【簡単引越し】つみたてNISAの口座変更！手数料で100万損するNG口座

「つみたてNISAを今の口座から、別の証券会社に変更したい！」

「口座変更のメリット・デメリットは？」

「変更する最も良いタイミングは何月？」

これらの悩みを解決する記事です。

資産を築くために始めたつみたてNISA、付き合う金融機関で将来使えるお金に差がつきます。

つみたてNISA口座を変更するかどうか迷っている方へ、具体的な手順やポイントが貯まるメリットなどを解説しています。

もしも、信託報酬を1%以上払っていたら、20年間で100万円以上も損してしまうかもしれません！

最初に重い腰を上げて口座変更すれば、あとはずっと安心してお得に資産運用できるようになりますよ。

損しているかも！口座変更をした方が良い人

つみたてNISA口座は「どこで開設するか」で将来の投資成績に大きな差が出ます。

銀行に勧められるままつみたてNISAを始めた人

銀行で担当者に勧められるまま投資商品を選んだ方は要注意です。

自分がどのような銘柄に投資しているのかを理解していないのは、長期投資で損する典型的なケースです。

勧められた商品の手数料（信託報酬）が0.2%を超えていたら、生涯をかけて高い手数料を支払う羽目になります。

	信託報酬 0.1%	信託報酬 1.0%
つみたて元本	720万円	720万円
信託報酬額 （手数料）	17万円	151万円
運用結果	1,458万円	1,324万円

少ない投資商品のなかから選んだ人

つみたてNISAは銀行や証券会社によって取り扱っている投資商品数が異なります。

銘柄数が少ないと、手数料の高い投資商品を選んでいる可能性があります。

ポイントがつかない買い方をしている人

大手ネット証券ではつみたてNISAのクレジットカード決済でポイントが貯まります。

銀行や証券会社では口座振替での買い付けが主流で、ポイントは貯まりません。

支払い方法を変えるだけで、毎年数千円から数万円のポイントをゲットできますよ。

口座変更3つのメリット

口座の変更で得られるメリットは次の3つです。

最初に変更するだけで、恩恵を受けれる期間が伸びるのでしっかりチェックしていきましょう。

手数料の安い投資商品に乗り換えられる

ネット証券に口座を変更すれば、手数料が低い商品を選び直せます。

同じ投資先でも、半分以下の手数料で投資できるケースがあるからです。

たとえば、アメリカの成績優秀な企業500社に連動する商品の手数料の差を比べてみましょう。

	投資商品	信託報酬	20年運用時 手数料※
ネット証券	eMAXIS SLIM米国株式（S&P500）	0.0968%	14万円
大手銀行	iFree S&P500インデックス	0.2475%	38万円

