「引き落とし先はどこを選んだらいいの?」
「つみたてNISAでお得に引き落としする方法はあるの?」
「手軽につみたてNISAをする方法が知りたい!」
これらの悩みを解決する記事です。
ショート動画で記事の要点を解説!
金融知識と平均年収や金融資産平均保有額には相関関係があり、金融知識が高いほど保有資産額も多くなるといわれています。
「確かな知識」は、資産形成をする上で大切なポイントです。
SBI証券では引き落とし先をどこかにするだけで、同じ額を積み立てしても20年で7万円分の差がつきます。
1番お得な積み立て方は「クレカ決済」!
最初のひと手間でチャリンチャリン入るポイントを取りこぼすのはもったいないですよ!
SBI証券のつみたてNISAの引き落とし方法は3つ
引き落とし方法は大きくわけると3つあり、証券口座への入金、銀行引き落とし、クレジットカード決済です。
まずは3つの引き落とし先の全体像からみていきましょう。
証券口座への入金
証券口座への入金方法は6つあり、利用可能な金融機関や、買付余力への反映時間に違いがあります。
入金方法 | 金融機関 | オンライン | 手数料 | 買付余力への反映時間 |
---|---|---|---|---|
1.即時入金 | メガバンク& 主要なネット銀行 | 〇 | 無料 | 即時 |
2.リアルタイム入金 | 地方銀行など | 〇 | 無料 | 即時 |
3.銀行振込 | 全国の銀行 | × | 自己負担 | 最短1~2時間 |
4.振替入金 | ゆうちょ | 〇 | 無料 | 4~5日 |
5.SBIハイブリッド預金 | 住信SBIネット銀行 | 〇 | 無料 | 翌営業日 |
6.SBI新生コネクト | SBI新生銀行 | 〇 | 無料 | 21:00頃反映 (※自動つみたて時) |
証券口座への入金のメリットとデメリットは、以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
銀行口座とは別につみたてNISAのつみたて金を管理できるメリット | 証券口座に入金する手間がある証券口座の残高が足りないと積み立てできない |
銀行口座から自動引き落とし
「銀行引落サービス」による自動引き落としは、指定の銀行口座から毎月自動的に引き落としをします。
銀行口座から自動引き落としのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
証券口座への入金の手間がない 給料の口座と一緒に引き落とすと管理が楽 | 申し込み時に口座登録をする必要がある |
手数料は無料!一度設定しておけば、あとはすることないわ。
引き落とし日は毎月14日と27日から選べるよ。給料日にあわせて設定しておくと残高不足にはならないね。
クレジットカード決済
提携金融機関のクレジットカードで決済ができます。
積立額がカードで支払われ、カードの引き落とし日に銀行口座から引き落としされます。
クレジットカード決済のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
積立金額に応じてポイントが貯まる 証券口座への入金する必要がない お金の管理を一元化できる | クレジットカードの限度額や引き落とし日に残高不足を注意する必要がある 提携のクレジットカードでない場合はあらたに作る必要がある |
SBI証券での引き落とし先がわかったけど、何をどのような基準で選んだらいいのだろう?
資産の管理に合わせて入金方法を選ぼう
つみたてNISAは、毎月積み立てされるので、口座内に毎月「積立金額」を入金しておく必要があります。
残高不足になると積み立てができなくなってしまうからです。
口座からどのように引き落としするのか、また資産をどのように管理するかで入金方法を選びましょう。
毎月コツコツ自動引き落としならクレカか銀行引き落とし
毎月コツコツ自動引き落としするならば、クレジットカード決済か銀行引き落としがオススメです。
いったん設定をしてしまえば、その後は証券口座に入金する手間がなくなるからです。
クレジットカード決済の場合、クレジットカード登録をし、つみたて時に積立金額と設定日を決めさえすれば、毎月一回設定した日に自動で引き落とされます。
残高不足を気にして資金移動の手間をできるだけ省きたいなら、クレジットカード決済か銀行引き落としが楽になります。
できるだけ手間をかけたくない、でも確実に引き落として、積み立てをしていきたい人にむいているぞ!
