される制度はあるけど、破綻しないにこしたことないわ。
5 NISA(一般・つみたて)
一般NISAの取扱数はほぼ同じです。ただIPOは一般NISAの場合,SBI証券しか対応していません。
IPO銘柄は当選する必要があるものの、比較的低リスクで利益を狙いやすくなります。
もし一般NISAでIPOを考えているならSBIの一択になります。
数的には、SBI証券が若干多いものの、どちらも十分な取り扱い数です。
楽天証券の場合積み立て頻度を毎週は選べないが、それほど大きな違いではありません。銘柄で気になるものがある方を選ぶとよいでしょう。
たとえば絶大な人気を誇っている「SBI・Vシリーズ」は、SBIアセットマネジメントが運用するインデックスファンドシリーズですが、SBI証券でのSBI・Vシリーズの取り扱い件数は多いです。
SBI証券ではSBI・Vシリーズの全ラインナップを取り扱っていますが、楽天証券では取り扱いが無いケースもあります。
どのような銘柄を扱っているのかもチェックする必要があるわね。
2024年から新NISAに変わりますが、一般NISAとつみたてNISAで投資できる商品の大半はあります。
また移行に際しては特に手続きも必要なく口座も開設されるので、2023年に準備しておくとスムーズに開始できますよ。
6 iDeCo(確定拠出年金)
取扱商品数もほぼ同じです。毎月支払う運営管理手数料ともに無料で、他にかかる手数料も同額です。
ただ同じ取り扱う投資信託の保有コスト(最も安い銘柄の信託報酬)を比べると、SBI証券のほうが安い傾向にあります。
たとえば信託報酬が0.2%以下の商品は楽天証券が8本なのに対して、SBI証券は14本です。
iDeCoとは
正式名称を「個人型確定拠出年金」といい、私的退職金制度です。積立時、運用時、受け取り時に税制優遇がうけられるため、税金を節約できます。
運用商品は、「元本確保型商品(保険商品・定期預金)」と「価格変動型(投資信託)」の2種類にわけられます。
さらに人気のあるeMAXIS Slimシリーズは、楽天証券では購入できないがSBI証券のiDeCoは8本あるんだ。
楽天証券は保険商品の取り扱いはないんだね。
7 IPO実績
IPO銘柄で投資したいなら取り扱い数の多いSBI証券がオススメです。
IPO実績数も楽天証券に比べて多く、また IIPOのまとめ役である主幹事となる場合も多いからです。
主幹事となる証券会社は他の証券会社よりも多くの公開株をひきうけるため、当たるチャンスも増えます。
SBI証券では、口数比例抽選を採用しており、資金力がある人ほど当選しやすいの。
一方楽天証券は平等抽選なので、当選確率は投資資金に左右されないメリットがあるぞ。
両方の証券会社から同時に申し込めるから、当選確率をあげるために複数口座を使うのもひとつの戦略だぞ。
8 単元未満株取引
1株からも買える単元未満株取引は、かぶミニ®、S株ともに取引可能な銘柄数も多いです。楽天証券はデイトレなどの短期売買に、SBI証券は長期取引にむいています。
単元未満株(ミニ株)取引とは
単元未満株(ミニ株)取引とは、通常株式の購入は100株が取引単位なのに対して、単元未満株取引では1株から購入できます。
少額からでも株が購入できるので、複数銘柄に分散投資してリスクを抑えられるのがメリットです。
たとえばトヨタ自動車の株価は1株約2,800円(2023年9月22日時点)、100株買うと通常は28万円ほどの資金が必要ですが、1株なら2,800円ほどで買えます。
SBI証券の場合はいつでも好きなときに注文可能だが、約定はリアルタイムではなく1日3回のみと限られてしまうので、長期取引むきだな。
楽天証券のかぶミニ®は2023年4月に開始し、買付売却ともに無料ですが、スプレッドという取引金額に応じて取引コストがかかります。
