「つみたてNISAから新NISAへの切り替え方法が知りたい!」
「新NISAへの切り替え時に必要な手続きが知りたい!」
「現行のNISAで運用している資金は引き継げるのかな?」
このような悩みを解決します。
つみたてNISAは2023年に制度が終了するので、2024年からは新NISAに切り替える必要があります。
新NISAの口座は現在NISA口座を持っている金融機関で自動的に開設される予定です。
特別な手続きをする必要はありませんよ。
この記事では、つみたてNISAから新NISAに切り替える手続き、切り替え前の準備について解説します。
大幅にパワーアップする新制度を最大限活用しないと、貰えるはずのポイントを取り損ねてもったいないですよ。
しっかり活用して、より多くの資金を築き上げましょう。
つみたてNISAから新NISAへの切り替え手続きは不要!
つみたてNISAから新NISAへの切り替えに、特別な手続きは不要です。
新NISAの口座は現在NISA口座を持っている金融機関で自動的に開設される予定だからです。
たとえば、楽天証券でつみたてNISA口座を持っている人は、新NISAの口座も楽天証券で開設されるんだ。
すでにつみたてNISAを始めている人は、面倒な手続きは一切無しで新NISAをはじめられます。
現行NISAから資産のロールオーバー(移管)はできない
つみたてNISAから新NISAへロールオーバー(移管)はできません。
新NISAは今まで投資してきたつみたてNISA口座とは、別管理になるからです。
具体的には2023年につみたてNISAで購入した資産は、2042年まで非課税で運用できます。
つみたてNISAの非課税枠は先に始めた人だけの特権!
新NISAがはじまっても、非課税期間が満了するまで運用するのがお得ですよ。
新NISAの変更点!切り替え前に押さえるポイント
新NISAには現行NISAからの大きな変更点が3つあります。
- NISA制度が一本化されて使いやすくなる
- 新NISAとつみたてNISAの非課税枠は別管理
- 新NISAとつみたてNISAは併用できない
変更点を理解して、最新の制度に乗り遅れないようにしっかり準備していきましょう。
【制度が統一】新NISAは現行NISAが一本化される
新NISAは現行NISAよりもパワーアップした制度です。
現行NISAに比べて、非課税期間や投資額が大幅に改良されました。
トータルの非課税枠が1,800万円になり、従来のつみたてNISAの800万円に比べても2倍超と大幅に増えていますよ。
これまで以上にNISAを使うか否かが、資産形成に影響してきますね。
新NISAとつみたてNISAの非課税枠は別管理
新NISAとつみたてNISAの非課税枠は、別枠管理になる点も抑えておきましょう。
現行のNISA制度を使って運用している分とは別に、新NISAで1,800万の非課税枠が使えるわけです。
たとえば、今までつみたてNISAで200万円分の非課税枠を受け取った人は、新NISAでさらに1,800万円の非課税枠が使えるんだ。
つみたてNISAを早く始めた人の方が、生涯の非課税枠は多く貰えます。
新NISAとつみたてNISAは併用できない
新NISAがはじまると、つみたてNISAは終了します。
制度の併用はできませんが、積立投資は新NISAで継続できるので、安心してくださいね。
また、今までつみたてNISAで購入した資産は非課税期間の20年が終了するまで運用を継続できます。
今までつみたてNISAで投資した分は期限がくるまで運用できるんだ。
急いで売却しなくても大丈夫だぞ!
