「つみたてNISAは銀行と証券会社どちらで始めるべき?」
「手数料が銀行と証券会社で違うってホント?」
「安心して資産を預けられる1社を教えて!」
このような悩みを解決します。
つみたてNISAは銀行と証券会社で始められるので、どちらで始めるべきか迷いますよね。
投資歴9年の西山です。
結論、つみたてNISAは銀行ではなくネット証券で始めるのがおすすめ!
なぜなら取り扱い商品が多く、手数料の安い投資先が探しやすいからです!
この記事では銀行と証券会社のどちらが資産形成する上で有利かをを解説します。
銀行と証券会社を項目別に比較しながら解説するので、どちらを使うべきかが簡単に理解できますよ。
長い付き合いになるつみたてNISAだからこそ、資産運用のパートナー選びで失敗しないようにしましょう。
【結論】つみたてNISAは銀行よりネット証券がおすすめ
結論からいうと、つみたてNISAは銀行ではなく、ネット証券で始めるのがおすすめです。
その理由は、銀行よりもネット証券で選べる商品が豊富だからです。取り扱い商品が多い金融機関を選べば、それだけ手数料の低い投資先を探しやすくなりますよ。
具体的に見ると、ネット証券と大手の銀行で、10倍以上の取り扱い商品数の差があるわ。
証券会社名 | ||||||||
業種 | ネット証券 | ネット証券 | ネット証券 | ネット証券 | ネット証券 | 銀行 | 銀行 | 銀行 |
ポイント種類 | 楽天ポイント | Pontaポイント dポイント Vポイント JALマイル | マネックスポイント | 松井証券ポイント | Pontaポイント | Pontaポイント | なし | なし |
ポイント還元率 (買い付け時) | 0.5~1.0% | 0.5~5.0%※ | 1.1% | なし | 1% | 0.03% | なし | なし |
最低積み立て額 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 100円 | 1,000円 | 1,000円 | 1,000円 |
積立頻度 | 毎月/毎日 | 毎月/毎日/毎週 | 毎月/毎日 | 毎月/毎週/毎日 | 毎月 | 毎月 | 毎月 | 毎月 |
NISA つみたて投資枠 対象投資信託数 (2024年2月26日時点) | 221本 | 221本 | 218本 | 223本 | 219本 | 20本 | 15本 | 12本 |
特徴 | NISA口座数No.1 ポイントがザクザク貯まる! 楽天市場のお買い物のポイント還元率もアップ! | 国内株式個人取引シェアNo.1! 手数料の安さ、ポイント還元率、豊富な投信ラインナップ、初心者からプロにまで選ばれる証券口座! | 少額からの取引ができる「ワン株」で個別株も始めやすい | 創業100年を超える老舗証券会社! 投資初心者向けの動画コンテンツが豊富 | ポンタポイントが使いやすい! 投資信託の保有でPointゲット! 大口投資向き | 窓口で申し込みができる。 積立投資でポイントが貯まる数少ない銀行 | 窓口で申し込みができる。 直接相談で安心感がある。 | 窓口で申し込みができる。 直接相談で安心感がある。 |
公式サイト | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
※注釈
▼SBI証券のクレカ積立
【三井住友カード プラチナプリファード】
- 2024年9月10日(火)積立設定締切分(2024年10月1日(火)買付分)までのポイント付与。以降は対象カードごとのカードご利用金額などに応じたポイント付与率になります。
- 三井住友カードつみたて投資のご利用金額は、プラチナプリファードの新規入会&利用特典、継続特典の付与条件であるご利用金額の集計対象となりません。
ほかにも積立頻度の選択肢や、ポイントが貯まるお得さがネット証券にはあります。
しっかり見比べたうえで、あなたにあった金融機関を選ぶようにしましょう。
【比較】つみたてNISAは銀行と証券会社どっちが良いか
つみたてNISAが始められる銀行と証券会社の比較ポイントは次の5つです。
- 取扱商品の豊富さ
- 手数料の安さ
- 最低積立金額の低さ
- 積立頻度(タイミング)の柔軟さ
- ポイントが貯まる&使えるオトクさ
比較すればあなたにあった金融機関を選べるぞ!
順番に見ていこう!
取扱商品の豊富さ
ネット証券のほうが銀行よりも、つみたてNISAに対応する商品数が豊富です。
具体的な数で見ると、SBI証券が205銘柄、MUFGが20銘柄と10倍以上の取扱い銘柄の差があります。
あなたが幅広い選択肢から投資先を選びたいなら、ネット証券が良いと言えるわね!