たとえば取引額10,000円ならば,、取引コストは22円(1,000円×0.0022)かかる計算です。
かぶミニ®の良い点は、一日の間に1回の約定で取引チャンスが限られる寄付取引(よりつきとりひき)に加えて、リアルタイム取引(立ち合い期間中ならいつでも取引可)ができることです。
デイトレのような短期売買にむいています。
SBI証券、楽天証券ともに、ポイント投資やNISAでも利用OK。
少額から投資できるのが初心者にとってうれしいわね。
9 クレカ積み立てポイント付与率
どちらも優劣つけがたいですが、貯まるポイントを重視するならば、三井住友カードを使用してクレカ積み立てできるSBI証券がオススメです。
三井住友カード ゴールド(NL)ならポイント付与率1%なので、12,000ポイント(10万円×12が月×1.0%)が貯まります。
三井住友カード ゴールド(NL)は年間100万円利用で翌年以降の年会費が永年無料(※)になりますよ。
三井住友カードで貯まるVポイントは、投資に利用できるので効率よく資産を増やしていける。
ただしSBI証券のクレカ積み立ての上限は10万円なので、月10万を超える場合は楽天証券を検討しましょう。
楽天証券ならクレカ決済10万に加え、楽天キャッシュの決済5万で、合わせて月15万の積立ができるわよ。
10 ポイント投資
ポイント投資できる先が多いのは楽天証券ですが、長く運用していく上では投信マイレージのあるSBI証券がお得になります。
SBI証券の人気がある低報酬のインデックス投資は、指定銘柄に相当するものが多くなっています。たとばSBI・V・全世界株式インデックスファンドは、0.022%の付与率です。
月間平均保有額が500万ならば、36ポイント(500万×0.022%÷365日×31日)で、年間にして432ポイントです。
投資信託で残高が増えれば増えるほど、ポイントがもらえるようになるんだね。
SBI証券の投信マイレージ制度では、投資信託の月間平均保有金額に応じてポイントがもらえます。
2023年10月27日より楽天証券も投資信託の保有でのポイント還元を再開!
条件達成時に一度貰えるポイントと併用して保有ポイントが貰えるようにサービスが改善されました。
楽天証券の投信残高ポイントプログラムの対象投資信託は2つだけだ。
今後の銘柄追加に期待したいところだな。
楽天証券の投信残高ポイントプログラムの対象投資信託
ポイント還元率 (年率) | 管理費用 (含む信託報酬) | |
---|---|---|
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド | 0.0175% | 0.05775% |
楽天・S&P500インデックス・ファンド | 0.0341% | 0.09372% |
Vポイントは投資信託の積み立てには使えないけど、買い増しなどの投資信託のスポット買付で増やしていくといいわね。
楽天のポイント投資で使えるBO(バイナリーオプション)とは
バイナリーオプションとは、為替取引の1つで、通貨ペアの為替レートが一定時間後に指定したレートを上回るか下回るかを予測し利益を狙う取引のことです。
11 キャンペーン
口座開設キャンペーン | 手数料キャッシュバック | 手数料キャッシュバック |
その他のキャンペーン(例) | ・積立投資のキャンペーン ・NISAやiDeCoのキャンペーン | ・NISAやiDeCoのキャンペーン ・友人家族紹介ブログラム |
楽天証券、SBI証券ともに口座開設時に使えるキャンペーンと開設後に使えるキャンペーンを実施しています。そのうち口座開設後のキャンペーンが多く、種類も豊富な楽天証券がオススメです。
中でもオススメなのが、楽天証券と楽天銀行のマネーブリッジ(自動入出金)のキャンペーンです。
マネーブリッジを登録し利用すると、最大現金3,000円がキャッシュバックされます。(2023年11月30日まで)