【資産に差がつく】新NISAを最大限活用する3つの準備
新NISAを最大限使いこなすためにも、次の3つを準備しておきましょう。
- 現行NISAの非課税枠をゲットしておく
- 商品が多いネット証券を使う
- 少額投資ができる証券会社を使う
順番にチェックして、新NISAへの切り替えに備えましょう。
現行NISAの非課税枠をゲットしておく
現行NISAの非課税枠を使っておくのがオススメです。
なぜなら、現行NISAで非課税枠をゲットしておけば、生涯の非課税枠が増えるからです。
具体的には2023年につみたてNISAを始めた人は、なにもしない人よりも非課税枠を40万円多く手に入れられます。
たとえば2023年につみたてNISAで40万円投資して年利5%で運用すると、2042年には106万円になりますよ。
今年しかないチャンスなので、新NISAが始まる前につみたてNISAを活用しておかないともったいないぞ。
商品が多いネット証券を使う
ネット証券を使っているかどうかもチェックポイントです。
なぜなら、銀行だと積立投資枠で買える投資商品が少ないからです。
大手銀行はつみたてNISAで選べる銘柄が10銘柄前後の一方で、大手ネット証券は150〜180銘柄のなかから手数料の安い商品を購入できるんだね。
商品数が多いと、手数料が安い商品も多いです。
コストを抑えながらチャンスを掴むためにも、ネット証券を活用するのがオススメですよ。
少額投資ができる証券会社を使う
現在使っている金融機関が少額投資に対応している証券会社かを事前に確認しましょう。
その理由は、少額投資に対応していると成長投資枠を活用しやすいからです。
たとえば、日本株を1株から取引できれば、1万円以下の少額で始められるので、リスクを抑えて投資ができるわ。
なお、少額投資(単元未満株)に対応している証券会社でもっとも手数料が安いのは楽天証券です。
証券会社名 | 単元未満株 | 手数料 | 往復コスト (参考価格5千円) |
---|---|---|---|
・買付手数料無料 ・売却手数料約定代金の0.55%(最低55円) | 55円 | ||
・買付手数料無料 ・売却手数料約定代金の0.55%(最低52円) | 52円 | ||
(2023年春より) | ・買付手数料無料 ・売却手数料11円 ・スプレッド0.22% | 33円 |
新NISAで10万円の積み立てをするなら楽天証券がお得
新NISAのつみたて投資枠を最大限活用するなら楽天証券がオススメです。
楽天証券は業界で唯一、15万円のキャッシュレス決済に対応しているため、多くのポイントが貰えます。
証券会社 | クレカ積立上限額 | ポイント付与率 | 付与ポイント | つみたてNISA 取扱銘柄数 |
---|---|---|---|---|
10万円:楽天カード 5万円:楽天キャッシュ 合計15万円 | 0.5%~1.0%※ | 楽天ポイント | 221 | |
10万円:三井住友カード | 0.1%~5.0 %※ | Vポイント | 221 | |
10万円:マネックスカード | 1.0%~1.1%※ | マネックス ポイント | 218 | |
10万円:auPAYカード | 1.0% | Pontaポイント | 219 | |
10万円:エポスカード | 0.1%~0.5%※ | エポスポイント | 4 | |
5万円:セゾンカード/UCカード | 0.1%~0.5%※ | 永久不滅ポイント | 2 |
※注釈
▼楽天カードのクレカ積立
※カードランクによる
▼SBI証券のクレカ積立
【三井住友カード プラチナプリファード】
- 2024年9月10日(火)積立設定締切分(2024年10月1日(火)買付分)までのポイント付与。以降は対象カードごとのカードご利用金額などに応じたポイント付与率になります。
- 三井住友カードつみたて投資のご利用金額は、プラチナプリファードの新規入会&利用特典、継続特典の付与条件であるご利用金額の集計対象となりません。
▼マネックスカードのクレカ積立
※積立額による
▼tumikiのクレカ積立
※積立年数による
▼セゾンポケットのクレカ積立
※積立額による
たとえば、毎月10万円を20年間積み立てすれば、貰える楽天ポイントはなんと120,000ポイント。
ポイント計算式
楽天キャッシュ決済:50,000円 × 0.5% × 12か月 = 3,000円
クレカ決済:50,000円 × 0.5% × 12か月 = 3,000円
(3,000円+3,000円)× 20年=120,000円