資産運用と生活費と切り分けるなら一括入金
資産運用と生活費を分けて管理したいなら、口座が別になる証券口座への一括入金がオススメです。
資産運用と生活費の口座を別々にわけることで、生活費がどのぐらいかかっているのか、また資産がどれくらい貯まっているのかが把握しやすくなるからです。
ただし毎月残高不足にならないように、証券口座に入金しておく必要があります。
毎月のこまめに家計管理している人、またはあらかじめまとまった金額を入金しておくなど資金に余裕がある人に向いているわ。
【手間なし】つみたてNISAを毎月自動化できる引き落としの設定方法
つみたてNISAは、毎月つみたてていくものなので、少しでも手間を省けたらうれしいですね。
目標に向かって資産をコツコツ育てるためには、「自動」で積み立てる仕組み作りが大切です。
「自動化」できるものは賢く利用しましょう。
クレジットカードの自動引き落とし設定方法
クレジットカード決済を利用するには、SBI証券の公式HPからクレジットカードを登録する必要があります。
クレジットカードの設定方法は以下の通りです。
「①取引」→「②投資信託」→「③投信(積立買付)」→「④クレジットカード」の順にクリック
各種規約を確認し、規約内容の同意にチェックし、取引パスワードを入力します。
「カード会員認証」をクリックし、三井住友カード(Vpass)のページへ遷移し、画面にそって手続き。
つみたてNISAとの相性は◎。
自動でクレジットカード決済できて、ポイントもつくからお得だね。
たとえば三井住友カードでたまるVポイントは、1ポイント1円分として投資信託の買い付けにも使えるんだ。
銀行引き落とし設定方法
銀行引き落としサービスを利用するには、引き落とし先の金融機関とつみたて金額の設定をします。
銀行引き落としサービスを利用な金融機関例
一覧は、こちらで確認できます。
銀行引き落としの設定方法は以下の通りです。
「①口座管理」から、「②お客さま情報 設定・変更」→「③お取引関連・口座情報」→「④銀行引落サービス」の順にクリックし、銀行引落サービスの「お申し込み」ボタンをクリック
銀行引落サービスの内容を確認し、[規約等の同意画面へ」をクリック
銀行引落サービス約款を確認し、取引パスワードを入力
「(株) DGフィナンシャルテクノロジーのWEBサイトへ」をクリックし画面が遷移した後、引き落とし金融機関を設定
給料引き落とし口座と一緒にしておけば管理が楽になるわ。
【金利UP】提携銀行と組み合わせて効率的に資産形成
SBI証券との提携銀行「SBI新生銀行」と「住信SBIネット銀行」のサービスを使うと、銀行預金の金利があがるのがメリットです。
どちらもSBIグループの銀行だが、提携サービスの併用はできない。
通常金利と比べて金利が100倍になるSBI新生銀行のサービスから詳しくみていこう!
SBI新生コネクト(SBI新生銀行)
SBI新生コネクトは、SBI新生銀行の円普通預金口座とSBI証券の証券総合口座間で、自動で入出金をします。
(出典:SBI新生銀行公式)
口座連携するだけで会員プログラムがダイヤモンドステージとなり、円普通預金の金利が0.1%になるのは大きなメリットです。
またダイヤモンドステージの優遇サービスもうけられます。
100万預けた場合、金利0.001%では利子が10円(税引き前)のところ、金利0.1%になると1,000円(税引き前)の利子がつく計算です。
ただ、利子には20.315%の税金がかかるから1,000円の場合は、実質税引き後は797円になってしまうの。
SBI新生コネクトの申し込みはSBI証券を経由してとなります。
ただし後述するハイブリット預金を使っている場合は、SBI新生コネクトは利用できず、どちらかを選ばなくてはなりません。
SBIハイブリッド預金(住信SBIネット銀行)
住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金はSBI証券専用の口座です。
SBI銀行の代表口座から、SBIハイブリッド預金に振り替えることでSBI 証券口座の買付余力に自動的に反映されます。
つみたてNISAで利用する場合、定額自動振替サービスを利用すれば自動で積み立てられます。
(出典:SBI公式)