楽天証券と連携すると、楽天銀行内の普通預金が優遇金利の年0.1%となり、金利アップはずっと続くので魅力的です。
楽天証券は、楽天ユーザーにメリットのあるキャンペーンが多いんだね。
SBI証券のキャンペーンは、公式サイトにのっていないものもあるんだ。
12 グループ銀行との連携のしやすさ
グループ銀行との連携のしやすさでは、マネーブリッジで普通預金と連携できる楽天証券がオススメです。
SBI証券と住信SBIネット銀行で連携する場合は、専用証券口座「SBIハイブリッド預金」に預け入れる必要があります。
楽天証券の場合は、楽天銀行の普通預金と連携するだけで使えるためです。
マネーブリッジで連携すると預金金利の優遇もあるから、使った方がお得ね。
13 取引ツール・アプリ
取引ツールやアプリともに高性能で使いやすいと好評です。SBI証券は取引の目的に応じそれぞれのアプリがあるのに対し、楽天証券は株式については1つのアプリ「iSPEED」を使うだけですみます。
PCで取引するかスマホで取引するかであなたの使いやすいツールを選ぶのがいいでしょう。
またPCから取引する場合、SBI証券の「HYPER SBI 2」は、ドラッグ&ドロップのマウスを操作をするだけで板画面から新規注文・注文訂正・取消できます。
直感的に操作できるので取引ツールのお手本とも称されて人気があるんだ。
一方楽天証券の「MARKET SPEEDⅡ」も、注文機能が豊富で、エクセルで自動売買可能のRSS機能搭載しており、閲覧可能な指数が多く、ニュースも豊富で使いやすいと定評があります。
さらに、楽天証券は日経テレコン(楽天証券版)で経済ニュースを無料で検索できるのも魅力よ。
14 ロボアドバイザー
楽ラップとSBIラップともに、運用をすべて任せられる投資一任型です。楽ラップには下落ショック軽減機能(DRC機能)も搭載されている点で安心です。
手数料の点でみると、SBIラップの固定報酬が低くなりますが、それほどの差ではありません。
たとえば運用資産100万円の場合は、楽天ラップは7,150円、SBIラップのAI投資コースならば、6,600円と差額にして550円です。
楽ラップの下落ショック軽減機能(DRC機能)は、株価が大きく下落したときにも債券の配分を増やしてくれるなど資産の損失を最小限に抑えられるんだ。(※すべての運用コースに自動的に適用されているわけではありません。)
SBIラップは、資産運用会社FOLIOとSBI証券が共同開発し2022年4月に新しく提供開始されたんだ。運用歴自体は浅いものの、投資家の注目を集めているぞ。
ロボアドバイザーとは
人工知能を使った投資アドバイスや運用を行うサービスです。利用者のリスク許容度に応じて、資産の組み合わせの提案をするアドバイザー型と、投資設定すると自動で資産運用をおこなえる投資一任型があります。
【利用者のホンネ】楽天証券とSBI証券の口コミ
実際利用している人の口コミも参考にみてみましょう。
楽天証券の口コミ
楽天証券をすでに利用していて、SBI証券に変更しようと迷ったけれども、他の楽天サービスも上手に利用してお得にしているわね。
無料で読める「マネー本」は、NISA口座やiDeCo口座を開設していると増量されるんだ。取り扱っている書籍をポイント倍率UPでお得にも買えるよ!
SBI証券の口コミ
楽天証券は結構頻繁に制度をかえているので、「改悪」からSBIに移行して投信マイレージでポイントを貯めるようにしたのね。
証券会社から付与される「ポイント」はあくまでも「おまけ」ととらえておいた方がよさそうね。
2024年の新NISAに向けてSBI証券に移行するという人も多そうだね。
迷う時間がもったいないとの声
楽天証券、SBI証券とも口座開設自体は無料で簡単!
最初の一歩で時間をとるのは確かにもったいない!