※年利7.0%で年間40万円を20年運用時の手数料

銀行で手数料の高い商品を運用し続けると、1か月タダ働きするほどの金額を支払うことになります。

ポイントサービスで得する

SBI証券や楽天証券、マネックス証券など大手ネット証券は、投資信託のクレジットカード決済でポイントが貯まります。

購入時だけでなく、投資信託を保有しているだけでもポイントが貯まるので、金額が大きくなるほどお得になります！

はじめに設定するだけで、年間数千円から数万円分のポイントを獲得できるのがメリットです。

引き落とし方法や金額の自由度が上がる

ネット証券はクレジットカード払いや電子マネーなど、さまざまな決済方法から選べる自由度があります。

さらに、月々の積立金額も100円単位で調整できるので、運用が厳しくなったときでも柔軟に対応できるのが魅力的です。

口座変更前にチェック！2つのデメリット

口座変更のデメリットは、2つあります。

金銭的なデメリットはありませんが、手間がかかるポイントを押さえておきましょう。

口座変更前に積み立てた資産は新口座に移管できない

口座変更前に積み立てた資産は、新しい口座に移せません。

2つの口座に分かれてしまうので、管理が複雑になるのがデメリットといえます。

資産は変更前の口座で引き続き非課税のまま運用しつづけられますので安心してくださいね。

手続きに1か月程度かかる

つみたてNISA口座を変更するにはWebだけでは完結せず、書類のやりとりが必要です。

金融機関と税務署の確認手続きがあるので、すべて終わるまで約1か月程度かかります。

また口座変更を申し込める期間が決まっており、今年の口座変更は9月末まで、2024年の口座変更は10月から手続きを始められます。

口座変更のタイミングは何月がいい？

今年、1回でもつみたてNISAを利用しているなら、本年は口座変更できません。

来年1月からすぐに新口座を始めるなら、10月1日をすぎてから早めの手続きがオススメです！

10月に手続きをしても、12月分までは変更前の金融機関で積み立てを継続できるので、非課税枠は無駄なく使い切れますよ。

つみたてNISAの口座を変更する手順5STEP

つみたてNISAの変更手順を簡単5ステップで解説します。

手数料の安い商品が多い！おすすめ証券会社3選

スムーズに口座変更の手続きを済ませるには、事前の準備が大切です。

変更先の口座が決まっているなら、まずは開設手続きからはじめておきましょう。

今回、手数料が安い商品を数多くラインナップしている証券会社を3社に厳選しました。

ポイントバックも手厚いお得な証券会社なので、口座変更先としてぜひご活用ください。

口座変更時の3つの注意点

つみたてNISAの口座変更には注意点が3つあります。

買い付けした年は口座変更できない

つみたてNISAでその年に1度でも買い付けすると口座変更はできません。

もし1度でも買い付けをしていた場合は、翌年から変更先の口座で運用を始められます。

翌年の口座変更手続きは10月から受け付けてもらえますので、変更先の証券会社で書類を用意しましょう。

口座変更は年に1回しかできない

つみたてNISAの口座変更は年に1回だけと決められています。

したがって、Ａ社からＢ社、そのごC社といったように3社を乗り換えすることはできません。

長期運用で資産を築く制度ですので、長年連れ添うパートナーをしっかり選びましょう。

資産管理が複雑になる

今まで投資した投資信託は変更前の口座から、新口座に移管できません。

そのため、資産管理が複雑になり、運用状況を確認するには2つの口座をチェックする手間が増えてしまいます。

家計簿アプリと証券口座を連携すれば、複数の口座残高をひとつのアプリで簡単に管理できますよ。

まとめ　ネット証券で賢くつみたてNISAを活用しよう

つみたてNISA口座の変更は一度重い腰を上げれば、あとは一生お得が続くコスパのいい選択です。

もしも、将来100万円以上の差がつくケースもありますので、一度あなたの運用状況を確認しておきましょう。

最後にこの記事のまとめです。

• 手数料の高い商品を銀行で購入している人は損している。
• 口座変更すると、手数料の安い投資信託が買えて、ポイントが貰える。
• 口座変更の準備は、まず変更先の口座開設。
• 商品が豊富で、ポイントバックが多い証券会社は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社。

窓口での相談は安心感がありますが、その安心料が高くつくことを忘れてはいけません。

この記事があなたの資産形成をよりよくするために役立てば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

つみたてNISAの口座変更に関するよくあるQ&A

つみたてNISAの口座変更方法は？

つみたてNISAを現在の口座から別の口座へ変更する方法は以下の5STEPです。

1.変更先の証券口座を開設する
2.現在運用中の金融機関で「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」を取得
3.変更先の証券会社で申込書を請求
4.変更先の証券会社に必要書類をまとめて返送
5.税務署での審査〜変更完了

>> つみたてNISAの口座を変更する手順5STEPを詳しくみる

金融機関を変更したらどうなる？

つみたてNISA口座を変更すると、今までつみたてNISA口座で積み立ててきた投資信託は、変更前の口座でそのまま非課税運用できます。

>> 口座乗り換え時の3つの注意点を詳しくみる

つみたてNISA口座の変更にデメリットはある？

今まで積み立ててきた分は、変更したつみたてNISA口座に移管できないので、2つの口座を管理しなければならないのがデメリットです。

書類でのやりとりなので、変更手続きに約1か月ほどかかります。

>> 口座変更前にチェック！2つのデメリットを詳しくみる

口座変更前に投資していた商品はいつまで非課税対象？

つみたてNISAの非課税期間は、口座変更の有無に関わらず20年と決められています。

例えば、2020年につみたてNISAを開始して2022年に口座を変更した場合、口座変更まえの分はすでに2年経過しており、残りの非課税期間は18年という計算になります。