私も楽天証券でつみたて投資をしています。
新NISAを最大限活用しながら、賢くポイントをゲットするなら楽天証券がもっとも優れていますよ。
NISA口座を管理する金融機関は変更できる
すでにつみたてNISA制度を利用している人でも、新NISAを運用する金融機関は変更できます。
ただ口座変更の手続きには1か月ほどかかるので、事前にしっかり準備して直前に焦らないようにしましょう。
新NISAがはじまる直前になると、手続きが込み合ってさらに時間がかかる可能性もあるので、早めに準備しておくのがポイントね。
つみたてNISAの口座を変更する手順5STEP
つみたてNISAの変更手順を簡単5ステップで解説します。
まず変更予定の証券口座を事前に開設してください。
この時NISA口座の開設は選択せず、特定口座のみを開設します。
申し込みフォーム内でのNISA選択欄で「NISAへ申し込まない」を選択すれば、NISA口座は開設されませんよ。
NISA口座は1人つき1口座と決まっています。
すでに開設済みの人が再度NISA口座を開こうとすると、税務署の審査に引っかかるので開設しないようにしましょう。
現在つみたてNISA口座を利用している金融機関から「廃止通知書」を取得します。
大手ネット証券はWeb上で、銀行は窓口で請求できますよ。
請求後、およそ1週間〜2週間ほどで届くわ。
楽天証券での「廃止通知書」発行手順
ログイン後「NISA・つみたてNISA」→「管理・手続き」または「口座開設・区分変更」をクリック。
NISA口座各種手続きの「金融機関変更手続き(楽天証券→他社)」の右側にある「他の金融機関へNISA口座を移す」部分から申し込みを行う。
ゆうちょ銀行から移管時の発行手順
実店舗にて、金融機関変更の手続きを行います。
【必要な持ち物】
・決済口座指定の総合口座通帳
・お届け印
・本人確認書類
変更先の証券会社のNISA申し込み書類を請求します。
変更先の金融機関に以下の必要書類をまとめて送付します。
- 「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」
- NISA口座開設届出書
- 本人確認書類(コピー)
「廃止通知書」は原本が必要なので、郵送での手続きが必須です。
時間に余裕を持って、口座の変更手続きをすすめてね。
税務署と変更先の金融機関で審査され、問題なければNISA口座開設のお知らせが届けば、口座変更が完了です!
新NISAにオススメの証券会社3選
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米国株に強いので、新NISAで個別株投資へとステップアップを考えている方に向いています!
まとめ 新NISAへの切り替えに備えよう
新NISAの口座は現在NISA口座を持っている金融機関で自動的に開設されるので、特別な手続きは不要です。
新NISAは現行制度から非課税枠も大幅に増え、投資戦略の幅も広がるので、しっかり準備して切り替えていきましょう。
最後に今回の記事の内容をおさらいします。
- 新NISA口座は現在NISA口座を持っている金融機関で自動的に開設される
- 新NISAは現行NISAに比べて、非課税期間や投資額がパワーアップした
- 非課税枠が別枠管理なので、2023年のうちに現行NISAの枠を使っておくとお得
- 証券口座はネット証券(SBI証券・楽天証券・マネックス証券)がオススメ
新NISAを使いこなせるか、事前にしっかり準備できるかが堅実に資産形成の分かれ道となります。
今のうちにしっかりと準備しておきましょう。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
つみたてNISAから新NISAへの切り替えでよくあるQ&A
- 新NISAへの切り替えで必要な手続きは?
-
つみたてNISAから新NISAへの切り替えでは、特別な手続きは不要です。新NISAの口座は現在NISA口座を持っている金融機関で自動的に開設される予定だからです。
- つみたてNISAから新NISAになるとどうなるの?
-
つみたてNISAから新NISAになると制度がパワーアップします。非課税期間や投資額が大幅に良くなりました。
- つみたてNISAと新NISAは併用できる?
-
新NISAとつみたてNISAは併用できません。新NISAがはじまると、つみたてNISAは終了します。ただし、いままでつみたてNISAで投資してきた資産は、引き続き非課税期間が終了するまで運用を継続できます。