【3ステップ】楽天証券の始め方
楽天証券の口座開設で、最短かつ簡単なのは、スマホを使うやり方です。
ここではスマホを使用して口座開設する方法を紹介します。
申し込みページから口座開設を申し込みましょう。
楽天証券から送られてくるメールのURLから手続きをします。
本人確認書類(運転免許証かマイナンバーカード)と顔写真を撮影をし、アップロードします。
本人情報(住所・氏名・納税方法)を入力すると、ログインIDは翌営業日以降に送信されてきます。
口座種別を選びは、特定口座と一般口座の2種類があります。
「特定口座(源泉徴収あり)」を選択すれば、確定申告の手間がありません。
PCで本人確認書類をアップロードする方法もあるけど、ログインIDやパスワードが郵送で送られてくるため、5営業日ほどかかってしまうんだ。
SBI証券の口座開設についてはこちらを参考にしてください。
2024年の新NISAに向けて楽天証券とSBI証券を使い分け
基本は1つの証券口座の方が管理がしやすいですが、上手に使いわけするのも効率的です。
- これから証券口座を開いて始める場合
- すでにどちらかで口座を開いている場合
2つのケースにわけて説明します。
これから証券口座を開いて始める場合
始めて証券口座を開くなら、メインとサブとして、口座の使い勝手のいい方をメインにして使い分ける方法もいいでしょう。
たとえば1つを主に取引で使い、もう1つの口座で情報収集と分けて使用します。
新NISAでは成長投資枠で240万円、つみたて投資枠120万円で、合わせて年間360万円の投資枠があります。「非課税枠」で取引になるので、取引自体を1つの口座にまとめる方が効率的で面倒になりません。
すでにどちらかで口座を開いている場合
すでにどちらかで始めている場合は併用して、それぞれの証券のもつ、「良いとこどり」がオススメです。
その場合はメインとサブで運用します。サブで所有しているものは、適宜売却やメインに移行しつつ、サブはもっぱら保有目的で維持しておきましょう。
証券口座は保有に関して無料で可能なので、投資信託はすぐに売却しておかず、保有したままにもできます。
つみたてNISAで購入した銘柄ならば、非課税期間は20年あるので、引き続き保有しておくのがいいわね。
サブの特定口座の株式で損がでているものは売却して損益通算をして、随時新NISAに少しずつ資産を移動していった方がベターだ。
口座を併用するうえでの注意点
口座を併用する場合の注意点についてもおさえておきましょう。
- 口座の管理が面倒になる
- 証券会社が2つあると、損益通算する場合は確定申告が必要になる
2つの口座があるので、口座の管理が大変になります。
資産管理の面だけでなく、セキュリティの面でも暗証番号や取引番号なども定期的に確認する手間が2倍になるわけです。
新NISAはそもそも非課税なので、確定申告で税金を節約する損益通算はできません。
どちらか1つの口座を新NISAだけで利用しているならば、確定申告は必要ないわ。
楽天証券からSBI証券へ移管でおさえておくべきこと
証券会社を変更する場合には、投資商品ごとに手続きがことなります。
- 株式や投資信託を移管する方法とかかる時間
- NISAは翌年度から金融機関を変更できる
- 移管キャンペーンでお得にSBI証券に移管しよう
NISA口座(つみたてNISA・一般NISA)で持っている投資信託は移管できず、そのまま現口座で保持しておくことになる。
翌年度から、新たにNISAで取引をする金融機関を変更するんだ。
株式や投資信託を移管する方法とかかる時間
株式の移管なら2日~1週間程度、投資信託なら2週間程度です。
投資信託を移管する場合は、郵送での手続きが必要のため、株式の移管よりも時間がかかります。
株式や投資信託の移管はいつでも可能です。
NISAは翌年度から金融機関を変更できる
NISAの金融機関を変更は、年に一度しかできず、買い付けした年は変更できず翌年度からになります。
たとえば2023年にすでに買付をした場合は、2023年中に手続きをしても2024年1月からNISAの枠が適用されます。
移管は利用中の金融機関(楽天証券)に「勘定廃止通知書」を請求した後に、新しい金融機関(SBI証券)で手続きをしましょう。
2023年に買いつけをしている場合は、10月1日以降にしか手続きができないの。
移管キャンペーンでお得にSBI証券に移管しよう
SBI証券の投信お引越しプログラムを利用すればお得に、投資信託を移管できます。
投資信託移管の際に、移管元金融機関に支払った出庫手数料がキャッシュバックされるからです。
たとえば楽天証券の場合、投資信託の出庫は1銘柄あたり3,300円(税込み)かかります。
2銘柄ならば6,600円かかるところ、「SBI証券の投信お引越しプログラム」を使えばキャッシュバックされ、実質無料で移管できるのでお得になります。