住信SBIネット銀行の金利が0.001%のところ、SBIハイブリッド預金にすると金利は0.01%と10倍になるのです。
SBI銀行は定期金利のキャンペーンを定期的に行っているよ。
SBI銀行で定期金利のキャンペーンを利用しつつも、定期預金以外の残りの資金はSBIハイブリッド預金に移しておくのもありだね。
【一括入金】証券口座への入金方法
一括入金の方法は4つあり、即時入金、リアルタイム入金、銀行振込、振替入金(ゆうちょ)です。
- 即時入金は主にメガバンクやネット銀行から入金したい人向け
- リアルタイム入金は、地方銀行の口座をもっている人向け
- 銀行振込はATMや窓口で入金したい人向け
- 振替入金はゆうちょ銀行をもっている人向け
即時入金は、提携金融機関(メガバンクやネット銀行)のネットバンキングの契約をし、ネット上から振込をする方法です。
リアルタイム入金は、提携金融機関(地方銀行)の口座振替登録をし、SBI証券のHPから振込指示をして入金します。
銀行振込は、SBI証券指定の三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行の3行から選び、「お客さま専用振込口座」を作り、窓口やATMなどから振り込みます。
ただし振込手数料は自己負担のため、毎月振り込む「つみたてNISA」利用では、おすすめしません。
窓口やATMで振り込む際に他行宛ては手数料が高くなるので、三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行の口座があるならキャッシュカードを使って振り込むといいぞ。
三井住友銀行でATMを利用する場合の手数料例
・キャッシュカードの場合
同行他支店110円、他行あて330円
・現金の場合
同行他支店440円、他行あて550円
(3万円以上の場合)
振替入金は、ゆうちょダイレクトの契約がなくても利用でき、本人名義のゆうちょ銀行口座からインターネット上でSBI証券の証券口座へ入金します。
「入金サービスに関する申込書(自動払込利用申込書)」を郵送し、申込から手続き完了まで約3~4週間ほどかかるんだ。
すぐ始められないのが難点だね。
それぞれの入金方法の詳細は、SBI公式で見てみるといいわ。
お得な引き落とし方法はクレカ引き落とし
引き落とし方法の中でも「お得度」の点では、クレジットカード決済をオススメします。
クレジットカードで引き落としすると積み立て金額に応じてポイントが付くからです。
たとえば30,000円の積み立てを10年間した場合、ポイント付与率1%ならば、36,000ptになる計算です。
20年積み立てをしたとすれば約7万円分のポイントがつくんだ。ゲットしたポイントでワンランクアップの旅行やコース料理も楽しむのもいいぞ。
他証券のクレカ引き落としの比較
クレカ積立はSBI証券以外の会社でも可能ですが、扱っている証券会社の数は限られてきます。
クレカ積立に対応している証券会社は以下のとおりです。
証券会社とクレジットカード名 | ポイント付与率 | クレカ積立上限額 | NISA つみたて投資枠 対応銘柄数 |
---|---|---|---|
(三井住友カード他) | 0.1%~5.0%※ | 10万円 | 221 |
(楽天カード) | 0.5%~1.0% | 15万円 (うち5万円は楽天キャッシュ決済) | 221 |
(セゾンカード) | 0.1%~1.0% | 10万円 | 51 |
(マネックスカード) | 1.0%~1.1% | 10万円 | 218 |
(auPayカード) | 1.0% | 10万円 | 219 |
(エポスカード) | 0.1%~0.5%※ | 10万円 | 4 |
(セゾンカード) | 0.1%~0.5%※ | 5万円 | 2 |
※注釈
▼SBI証券のクレカ積立
【三井住友カード プラチナプリファード】
- 2024年9月10日(火)積立設定締切分(2024年10月1日(火)買付分)までのポイント付与。以降は対象カードごとのカードご利用金額などに応じたポイント付与率になります。
- 三井住友カードつみたて投資のご利用金額は、プラチナプリファードの新規入会&利用特典、継続特典の付与条件であるご利用金額の集計対象となりません。
▼tumikiのクレカ積立
※積立年数による
▼セゾンポケットのクレカ積立
