「まだ特定口座使ってる?」
「特定口座に資産があるんだけど、新NISAに移せるの?」
「売却して新NISAで買い直したいから、やり方教えて!」
これらの悩みを解決する記事です。
結論からいうと、特定口座の資産は、いったん売却しないと新NISAに移せません。
投資歴10年、特定口座とNISA口座の両方を使っています。
特定口座の資産を新NISAに移せないか迷いますよね。
新NISAの非課税枠があるなら、買い直しがおすすめです!
この記事では、あなたが運用している特定口座の資産を売却すべきかどうかの答えが見つかります。
運用をシンプルにしておけば、資産を取り崩す時も手間がかかりませんよ!
【移管できない】特定口座から新NISAへは一度売却が必要
特定口座の商品は新NISA口座へ移管できません。
移管とは
移管とは、証券会社が投資家の指示により投資家より預かっていた金融商品を返却せずに、他の証券会社や口座に預け替えすることです。
NISA口座で保有している金融商品は他の口座へ移管できません。
特定口座の金融商品はいったん売却し、新NISA口座で買い直しになります。
【私はどっち】特定口座の商品は売却すべきかどうか
移管できないなら特定口座の商品はやっぱり売ったほうがいいんだよね?
特定口座の資産を売却すべきかは、いま現在の運用額とこれから運用するキャッシュの量にもよるぞ!
次のような人は特定口座の資産を売却すべきです。
- 新NISAの年間非課税枠360万円を使い切らない人
- 特定口座の資産も長期運用で利用したい人
【売却すべき】新NISAの年間非課税枠360万円を使い切らない人
新NISAの年間非課税枠360万円に余裕がある人は、特定口座からの売却と新NISAでの買いなおしがおすすめです。
新NISAで改めて運用すれば、投資による利益を全て非課税にできますよ。
運用益が増えるほど税制面でお得になる非課税枠は、早く埋めてしまった方が投資効率的に合理的です。
特定口座の資産を売却して、新NISAで購入しなおすと、税金の負担を減らしつつ資産運用を続けられます。
【売却すべき】特定口座の資産も長期運用で利用したい人
特定口座の資産も長期で運用しようと考えているなら、新NISAで買い直すべきです。
新NISAで買い直し長期運用すれば、運用利益にかかる税金を抑えられ複利効果も最大化できます。
非課税なので長期運用で含み益が大きくなっても、利益はまるもうけです。
新NISAの年間非課税枠を超える資産がある人や生涯投資上限枠をうめる見通しがある人は特定口座の資産は売却せず、そのまま運用でいいぞ!
新NISAへの買い直しで33.5万円も節税できる!
新NISAへ買い直すと増えた資産は非課税になります。
たとえば、100万円の資産を年利5%で20年間運用した時の試算では、含み益は165.3万円です。
特定口座のまま運用すると、含み益に20.315%(税金33.5万円)が課税されるため、手残りは131.8万円になります。
新NISAに買い直して運用していると、含み益165.3万円がまるっとあなたのものです。
【いつでもOK】特定口座の商品を売却するタイミング
特定口座の商品を売却するタイミングはいつでもOKです。
基本的にいつ売却しても損はしません。
資産が減っている時に売ると損するんじゃないの?
次の図を見てくれ。特定口座で100万円の元本を運用していて、途中で新NISAに買い直した時を比較しているぞ。
税金がかかるか元本割れしているかで違うけど、最終的な含み益は同じで損はしてないね!
新NISAでは最新の優良商品に乗り換えのチャンス
特定口座から新NISAへ買い直す時は、最新の優良商品へ乗り換えのチャンスです。
なぜなら投資家を獲得するために、各種証券会社が手数料の安い商品を大幅に増やしているからです。
とくに、窓口や担当者にすすめられるままに商品を選んでいる方は、手数料を多く払っているケースがよくあります。
信託報酬の差は将来の運用益に大きな差を生むわ!
新NISAで買いなおす商品は、手数料をカットしたほうがお得よ!
新NISAでおすすめの証券口座3選
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【3STEP】特定口座から新NISA口座へ買い直し
特定口座から新NISAへの買い直しは3SEPで行います。
- 特定口座の商品を売却
- 新NISAで購入する商品を決定
- 新NISA口座で商品を購入
楽天証券を例にして解説するぞ。
- 楽天証券にログインし、①マイメニューから②投資信託を選択
- 売却したい商品③を選択
- 売却金額や口数④を入力
- 取引暗証番号を入力⑤し注文⑥を確定する
投資信託は売却してもすぐに換金されるわけではない。
金融商品を売却してから実際に口座にお金が振り込まれるまで少なくとも4営業日はかかるから注意してくれ。
次に新NISAで購入する商品を決めます。
買い直す金融商品によっては使える投資枠が違うから注意が必要ね。
優良な金融商品を買い直せば、資産が大きく増える可能性も上がるぞ。
次の記事でおすすめの投資信託を解説しているから参考にしてくれ!
最後に新NISA口座で商品を購入します。
つみたてNISAから積立投資を経験しているなら、成長投資枠で配当金をもらえる投資などにステップアップを目指してもいいぞ!
新NISA口座で買い直す時の注意点
新NISA口座で買い直す時は3つ注意点があります。
- 年間で投資できる上限がある
- 商品によって買い直す口座が変わる
- 金融機関が異なると手間がかかる
買い直す時に困らないように注意点をしっかり押さえておきましょう。
年間で投資できる上限がある
新NISAには年間で投資できる上限が決まっています。
特定口座の資産が360万円を上回る時は、商品を数年に分けて売却するなど工夫が必要です。
特定口座の商品が投資信託なら、定期売却と定期購入の併用で、資産の移動を自動化できるぞ。
商品によって買い直す口座が変わる
新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠では、購入できる商品が決まっています。
たとえば、特定口座で個別株に投資していたら買い直しで使うのは成長投資枠です。
金融機関を変更する時は、同じ商品に買い直しができないものもあるから注意が必要ね。
金融機関が異なると手間がかかる
特定口座は1人でいくつも口座開設できます。
しかし、新NISA口座は1人1つしか作れません。
いくつもの金融機関で特定口座の商品を売却する時は、売却した代金の移動など手間がかかります。
まとめ 特定口座の商品は新NISA口座で買い直す価値アリ!
特定口座の商品の売却は証券会社によって多少違いはありますが、難しい手順はありません。
特定口座の売却から新NISAでの買い直しの要点をもう一度おさらいします。
- 新NISAで買い直しには特定口座の資産をいったん売却
- 特定口座の資産はいつ売却してもOK
- 新NISA口座で買い直しは優良商品に見直すチャンス
- 特定口座の資産売却から新NISA口座への買い直しは3STEPとカンタン
- 新NISA口座で買い直す時、商品によって使う投資枠が違う
- 年間投資上限を考えた特定口座の資産売却が必要
新NISAの年間非課税枠360万円を使い切らないなら、買い直して運用するとムダな税金がかかりません。
特定口座に資産があるなら、金融商品の見直しをかねて新NISAへ買い直してみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
特定口座の商品を新NISAで買い直す時によくあるQ&A
- 特定口座の商品は新NISAで買い直すほうが良いですか?
-
すべての人が新NISAで買い直す必要はありません。
新NISA口座の投資枠を使い切れるかなど資金に応じた対応が必要です。
- 特定口座の資産が減っている時は売らないほうが良い?
-
特定口座の商品を売却するタイミングはいつでもOKです。
- 新NISA口座で特定口座の売却した商品を買い直す時に気をつけることは?
-
新NISAには年間で投資できる上限や商品によって使える投資枠が違うなど注意点があります。