期間限定でポイント付与のキャンペーンをやっている場合もあるので、公式HPで移管前にチェックするといいね。
まとめ あなた最適な口座を選び取引をはじめよう
この記事では楽天証券とSBI証券を選ぶ判断となるように項目にわけて解説してきました。
最後にこの記事の内容をおさらいします。
- 楽天証券かSBI証券か項目で比較してあなたの「投資」目的や優先度から選ぼう
- 楽天証券とSBI証券の併用もありえる
- 新NISAに向けて2023年中に口座開設しても問題もない
- 証券口座を移管する方法もあり、キャンペーンを使うとお得になる
楽天証券、SBI証券どちらか選んでおけばまず間違いはないでしょう。
投資において「時」は大切です。迷っているくらいなら極端な話、両方で口座を開き、より「使い勝手」のよい方にしぼるのでもいいくらいです。
時間を無駄にせず「あなた」にあった方を選んで、ぜひこの機会に資産運用をスタートさせてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※記事内注釈
【三井住友カード(NL)】
【三井住友カード(CL)】
ポイント還元率について
- スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済で支払うことが条件です。
- iD、カードの差し込み、磁気取引は対象となりません。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
- 商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
- 一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
- 通常のポイントを含みます。
- ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
- Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
クレカ積立の付与率に関して
- 特典を受けるには一定の条件がございますので、三井住友カードのHPをご確認ください
発行スピードについて
- 即時発行ができない場合があります。
特典について
- 特典付与には条件・上限があります。詳細は三井住友カードのホームページをご確認ください。
【三井住友カード ゴールド(NL)】
年会費について
- 年間100万円のご利用で翌年以降の年会費永年無料
- 年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
クレカ積立の付与率に関して
- 特典を受けるには一定の条件がございますので、三井住友カードのHPをご確認ください。
【三井住友カード プラチナプリファード】
- 特典を受けるには一定の条件がございますので、三井住友カードのHPをご確認ください。
【セゾンカードインターナショナル】
【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード】
還元率に関して
- ご利用金額が年間合計30万円(税込)に達する引落月までが対象となります。
- 永久不滅ポイントは通常1,000円(税込)のご利用毎に1ポイント貯まります。
- 1ポイント5円相当のアイテムと交換の場合となります。
- 交換商品によっては、1ポイントの価値は5円未満になります。
【JCBカードW】
発行スピードについて
カードのお申し込みから最短5分程度(※1)で審査が完了し、すぐにMyJCBアプリでカード番号等の確認ができます。カードを受け取る前に、ネットショッピングや店頭で利用できます。(※2)
(※1)モバ即の入会条件は以下2点になります。
【1】 9:00AM~8:00PMでお申し込み。
【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
(※2 )モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。
還元率について
※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
楽天証券とSBI証券に関するよくある質問
- 楽天証券とSBI証券だったら、初心者はどちらがオススメですか?
-
初心者の方にどちらも太鼓判をもってオススメできます。ちがいは「何」を重視するかによります。
- 楽天証券からSBI証券に乗り換え(移管)できるの?
-
できます。楽天証券のホームページから手続きをすることで移管できますが、手数料もかかります。
- 楽天証券とSBI証券の手数料を比較するとどちらがお得?
-
どちらも国内株に関しては無料です。