※積立額による
2018年にtsumiki証券と楽天証券、2019年にセゾンポケット、2021年からマネックス証券とSBI証券、2023年にauカブコム証券でクレカ積み立てができるようになりました。
クレカ決済サービスが始まって、認知度が広がってきたのは、実はここ数年なんだ。
たまったポイントでさらに積み立てていくと、さらにお得ね。
ポイントは税金が引かれないのも〇。
ポイント付与率、銘柄数、対応クレジットカード数からみてみると、SBI証券でのクレカ積み立てがオススメです。
これからクレジットカードやSBI証券で口座を作るならキャンペーンを活用
クレジットカードや証券口座を作るならキャンペーンを利用してさらにお得に資産運用をしましょう。
たとえばSBI証券の口座開設紹介プロブラムを使えばdポイントが最大15,000pt付与され、ポイント投資ご紹介プロブラムならTポイントがもらえます。
SBI証券の公式サイト以外でのキャンペーンが多く、またエントリーしないと特典がもらえないものもある。
申し込む前に情報をゲットしておかないと損をするぞ。
口座をつくるならSBI証券のキャンペーン情報や条件も、もれなくチェック! せっかくならお得にはじめた方がいいね。
クレカ決済の注意点
クレカ決済には注意すべき点もあります
- 利用できる証券会社とクレジットカードの組み合わせがある
- 積み立て上限額がある
- 積立日が月1回になり、頻度は選べない
SBI証券なら三井住友カード、楽天証券なら楽天カードといったように、クレカつみたてに対応している証券会社とクレジットカードには組み合わせがあります。
普段使いができるカードと組み合わせたほうが、ポイントの管理が楽になるわね!
注意点に関して詳しくは、つみたてNISAクレジットカードを参考にしてください。
新NISAで引き落としがどう変わる?
2024年から始まる新NISAでは年間の非課税枠が360万に増えるため、満額運用を予定している方は積立方法を今から検討しておきましょう。
なぜなら、SBI証券のクレカ積立の上限額は10万までだからです。
もし月10万を超えて積み立てるなら、クレジットカード決済と口座引き落としと組み合わせる必要があります。
楽天証券ならクレジットカード決済と楽天キャッシュで、あわせて15万円までキャッシュレスで積み立てられるぞ。
10万以上の積み立てをするならば楽天証券を検討しましょう。
楽天キャッシュとは
楽天キャッシュは、オンライン上の電子マネーで、楽天カードからチャージすることで、0.5%のポイント還元が受けられます。
チャージでのポイント還元とつみたて時のポイント還元で2重にお得になります。
まとめ お得でお手軽な引き落とし先で積み立てをしよう
SBI証券のつみたてNISAの引き落とし方法、どこから引き落とすのがお得で手軽かについて解説してきました。
最後にここまでのおさらいです。
- 資産をどのように管理するかで入金方法を選ぶ
- 「自動化」できる引き落とし方法にすると、手軽で資産運用が楽になる
- クレジットカード決済にするとお手軽だけでなく、ポイントもたまる
資産運用の自動化の仕組みは、最初が肝心です。
クレジットカード決済で「ポイ活」にすればお得で、ほったらかしで毎月ポイントが貯まりますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
よくある質問
- SBI証券のつみたてNISAでオススメの入金方法を教えてください。
-
クレジットカード決済がオススメです。積立金額に応じてポイントがつき、一度設定してしまえば手間がかかりません。
- SBI証券でつみたてNISAの引き落としする場合の手数料は?
-
原則無料のものが多いです。ただし銀行振り込みの場合は自己負担となります。
- 楽天証券からSBI証券へつみたてNISAを変更できますか?
-
口座変更をすることで、証券会社を変更できます。2024年から新しい証券口座で新NISAを始めたい場合は、手続きを2023年10月以降からする必要があります。
- 発注日(買付日)の時点で入金していないと、積み立てできませんか?
-
証券口座に入金されていないと積み立てできません。銀行引き落としサービスや即時反映されないものなどタイムラグがあるものには注意しましょう。