手数料の安さ
ネット証券と銀行で選べる商品の手数料、いわゆる信託報酬で比べると、ネット証券の方が手数料の安い商品を選びやすいです。
なぜなら、たくさんある選択肢の中から、手数料の安い投資商品を選べるからです。
基本的にネット証券なら150本以上の投資商品があるので、あなたにあった手数料の安いものを選べます。
実際に信託報酬0.2%以下の商品の取り扱い数でみても、ネット証券の方が手数料の安い商品ラインナップが豊富です。
手数料はダイレクトにあなたの資産額に影響するわ。
手数料の安い商品を選ぶためにも、選択肢の多いネット証券を選ぶのが良いわよ!
最低積立金額の低さ
ネット証券の方が銀行よりも最低積立金額が低く、少額から柔軟に運用額を変えられます。
銀行よりもネット証券のほうが細かく積立金額を設定できるのです。
たとえば、楽天証券やSBI証券では100円以上1円単位であるのに対し、銀行だと1000円以上1000円単位になります。
少額からつみたて投資を始めたい投資初心者には、ネット証券の方が良いと言えるんだ!
積立頻度(タイミング)の柔軟さ
積立頻度の柔軟さの点でネット証券と銀行では違いがあります。
以下の表に代表的なネット証券と銀行のつみたてNISAの積立頻度をまとめました。
銀行だと毎月がベースになっていますが、多くのネット証券では毎月&毎日から積立頻度を決められます。
毎日貯金感覚で積立投資をしたい人には、ネット証券がおすすめだね!
ポイントが貯まる&使えるオトクさ
積立投資でポイントが貯まるかどうかでも、違いがあります。
具体的には積立投資でクレカ決済ができる金融機関ならポイントが貯まるのです。
そのほか各金融機関独自のポイント還元の仕組みを持っているところもあります。
たとえば楽天証券なら、クレカで積立投資をすると積立分へのポイントだけでなく、楽天市場でのお買い物のポイント倍率も上がる仕組みになっています。
クレカ決済によるポイントやお得な制度があるのはネット証券!
銀行の唯一のメリットは対面での安心感
銀行の唯一のメリットは、窓口で対面相談ができる安心感があることです。
ネット証券は電話やチャットでのサポートになるので、対面でのサービスは受けられません。相談しながらつみたてNISAを始めたい人には、銀行が良いといえるでしょう。
ただし、銀行では対人サービスにコストがかかる分、手数料の低い商品が少ないです。
手数料が高いと将来の資産額はガクッと減るデメリットがあります。今の安心感を取るか、将来の安心を取るかを選んで、金融機関を選びましょう。
また対面だと手数料が高い商品を勧められるケースもあるわ。
ネット証券にしても、銀行にしても、しっかりと知識をつけてつみたてNISAを始めるのが重要よ!
手数料で54万差!証券VS銀行の積立シミュレーション
具体的に証券会社と銀行だと、どのくらい差がでるの?
手数料に違いがあるといわれても、実際にどのくらいの金額的な違いになるのか実感しづらいですよね。
結論からいうと、30年後には54万円の差になると試算できたぞ!
SBI証券とMUFGのそれぞれで、つみたてNISAで積立投資をした場合のシミュレーションを以下の条件で行いました。
【積立条件】
積立額:月々30,000円
運用期間: 30年
年間リターン: 平均5%
【積立商品】
MUFG:つみたて先進国株式(信託報酬0.22%)
SBI証券:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(信託報酬:0.09889%)
積立投資のシミュレーション結果は以下のとおりです。
銀行 手数料(0.22%) | ネット証券 手数料(0.09889%) | |
---|---|---|
元本 | 1080万円 | 1080万円 |
運用収益 | 1318万円 | 1372万円 |
元利合計 | 2398万円 | 2452万円 |
差 | - | +54万円 |
ネット証券では30年後の資産額が2,452万円、銀行では2,398万円と54万円の差が出ていました。
30年間の運用した結果、たった約0.12%の手数料の差によって、54万円の大きな違いが生じるのがわかるんだ。
手数料の安い商品を選ぶのが大事だぞ!
新NISAで非課税期間が無期限になるから、長期投資の手数料は見逃せないね。
つみたてNISAでおすすめ証券口座3選
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詳しくはSBI証券キャンペーンの記事を要チェック!
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ポイント付与の条件にエントリーが必要なので、取りこぼさないように注意しましょう。
世界経済の中心であるアメリカに投資するならマネックス証券は外せません。
マネックス独自のポイントを発行しているので、クレカ積立の還元率が高いのが魅力です!
米国株に強いので、新NISAで個別株投資へとステップアップを考えている方に向いています!
【要注意】銀行だと新NISAで買える商品が少なくなる
銀行でNISAを始めると、2024年からはじまる新NISAの機能を最大限活用できません。
なぜなら、新NISAで積立投資と併用できるようになった成長投資枠で買える商品が、銀行だと投資信託だけに限定されてしまう可能性があるからです。
具体例を出すと、2023年8月1日にりそな銀行から発表された成長投資枠の対象はすべて投資信託でした。
ネット証券なら成長投資枠のなかで投資信託だけでなく、トヨタやキーエンス、KDDIといった国内の上場企業の個別株も購入できます。
個別株が買えれば、配当金や株主優待を狙った投資もできるよ。
ネット証券なら積立投資から個別株への投資へのステップアップも非課税でできるよ。
銀行から証券会社へNISA口座を切り替える方法
すでにつみたてNISAを銀行で始めてしまった・・。
すでに銀行でつみたてNISAを始めていても、銀行からネット証券に口座を切り替えられます。
つみたてNISAの変更手順を簡単5ステップで解説するわ。
はじめに変更先の証券口座を事前に開設します。
この時、NISA口座の開設はせずに特定口座のみ開設してください。
申し込みフォーム内でのNISA選択欄は「NISAへ申し込まない」を選択して別々で手続きを行えばOKです。
NISA口座は一人ひとつ決まっている。
すでに開設済みだと、税務署のチェックに引っかかるので注意が必要だよ!
現在使っている金融機関から「廃止通知書」を取得します。
金融機関によって違いがあるけど、およそ1週間〜2週間ほどで届くわよ。
大手ネット証券はWeb上で、銀行は窓口で請求できますよ。
三菱UFJ銀行での「廃止通知書」発行手順
近くの三菱UFJ銀行の実店舗にて金融機関変更の手続きを行います。店頭での手続き後、1~2週間で「勘定廃止通知書」が届きます。
【必要な持ち物】
・通帳またはキャッシュカード
・お届出印
・本人確認書類
・マイナンバー確認書類(すでに提出済の場合は不要)
ゆうちょ銀行から移管時の発行手順
実店舗にて、金融機関変更の手続きを行います。
【必要な持ち物】
・決済口座指定の総合口座通帳
・お届け印
・本人確認書類
- 勘定廃止通知書:つみたてNISAの口座だけを移管する際に発行する書類
- 非課税口座廃止通知書:すべての口座を廃止した際に発行される書類
廃止通知書には2種類あり、利用中の口座を継続利用するかどうかで、発行する通知書が変わります。
つみたてNISAの口座だけを変更する方が非課税枠を有効活用できるので「勘定廃止通知書」を発行するのがおすすめです。
今まで積み立てたぶんをそのまま非課税運用するなら「勘定廃止通知書」を選ぶんだ!
口座を変更したい証券会社のNISA申し込み書類を請求します。
変更先の金融機関に以下の必要書類をまとめて返送します。
- 「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」
- NISA口座開設届出書
- 本人確認書類(コピー)
ネット証券であっても「廃止通知書」の原本が必要なので郵送での手続きが必要よ。
時間に余裕を持って、口座の変更手続きをすすめてね。
税務署と変更先の金融機関で申請内容が審査されます。
問題なければNISA口座開設のお知らせが届き、口座変更が完了!
まとめ 手数料の安いネット証券でつみたてNISAをはじめよう
この記事ではつみたてNISAは証券会社と銀行のどちらで始めた方がよいのかを解説しました。
つみたてNISAが始められるネット証券と銀行の違いから、どちらで始めた方が良いかがわかったのではないでしょうか。
最後にこの記事の内容をまとめます。
- つみたてNISAは銀行よりネット証券がおすすめ
- ネット証券は選べる商品が豊富で手数料の低い投資先を探しやすい
- 銀行の唯一のメリットは対対面相談ができる安心感があること
- 手数料のわずかな差で、30年間後に57万円も差が生じる可能性
- すでに銀行でつみたてNISAを始めていても、ネット証券に切り替えられる
すでにつみたてNISAを銀行を始めているひとでも、ネット証券に切り替えられます。
将来で後悔しないためにも、最適な金融機関で積立投資を継続しましょう。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました。
NISAは銀行と証券会社どっちがいいかでよくあるQ&A
- NISAは銀行とネット証券会社のどちらがおすすめですか?
-
つみたてNISAは銀行ではなく、ネット証券で始めるのがおすすめです。その理由は、銀行よりもネット証券で選べる商品が豊富だからです。取り扱い商品が多い金融機関を選べば、それだけ手数料の低い投資先を探しやすくなりますよ。
- 銀行でNISAを開設するメリットは何ですか?
-
銀行の唯一のメリットは、窓口で対面相談ができる安心感があることです。ネット証券は電話やチャットでのサポートになるので、対面でのサービスは受けられません。
- ネット証券と銀行のどちらが投資初心者に向いていますか?
-
ネット証券のほうが投資初心者向きといえます。なぜなら、100円以上1円単位で投資額を決められて、少額投資ができるからです。